長い雨の日がようやく過ぎて秋らしくなりましたね~。過ごしやすい気温ですが路面温度はまだ高めですから、バイクにはとっても良い季節です!寒くなって走れなくなる前にしっかりメンテナンスしてしっかり走りましょう!
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バイク館ブログ | 中古・新車バイクの販売・買取【バイク館SOX】今回はエンジンオイルについてです。オイルはなにしろ奥が深くって、それだけで本が一冊出来てしまうくらいですが、あんまり専門的なところよりも我々が普段バイクを維持する上でのお役立ちの方が大事です。
エンジンオイルの役割はある程度ご存じだと思います。代表的なのは「潤滑」。これが一番の仕事って言ってもイイくらい大事なトコですよね。エンジン内で動いている金属部品はエンジンオイル無しで動かしたらあっという間に摩耗・破損してダメになっちゃいます。そして「清浄」。エンジン内では混合気の爆発でカーボンやスラッジというものが生成されます。料理のコゲみたいなモノで、ある程度の許容範囲はありますが度を超すと味が悪くなったり掃除が大変だったりしますよね。ピストンやバルブ周りにカーボンが堆積すると圧縮が低くなったりしてパワーロスになります。クランクケース内にもシリンダーから吹き抜ける高温の燃焼ガスでスラッジなどが発生します。エンジンオイルはこれらの汚れを取り込んで エンジン内部をお掃除してくれます。加えて「防錆」。金属部品だらけのエンジン内部は当たり前ですがサビちゃダメですよね。代表的なのはこの「潤滑」「清浄」「防錆」です。これに加えて「冷却」と「密封」という仕事もこなしています。
上記の仕事をこなしているとオイルは内部に汚れを取りこんだり、分子が空気中の酸素と結びついて(酸化して)劣化していきます。そうするとだんだん仕事の出来が悪くなっていきます。疲れちゃうんですね。なので定期的に交換が必要になるわけです。疲れ切って倒れて仕事が出来なくなるとエンジンが不調になったり故障したりします。そうなる前に交換して常に一定量の仕事をこなしてもらわないといけません。
以前はオイルの交換サイクルって「3,000㎞」ごと、もしくは6ヶ月のどちらか早い方と言われてました。全然走ってなくても半年経ったら変えましょう、というのがメーカーの推奨でした。エンジンオイルも油です。てんぷら油やごま油も使わなくても古くなると酸化してダメになっていきますね。エンジンオイルもある程度時間が経ったら酸化するので劣化しているということです。でも最近はメーカー指定も「5,000㎞」ごととか「1万kmごと」や「年1回」と交換サイクルが昔よりも伸びています。様々な要因があるんですが、昔よりもエンジンオイルが進化していることと一時期から「環境問題」が重要視されるようになったあたりからですね。エンジンオイルは石油(原油)から精製されて各種の添加剤を加えた「鉱物油」と化学的に材料を反応させて作る「化学合成油」があります。両者をブレンドした「半化学合成油」ってのもありますね。
「鉱物油」のメリットはコストです。原油精製技術も進化していますから、鉱物油の性能も向上しています。でも一番は「安い」ってことがメリットです。通勤や通学だったり業務使用だったりした場合は維持費って大事ですよね。ある程度の性能を持ちながら安かったら助かりますよね。でも原油が材料ということは「天然もの」を材料にしているということなので、産油地によって原油の性質が違ってきたりします。添加剤を使用して原油性質のムラをなくす努力は必要です。そして精製上どうしても不純物が混じりやすかったり、分子構造も大きさなどにバラつきが出ます。
「100%化学合成油」は文字通り材料を化学反応させて作りますから、不純物は混じりません。そして分子構造は均一で分子同士のつながりも強く、狙った性能を作り出すことが可能です。(熱に強い、浸透性が高い、酸化しづらいなど)ただ開発を含めてコストがかかりますので、鉱物油よりも値段が高いです。とりあえず人数だけ集めた人材より、エキスパートスタッフの方が仕事が出来ますが、払う給料は高くないと来てくれないみたいなものです。
「半化学合成油」は鉱物油と化学合成油のイイとこ取りを狙ったオイルです。鉱物油より仕事が出来ますが、100%化学合成油よりはコストがかからないと。仕事と価格のバランスの良さを狙って作られます。
鉱物油が主流だった時代から「安いオイルをしょっちゅう換える」のがイイんだっていうまことしやかな都市伝説がありました。使用条件によってはアリかもしれませんが、安いオイルは「安い仕事」しか出来ません。自分のバイクにもとめる性能が「安い性能」ならイイと思いますけど、趣味・楽しみで走りを楽しむ方にはおススメしません。その逆も同様で、仕事で配達に使うカブにモチュール300V入れるのは、通勤にフェラーリ乗っていくようなものです。(フェラーリで通勤してる人もいるかもですが。。。)
それから四輪用のオイルはバイクに使用しないで下さい。同じ内燃機関であってもエンジンオイルが受け持つ役割が違います。四輪はエンジン本体やミッション、駆動系などをそれぞれ違うオイルで潤滑することが一般的です。対してバイクはエンジンオイルがエンジンの全てを受け持つことになります。(ハーレーや旧車など一部ミッション別体のバイクもありますけど)またエンジンの常用回転数も四輪よりはるかに高く、温度も高温になります。バイク用のオイルってすっごく高性能なものが求められるんです。ことオイルとタイヤに関していえば、バイク用に要求される性能は四輪用をはるかにしのぎます。
メーカー純正のオイルも鉱物油から100%化学合成油まで色々ありますが、メーカーはそのバイクを開発したときのオイルを交換指定しています。そのオイルを使用することでエンジンが不具合なく、性能を十全に発揮できることの経験値をメーカーは持っているということです。なのでオイル交換したいけどどんなオイルがイイのか分からないって方は自分の乗ってるバイクメーカー指定の純正オイルなら間違いありません。その指定オイルが「100%化学合成油」だったら「鉱物油」「半化学合成油」は入れないで下さい。そのバイクにメーカーが与えた性能が発揮できなくなりますし、エンジンの状態によっては不調・故障に繋がったりします。
今だと店頭では「5,000㎞までに1回」か最低でも「年1回」のサイクルでお話しすることが多いですかね。でもコレはエンジンオイル容量が1リッター以上入るバイクについてです。原付や原付二種のスクーターでは0.75リットルなど少量しか入らないバイクが多くなります。街乗りでストップ&ゴーが多くなり、始動してから割と短時間でエンジンOFFしたりを繰り返す原付クラスのオイルは、少量で意外にシビアな仕事を強いられます。またガソリンもオイルも量が多いほど保存に耐えますが、少量だと劣化が早い性質があります。このクラスだったら「3,000㎞か半年の早い方」で交換してもらいたいですね。
でも長く使っているとエンジンの状態も徐々に変化していきます。人間も10代20代のころと40代50代では体に色々と変化がありますよね。健康に過ごしていてもどこかにガタがくるもんです。(僕は痛感してますよ~)新車から5年10年くらいのエンジンと20年30年走ってきたエンジンは、内部の様々なところに変化があります。摩耗によるクリアランスの変化だったり、微小なひずみであったりと変化は避けられません。そうするとある程度の距離や時間が経過しているエンジンにはイイものを使ってあげたくなるのも人情です。僕自身も10代20代のころとはだいぶ食生活も変わりましたし。前述の内容を理解した上で、今自分のバイクが置かれた状況によってオイルを変えてみるのは否定しません。おなじ100%化学合成油なら〇〇のメーカー製を試そうとか、季節によって粘度を変えてみよう、なんてのはアリだと思います。有名どころのメーカー製ならオイルの質に不安はありません。

先日自分のバイクもオイル交換しました。40年前に新車だったバイクなので人間で言うとちゃんとおじいちゃんですね。アナログのオドメーターはとっくに1回転してます。いたわってあげないと心配ですね。僕はこの「YACCO」(ヤッコー)というメーカーのオイルを使ってます。もちろん100%化学合成油です。お値段はちょっと高い。。。でもこのオイルが非常にイイ仕事をしてくれます。長年MOTUL 300Vを愛用してましたけど今はYACCOです。宣伝をしていないメーカーなのでマニアックですがこの機会にご紹介します。宣伝費にかける費用は開発に充てるというメーカーですが、使用者の口コミやレースのリザルトなどが知名度の源泉です。元々オフロードをやってましてモトクロスやエンデューロの世界では結構有名です。もう1台のXR600Rというオフ車も90年モデルなのでコッチもおじいちゃんですが、今でも林道走ったりしてます。空冷600㏄が真夏で熱ダレせず、シフトタッチがすごく良かったので使いはじめました。終始安定した油温と高温になってもシフトチェンジが「スルッ」と入るこの感覚は今までで初めてでした。交換してすぐだけではなく、数千キロ走行しても変わらないこの感覚にホレてしまいました。有名店でも店頭で販売されていることはほぼありませんが、今はネット購入が可能です。自分のバイクもいたわってあげたい!という方におススメです。岐阜長良店で米倉に聞いてもらえれば購入サイトもご紹介できます。ちょっとお高いですけどね~。。。
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