2023年02月04日

バイク購入情報

バイク点検や車検の頻度や費用はどれくらい？

バイクに欠かすことのできない点検や車検。
実際どれくらいの頻度で点検を行うか、点検や車検の費用はどれくらいか、どこを点検するのか、疑問に思っている方も多いかと思います。
そこで今回は、バイク館で点検や車検を行う時のメニュー内容や料金、推奨頻度を解説していきます！

目次

1.バイクの点検とは
2.点検とオイル交換の推奨頻度
3.バイクの車検とは
4.バイク館の点検
5.バイク館の安心車検
6.バイクの点検・車検を行わないとどうなる？
7.しばらく乗っていなかったバイクのメンテナンスもバイク館で！

バイクの点検とは

バイクの点検には大きく分けて3つの種類があります。
それぞれバイクを安心して安全に乗るための点検となっています。
バイクを乗り始めたばかりの方だと、どうメンテナンスすればよいのかがわかりづらいかと思います。
そんな時は思い切ってショップに依頼をするのが最善かと思います。
特に日常点検と定期点検は重大な故障や不具合、事故につながる恐れがありますので、しっかりと受けるようにしましょう。

初回点検

初回点検は、新車購入から1ヵ月経過もしくは1000km走行が推奨されています。
初期不良の確認やドライブチェーンの初期伸びなどを行います。
また、新車のエンジンは走行1000kmほどまで鉄粉が出てオイルが汚れやすくなっています。
そのため、初回点検の際にオイル交換も行うことをおすすめします。

初回点検は新車時のみの点検ですので、新車を買わない方は点検受ける機会が無いかと思います。
ですが、新品のチェーン装着の際やタイヤ交換、ブレーキパッド交換の際も1000kmほど走行した際に一度確認することをおすすめします。

日常点検

日常点検は名前の通り、日常でバイクを乗る前に行う点検です。
バイクショップなどで行う必要はありませんが、

1.ガソリンが入っているか
2.オイルが汚れていないか
3.タイヤの溝は十分か、パンクはしていないか
4.灯火類は全て良好に点灯しているか
5.チェーンオイルは乾いていないか
6.ブレーキフルードやパッドは減っていないか
7.クラッチの動きは適切か
8.バッテリーが弱っていないか

このような項目を自身で点検できると、故障や不具合の早期発見に繋がり、安全に走行できます。
特にLED灯火類でひとつのレンズに複数電球が入っているタイプだと、ひとつでも点灯していない電球があった場合、車検不適合となり整備不良となってしまいますので、しっかりと確認しましょう。

バイクに乗り始めたばかりの方は、わからない部分が多いかと思いますが、バイクショップに日常点検方法や各部の見方などを教えてもらうと、今後のバイクライフが豊かになります。

定期点検

定期点検は、法令で定められた法定点検となっており、12か月ごとに受ける必要があります。
1年点検や12か月点検と呼ばれ、車検のある251cc以上のバイクはもちろん、車検の無い250ccまでのバイクではより重要な点検となっています。
1年に一度バイクをしっかり点検することで、愛車に長く安全に乗ることができます。
他の点検とは違い、外部のみならず部品を外して点検を行います。
外観からはわからない消耗品の摩耗に気付くことができるので、必ず行うようにしましょう。

点検とオイル交換の推奨頻度

点検には行うべき頻度があります。
初回点検は新車購入から1ヵ月経過または1000km走行となっています。
定期点検は1年に一度となっており、購入月が望ましいです。
日常点検はバイクの乗る前に必ず行いましょう。

オイル交換の推奨時期は、半年もしくは3000km走行が推奨交換時期となっています。
新車購入時は翌月の初回点検の際に一度行いましょう。

バイクの車検とは

バイクにも車と同じように車検があります。
ただ全てのバイクが対象ではなく、車検証の排気量欄が251cc以上のバイクのみ車検があります。
251cc以上のバイクを小型二輪と呼び、新車購入後3年、その後は2年毎に車検を受ける必要があります。
車検時にももちろん点検を行い、車検不適合部分は修理もしくは交換する必要があります。

車検切れの状態で公道を走行した場合は、一発免停処分など重い罰則を受けることとなります。
車検切れバイクは、車両の安全が約束されていない車両となります。
自身のみならず、他人を危険にさらしてしまう行為ですので、車検切れには絶対に注意しましょう。

バイク館の点検

バイク館では、「初回点検」、「12か月点検」、「電子故障診断」、そしてバイク館オリジナルのメンテナンスパックご加入者限定の「6か月点検」をご用意しています。
しばらく乗っていなかったバイクや車検切れバイクもご対応していますので、お気軽にお近くの店舗までお問い合わせください。

初回点検の内容

初回点検の主な内容
エンジン	・かかり具合
	・吹け具合
	・加速の状況など
作動の確認	・ブレーキ
	・ライトなど灯火類	オイル交換	ドライブチェーン調整	各部増し締め
	・サスペンションなど	オイル交換	ドライブチェーン調整	各部増し締め
漏れの確認	・エンジンオイル	新車のエンジンは鉄粉などが出やすいので、初回点検時の交換をおすすめしています。オイルフィルターも同時に交換をおすすめしています。	初期伸びといって新品のドライブチェーンは伸びやすいので、走行1000km頃が最初の調整時期となります。	主要箇所を中心に各部取付ボルトの締め付け確認を行うことで緩みにくくなります。
	・ブレーキオイル
	・冷却水など

12か月点検の内容

12か月点検の主な内容
エンジン点検	動力伝達装置点検	ブレーキ点検	足回り点検
・点火装置	・クラッチ	・ブレーキペダル及びブレーキレバー	・ホイール
スパークプラグ	クラッチレバーの遊び	遊び	タイヤの空気圧
点火時期	クラッチの作用	ブレーキのきき具合	タイヤの摩耗、損傷
・本体	・トランスミッション	・ロッド及びケーブル類	タイヤの溝の深さ異常な摩耗
エンジンのかかり具合、異音	オイルの漏れ、量	緩み、がた、損傷	ホイールのボルトナットの緩み
減速、加速の状態	・プロペラシャフト及びドライブシャフト	・ホース及びパイプ	フロントホイールベアリングのがた
排気ガスの状態	連結部の緩み	漏れ、損傷、取付状態	リアホイールベアリングのがた
エアクリーナエレメントの汚れ、詰まり	スプライン部のがた	・リザーバタンク	・サスペンションアーム
・潤滑装置	ユニバーサルジョイント部のがた	ブレーキ液の量	連結部のがたアームの損傷
エンジンオイルの漏れ	・チェーン及びスプロケット	・マスタシリンダ及びディスクキャリパー	・ショックアブソーバー
エンジンオイルの汚れ、量	チェーンの緩み	機能、摩耗、損傷	損傷、オイル漏れ
・燃料装置	スプロケットの取り付け状態、摩耗	・ブレーキドラム及びブレーキシュー	電気・保安装置点検
燃料漏れ	ステアリング装置点検	ドラムとライニングのすき間	・バッテリー
キャブレターのリンク機構の状態	・ハンドル	シューの躍動部分ライニングの摩耗	液の量
スロットルバルブチョークバルブの作動	操作具合	ドラムの摩耗、損傷	液の比重
・冷却装置	・フロントフォーク	・ブレーキディスク及びパッド	ターミナル部の緩み損傷
冷却水の量	ステアリングステムの取付状態	ディスクとパッドのすき間	・電気配線
冷却水の漏れ	ステアリング　ステムの軸受け部のがた	パッドの摩耗	接続部の緩み損傷
・エキゾーストパイプ及びマフラー		ディスクの摩耗、損傷	・スイッチ類
取り付けの緩み、損傷			灯火装置方向指示器の作用
マフラーの機能			ホーン、ハンドルロック装置の作用
			計器の作用
			・その他
			フレームの緩み、損傷
			シャシ各部の給油脂状態

12か月点検の詳細

【エンジン点検】スパークプラグの点検	【エンジン点検】エアクリーナーエレメントの汚れ詰まりの点検	【エンジン点検】エンジンオイル漏れの点検	【エンジン点検】エンジンオイルの汚れ量の点検

【エンジン点検】冷却水量の点検	【エンジン点検】冷却水漏れの点検	【エンジン点検】エキゾーストマフラー取り付けの緩み損傷の点検	【エンジン点検】エキゾーストマフラーの音量

【動力伝達装置】チェーンの緩みの点検	【ステアリング装置点検】ステアリングステムの軸受け部のがた点検	【ブレーキ点検】パッドの摩耗	【ブレーキ点検】ブレーキ液の量

【足回り点検】タイヤの空気圧	【足回り点検】タイヤの溝の深さ異常な摩耗	【足回り点検】リアホイールベアリングのがた	【足回り点検】損傷・オイル漏れ

【電気・保安装置点検】バッテリーの充電	【電気・保安装置点検】バッテリーの電圧	【その他点検】シャシの各部給油	【その他点検】各部増し締め

電子故障診断の対応事例・料金表

電子故障診断対応事例
スズキ/アドレスV125	【不具合状況】……エンジン始動不良、およびアイドル不良
スズキ/アドレスV125	【故障診断機による故障箇所分析】……シリンダ温度センサーの故障
故障コード点検	【不具合状況】……エンジン吹け上り不良、タコメーター作動不良
故障コード点検	【故障診断機による故障箇所分析】……ＥＣＵの不良
スズキ/C109R	【不具合状況】……片肺、フロントバンクシリンダーの不爆
スズキ/C109R	【故障診断機による故障箇所分析】……インジェクターカプラーの断線

電子故障診断基本料金表 (1回/税込)
国内産モデル	2,200円	外国産モデル	5,500円

※診断作業は車種によって異なりますが、10分～30分ほどの作業になります。
※その後の不具合修理などは、内容次第でお預かり作業となる可能性がございます。

安心6か月点検の内容

安心6ヵ月点検の点検項目一覧
・エンジンのかかり具合音	・エンジンオイルの漏れ	・冷却水の量・漏れ	・燃料の漏れ
・ドライブチェーンの緩み・調整	・ブレーキレバーペダルの遊び効き具合	・クラッチレバーの遊び	・ブレーキパッドの摩耗
・ブレーキ・クラッチオイルの量・漏れ	・タイヤの空気圧

※安心6か月点検はバイク館のメンテナンスパック『Bikeep』のご加入者様専用のメニューとなります。
※安心6か月点検の単体でのお申込みはお受けできません。

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Bikeep紹介ブログ

点検料金表

点検料金表
初回点検	無料	12か月点検50cc~125cc	11,000円
12か月点検126cc~250cc	13,200円	12か月点検400cc~	19,800円
12か月点検126cc~250cc	14,300円	12か月点検400cc~	20,900円
フルカウル・スクーター	14,300円	フルカウル・スクーター	20,900円
12か月点検251cc~400cc	15,400円	12か月点検400cc~（外車全般）	30,800円
12か月点検251cc~400cc	16,500円	12か月点検400cc~（外車全般）	31,900円
フルカウル・スクーター	16,500円	フルカウル・スクーター	31,900円

※オイル交換などの各種部品交換も同時に承りますが、部品代及び工賃は別料金となります。
※作業時間は車種よって異なりますので、お問い合わせください。

バイク館の安心車検

バイク館安心車検の作業内容は

定期点検（2年）
エンジンオイル交換
ブレーキフルード交換
ブレーキキャリパー清掃
ドライブチェーン調整・清掃・給油

となっています。
※その他、お客様のご要望により発生する部品代、追加整備は別料金となります。
※検査不適合部分交換の部品代、工賃は別料金となります。
※部品、油脂代金は別途ご請求となります。

バイク館の車検に必要なものは

①車検証
②自賠責保険証書
③納税証明書
④印鑑（認印）

となります。
2023年からの電子車検証への切り替え後は必要なものが変更となる場合がございます。

バイク館の安心車検の点検内容

安心車検の主な内容

ステムベアリング点検軸受部にガタがないかチェック	ドライブチェーン点検に伴う調整清掃および給油	ブレーキパッド残量点検	バッテリー点検テスターを用いて電圧チェック

フロントフォークオイル漏れ点検	スパークプラグ点検汚れ、摩耗具合チェック（白金プラグは除く）	冷却水ホース漏れ点検ホース亀裂ラジエター損傷チェック	ブレーキフルード点検量、汚れのチェック

冷却水点検	マフラー音量点検	各部締め付け点検	灯火類点検灯火類の作動チェック

エアクリーナーエレメント点検汚れ、詰まり損傷などチェック	エンジンオイル点検汚れ、量のチェック	タイヤ残量点検	ホイールベアリング点検ベアリングのガタをチェック

可動部点検可動部の作動給油状態のチェック	タイヤ空気圧点検エア漏れ異物のチェック	マフラー取付の点検	ハンドル操作の点検

バイク館の安心車検をおすすめする理由

1.リーズナブルな料金体系

業界水準と比較しても割安で、わかりやすい料金体系としております。
全62項目の車検点検を実施して、リーズナブルな価格設定となっています。

2.ニーズに合ったオプションプラン

基本整備項目にプラスして、車両状態やお客様のご要望に応じてオプションプランを自由に選択できます。

3.安心の長期保証

バイク館の安心車検は6か月または5000kmの長期保証付きとなっております。
万が一のトラブルにも柔軟に対応致します。

4.全国に国土交通省認証の整備工場を完備

バイク館全63店舗（2023年2月1日時点）は全て認証工場を完備しており、国家資格を有する整備士がいます。
バイクの長く安心して乗っていただくために、最善のご提案を続けて参ります。

車検料金表
内容	国内4メーカー		海外メーカー
基本車検代金	43,800円(税込)		53,800円(税込)
法定費用
	自賠責保険料	8,910円	自賠責保険料	8,910円
	検査印紙	1,800円	検査印紙	1,800円
	重量税※	3,800円	重量税※	3,800円
	法定費用合計：14,870円(税込)		法定費用合計：14,870円(税込)
車検総額(基本車検代金＋法定費用)	58,670円(税込)：		68,670円(税込)

※重量税は、初年度登録より13年経過の車両は4,600円、18年経過の車両は5,000となります。
※検査印紙代は2023年1月～の金額となります。

バイクの点検・車検を行わないとどうなる？

バイクにとって必要不可欠な点検と車検は、法律で受けることが義務付けられています。
1年に一度の12か月点検は、道路運送車両法にて使用者の義務とされています。
点検を受けなくても罰則はなく、自己管理となっています。
ただ、点検を怠った場合、不具合や故障に気付きずらく重大な事故や故障に繋がる恐れがあります。

車検は251cc以上のバイクで義務付けられています。
車検は2年おきに必ず受けなければいけません。
車検を受けずに公道を走行した場合は、免停処分などの行政処分や罰金・懲役などの刑事処分が科せられます。
また、自賠責保険も車検と同時に更新するのが一般的の為、自賠責切れでの走行も車検切れ同様に思い処罰が科せられます。

久しぶりに愛車に乗ろうと考えている方は、一度バイク館にご相談ください！