原付バイクを所有した際には定期的に点検しよう!3つの点検を詳しく解説

原付バイクを所有した際には定期的に点検しよう!3つの点検を詳しく解説

メンテナンス

2024/01/28

全メーカー対象
50cc
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50ccの原付バイクは車体価格や維持費が安く、はじめてのバイクやセカンドバイクとして購入する方も多いでしょう。しかし、原付バイクには法定点検の義務がないため、ついメンテナンスをおろそかにしてしまう人も少なくないようです。しかし、いつまでも安全に愛車に乗るためにはメンテナンスや定期的な点検は欠かせません。そこで、原付バイクを所有した際に行いたい「3つの点検」について解説します。

原付バイクに法定点検の義務がない理由

原付バイクには法定点検の義務がありません。その理由を解説します。

排気量250ccを超える小型二輪には2年に1度、車検の義務があります。125cc超250cc未満の軽二輪には車検の義務はありませんが、法定点検が義務付けられています。しかし、原付バイクにはそれらの義務がありません。一体どうして点検の義務がないのでしょうか。その理由は道路運送車両法にありました。

法律で原付は対象外とされている

道路運送車両法第四十八条(定期点検整備)は、自動車の所有者は1年に1度、点検を受けなければならないと定めています。いわゆる「法定点検」です。

しかし、道路運送車両法第二条(定義)では、「自動車」とは、原動機により陸上を移動させることを目的として製作した用具で軌条若しくは架線を用いないもの又はこれにより牽引して陸上を移動させることを目的として製作した用具であって、次項に規定する原動機付自転車以外のものをいう。」とあります。つまり、原動機付自転車である原付バイクは法定点検の対象から除外されているのです。

法定点検と車検の違いとは?

バイクの検査には主に法定点検と車検があります。この2つはまったく別のものです。

法定点検は、道路運送車両法第四十八条(定期点検整備)によって1年に1度点検を受けることが義務付けられています。その目的はバイクの故障を未然に防ぐもので、不具合や消耗品の状態を確認することで、安全に公道を走れるようにするものです。

車検は道路運送車両法第四十条(自動車の構造)で定められていて、公道を走るための検査となっています。

原付バイクを所有したときに受けておきたい点検とは?

法定義務がなくても、安全に原付バイクを乗るためにはしっかりと点検を受けましょう。

バイクを安全に乗り続けるためには定期的な点検やメンテナンスが必要です。しかし、原付バイクには法定点検がないため、つい乗りっぱなしにしてしまうこともあるでしょう。そのため、原付バイクはオーナーが自分から点検を受ける意識を持つことが重要です。

ここでは原付バイクを所有したときに受けておきたい3つの点検を紹介します。

初回点検

新車の原付バイクを購入してから1か月、もしくは1,000キロメートル走行した時点のどちらか早いほうに達したときに行うのが初回点検です。新車は、メーカーから出荷されたときやバイクショップでの納車整備など、納車までに点検や整備が行われています。しかし中には発見できなかった不具合が発生することもあります。また、1か月や1,000キロメートル走ることでボルトなどの初期緩みが発生することも珍しくありません。

初期点検では、それらの不具合を点検し、必要に応じて修理やパーツ交換などを行います。

日常点検

日常点検は法律で定められた点検で、原付バイクにも適用されています。日常点検はバイクに乗る前に、ユーザー自身が日常的に行うもので、項目は以下の10項目です。

・ブレーキの利き具合、ブレーキレバーとペダルの遊び
・ブレーキフルード(液)の量
・エンジンオイルの量
・冷却水の量
・灯火類とウインカーの確認
・タイヤの空気圧、溝の深さ、亀裂や損傷の確認
・バッテリー液の量、およびエンジンのかかり具合と異音の有無
・低速と加速の状態
・運行してみて、異常が認められた箇所の確認
・チェーンの緩みやたるみ、はり過ぎなど

上記のうち、チェーンの点検以外は法律で規定されていて、チェーンはメーカーが指定する項目です。

定期点検

日常点検が常日頃行う簡単な点検なのに対し、定期点検は一定間隔ごとに行う点検で、少し大がかりとなっています。定期点検も法律で義務付けられているので、原付バイクでもしっかり行いましょう。

項目は、日常点検の10項目以外にクラッチホースやブレーキホースなどのゴムパーツ、ブレーキパッドやクラッチ板といった摩耗パーツなど、多岐にわたります。自分で行っても構いませんが、自信のない方はバイクショップに依頼することをおすすめします。

原付バイクを所有したときはオイル類の点検をしておこう

原付バイクを所有したら、特にエンジンオイルの点検は重視しましょう。交換の目安なども紹介します

原付バイクに限らず、バイクにとって最も重要なメンテナンスポイントのひとつが、エンジンオイルです。では、どうしてバイクにとってエンジンオイルが重要なのでしょうか。ここではその理由を解説すると共に、交換時期の目安や頻度、オイル交換時に併せて交換したいパーツや点検項目などを紹介します。

エンジンオイルの点検が必要な理由

原付バイクのエンジンは、たくさんの金属パーツが高温の中で激しく動いていて、それぞれのパーツが摺動(しゅうどう)しています。それらのパーツが焼き付くことなくスムーズに動くように潤滑や冷却、ゴミの除去などを担っているのがエンジンオイルなのです。

もしもエンジンオイルが入っていなかったり、汚れて劣化していたりすると、エンジンの不具合や故障につながります。そのため、定期的な点検と交換が必要です。

エンジンオイルの交換の目安

原付バイクのエンジンオイルの交換は、3か月〜半年程度で行うのが理想です。3か月を待たずに走行距離が3,000キロメートル〜5,000キロメートルに達した場合も交換するのがよいでしょう。

また新車であれば、初回1,000キロメートルほどで一度交換することをおすすめします。新車時はまだエンジン内の金属パーツの「アタリ」が出ていないため、金属粉が出やすいのがその理由です。

交換時期は目安で、乗り方などによってオイルの状態は異なります。点検でオイルが汚れていると感じたら、早めに交換しましょう。

エンジンオイルと同時に点検が必要なパーツ

エンジンオイル交換2回に1度はオイルフィルターも交換しましょう。オイルフィルターはエンジン内のゴミや金属粉を除去するパーツですが、汚れ過ぎると目詰まりを起こします。そうするとフィルターの役目を果たせず、エンジン内のゴミが取り除かれません。最悪の場合、エンジン内を傷つけることにもなってしまいます。

他に、ドレンボルトのワッシャーは使い捨てですので、オイル交換ごとに新品に交換しましょう。また、自分で交換する場合は廃油入れやオイルジョッキなどの用意も必要です。

原付バイクの点検ならバイク館にお任せ!

原付バイクの点検を依頼するなら、豊富なプランを備えるバイク館がおすすめです。

日常点検ならオーナーが自分でできるでしょう。しかし、いつまでも愛車を調子良く保つためには、定期的にプロによる点検やメンテナンスも受けたいものです。そこで、原付バイクの点検はバイク館にお任せしましょう。

ユーザーにとって魅力的なメンテナンスプランや納得の作業など、バイク館をおすすめする理由を紹介します。

定期点検と保守作業を組み合わせたメンテナンスを用意

バイク館では定期点検とオイル交換などの基本メンテナンスを特別料金でパックした「Bikeep(バイキープ)」を提供しています。全国のバイク館で利用可能で、もちろん作業は国家資格整備士によるものなので安心です。バイク館で購入していなくても加入できるのもうれしいポイントと言えるでしょう。

メニューにキーパーコーティング施工を追加した「Bikeep plus(バイキーププラス)」も好評です。

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12か月点検で原付バイクの状況をチェック

バイク館の点検は、国家資格を有する整備士によるものです。目視だけでなく、たとえばブレーキパッドやエアクリーナーエレメントなど、外部から確認できない部品は車体から取り外して点検しています。また、バッテリー電圧やマフラーの音量などは、テスターを用いて実施するので安心です。

もちろん消耗品などのチェックも行い、必要であれば修理や交換も同時に行います。

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まとめ

バイク館で定期的に点検を受けて、安全で楽しい原付バイクライフを送りましょう。

原付バイクは車検や罰則つきの点検義務はありません。しかし、原付バイクはライダーを乗せて時速30キロメートルで走ります。不具合があれば、転倒や事故によって大きな怪我を負ってしまうかもしれません。そうならないように、定期的な点検を欠かさないようにしましょう。

バイク館では「Bikeep(バイキープ)」をはじめ、ユーザーフレンドリーなメンテナンスメニューを取りそろえています。公式Webサイトに詳しい内容を記載しているので、ぜひ一度、アクセスしてみてください。

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