大型バイクの購入を検討しているけど、種類が多いので、どれを選べばいいか迷っていませんか?購入にあたっては自分の目的や好みのタイプ、体格に合ったバイクをしっかり考慮することが重要です。 さらに、この記事では人気のおすすめ車種10選をネイキッド、アメリカン、スポーツ、アドベンチャー、ストリートのタイプ別に紹介!大型バイクを安く購入するコツや維持費についても詳しく解説するので、ぜひ参考にして理想の一台を見つけてください。
大型バイクと一口に言っても、さまざまなジャンルやモデルがあります。また、排気量も500ccほどのモデルから2000ccに近いものまでと幅広く、それに伴い車格も異なります。
そのため、初めて大型バイクの購入を検討している方の中には、何を基準に選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは大型バイクを選ぶ際のおすすめの目安となる基準を紹介します。
バイクに乗る目的は人それぞれ異なります。自分がどういった目的でバイクに乗るのかを、まずは明確にしてみましょう。
例えばツーリングで近場をメインに走るのなら、取り回しが軽くて軽快なネイキッドなどがおすすめです。1泊以上のロングツーリングによく行くのであれば、積載量が多いアドベンチャーツアラーのようなタイプが良いでしょう。
他にも、スポーツ走行を楽しみたいならスーパースポーツ、通勤などで毎日乗る場合は燃費の良いモデルなど、目的によって最適なバイクは変わります。
バイクは移動手段であると同時に、趣味としての側面も持っています。実用性を重視することも大切ですが、愛着を持って乗り続けるためには、見た目のかっこ良さやブランドのイメージも重要です。
自分が乗りたいバイクを思い浮かべて、それに近いモデルを選ぶと良いでしょう。また、メーカーにこだわりを持つライダーも少なくありません。ホンダやヤマハ、カワサキといったブランドの中から、自分の好みにもっとも合うモデルを探すのも、バイク選びの醍醐味と言えるでしょう。
自分が欲しいバイクに乗れれば、それが最良です。しかし、バイクを購入する際に考慮しなければならないのが、自分の体格との相性です。特に小柄なライダーは無理に大きなバイクに乗ると、地面に足が届かなかったり、取り回しができなかったりと危険なこともあるでしょう。
そうすると、せっかく気に入って買ったはずのバイクが楽しくなくなるかもしれません。購入前にまたがってみて「自分では扱いづらい」と感じたら、違う車種の検討も選択肢に入れましょう。
ローダウンキットやローシートなど、足つきを良くするカスタムパーツもあります。お気に入りの車種にパーツのラインアップがあるかを確認するのも良いでしょう。
ここでは、初めての大型バイクにおすすめの10車種をピックアップしました。ほとんどが800cc以下の、比較的軽量で扱いやすいモデルラインアップです。中には1000ccを超えるモデルもありますが、足つきが良いなど、ビギナーにおすすめできる理由があります。ぜひ、お気に入りの1台を見つけてください。
スズキのロングセラーネイキッドといえばSV650です。エンジンは、低速トルクと鼓動感に定評のある水冷90°Vツインが採用されており、軽量なトラスパイプフレームと相まって、オーソドックスで飽きのこないスタイルとなっています。
車両重量は199kgと大型バイクとしては軽量で、シート高も785mmと足つき性も良好です。ビギナーはもちろん、ベテランライダーにも支持されています。
また、セパレートハンドルとビキニカウルを装着したカフェレーサーモデルのSV650Xも人気です。
ヤマハの新時代ネイキッドブランド「MT」シリーズは、125cc〜1000ccまで、多彩なラインアップを誇っています。その中でMT-07は、大型バイクながらもちょうど中間に位置するモデルです。
大型バイクながらも車体は小柄で、足つき性も良いため、はじめての大型バイクにぴったりの一台といえます。
また、先日モデルチェンジを果たし、オートマチックトランスミッション「Y-AMT」を装備したMT-07 Y-AMTをラインアップに加わりました。オートマ限定免許所持者や、よりイージーにライディングを楽しみたいライダーから支持を得ています。
250ccクラスで絶大な人気を誇るのがレブル250で、レブル1100はレブルシリーズのフラッグシップモデルとして登場しました。シルエットは250や500と同じ雰囲気で、トラディショナルな雰囲気とは一線を画す現代的なクルーザーとなっています。
車体サイズは弟分よりも二回りほど大きく、エンジンはCRF1100Lアフリカツインと同系統の水冷並列2気筒を採用したモデルです。豊かなパルス感とトルクで心地良さと乗りやすさを実現しています。
また、足つきの良さも特筆すべきポイントで、シートの高さは710mmと低く絞り込まれた形状も相まって、小柄なライダーでも安心です。
オーソドックスなフレームワークと空冷Vツインエンジンを搭載するのが、クルーザーモデルのボルトです。
空冷エンジンが発する荒々しい鼓動感は、まさにアメリカンバイク!それでいてヤマハらしいコントロール性の高いハンドリングによって、ワインディングも得意としています。
残念ながら生産終了となりましたが、現在も中古市場で流通しており高年式で程度の良い車両が数多くあります。購入を考えているなら、今がベストなタイミングと言えるでしょう。
KAWASAKI Ninja650のエッジの効いたカウルは、まさにミドルクラスのスーパースポーツといった印象を受けるデザインです。Ninja650が搭載するエンジンは並列2気筒エンジンで、トルク型の扱いやすいものとなっています。
しかもハンドルはセパレートタイプとはいえ、高めにセットされているため、リラックスしたライディングポジションです。スポーティーな走りも得意ですが、Ninja650は良質なツーリングバイクとしても楽しめるでしょう。
ヤマハのフラッグシップとして君臨するのがYZF-R1です。YZFシリーズはYZF-R125からはじまり、YZF-R25やYZF-R7など、多くのモデルがあります。そして、そのほとんどがビギナーにも乗りやすいフレンドリーなバイクです。
しかし、YZF-R1はMotoGpなどのレースで培った技術を惜しみなく注入した本気のスーパースポーツで、エンジンやフレームはもちろん、足回りや細部のディテールに至るまですべてが特別な装備となっています。そのため、YZF-R1は最高峰スポーツバイクの代表格のひとつと言えるでしょう。
Ninja1000などにも採用されている水冷並列4気筒エンジンを搭載した異色のアドベンチャーモデルが、VERSYS1000SEです。通常、アドベンチャーバイクといえば、2気筒や単気筒などの軽量なエンジンが定番です。
しかし、VERSYS 1000 SEは4気筒エンジンを搭載していることからも分かる通り、オンロードでの性能を重視したモデルで、アップライトなライディングポジションや防風効果の高いカウルなどの長距離ツーリングを快適に楽しめる装備を備えています。オンロードメインのツーリングを快適に走りたいライダーにおすすめです。
V-Strom650は、SV650と同じ水冷90°Vツインエンジンを搭載するミドルクラスのアドベンチャーバイクです。粘りのあるエンジン特性やアップライトなライディングポジション、そして大きすぎない車格を持っています。そのため、ビギナーだけでなく、ベテランも満足させるツーリングバイクとして人気です。
バリエーションモデルとして、ホイールサイズは同じながら、前後にスポークホイールを履くVストローム650XTもあります。
1999年にはじまった新生Wシリーズの3代目モデルが、現行のW800です。W800ストリートはその派生モデルとして登場しました。アップハンドルに前後18インチホイールを装着しています。
その名が示す通りストリート感の強いグラフィックも相まって、トラディショナルなイメージが強いWシリーズの異端児として人気を博しました。生産終了モデルですが、軽快なWに乗りたいというライダーから今も支持を受けています。
気軽に乗れるハーレーとして、若いライダーをターゲットにしたのがストリート750です。初めて登場したのは2015年で、新開発の水冷Vツインエンジンを搭載しています。ビキニカウルを装着し、ストリートイメージを強く打ち出していました。
2020年に生産を終了しましたが、今でも「人とは違うハーレー」「リーズナブルなハーレー」として人気です。
大型バイクを安く購入したいときは、通常の値段が安いバイクを狙うのもよいですが、さらに安く購入する方法があります。タイミングなどが合えば、諦めていた高価なバイクを購入できるかもしれません。ここでは大型バイクを安く購入するコツを3つ紹介します。
新車の価格はメーカー希望小売価格が設定されていますが、実際の販売価格はバイクショップが決定します。ももちろん、中古車価格は車両の状態によって一台ごとに異なります。
新車も中古車も、一度価格が決まれば固定されるわけではなく、むしろ頻繁に変動しています。特に、決算月は販売価格が下がる傾向にあります。決算月はバイクショップによって異なりますが、一般的には3月、9月、12月が多いようです。
マイナーチェンジが行われた場合、旧モデルの価格が下がることがあります。ただし、モデルチェンジ後は装備などが新しくなるので、旧モデルを買う場合は妥協するポイントが出てくることは考慮しましょう。たとえばハロゲンライトがLEDライトに変更されたり、新たにトラクションコントロールが装備されたりといった具合です。
また、フルモデルチェンジの場合は、大きく変わり過ぎたためにかえって旧モデルの人気が出てしまい、値段が下がらないこともあります。
今自分が乗っているバイクを下取りに出す場合は、その分販売価格から差し引かれるので、結果として購入価格を低く抑えられます。愛着があるために「買い替え」ではなく「買い増し」をする人もいますが、本当に自分に2台が必要か、改めて考え直すのも良いでしょう。
また、下取り価格はバイクショップによって異なります。たとえ販売価格が安くても、下取り価格次第では最終的な購入価格が高くなることがあります。下取り車両がある場合は、総合的な判断が重要です。
バイクを所有し続けるには、購入時のお金を確保するだけでなく、その後の維持費の用意も必要です。ここでは、保険や税金など、大型バイクを持ち続けるのに必要な費用を紹介します。
ただし、あくまでも一般的かつ最低限の費用なので、使い方や車両の状態によって大きく変わることもあるため、あくまでおおよその目安として参考にしてください。
大型バイクで公道で乗るには、自賠責保険に加入しなければなりません。保険料は250cc超の場合、以下の通りです。
12ヶ月 | 13ヶ月 | 24ヶ月 | 25ヶ月 | 36ヶ月 | 37ヶ月 |
7,010円 | 7,150円 | 8,760円 | 8,910円 | 10,490円 | 10,630円 |
任意保険は契約内容や等級によって保険料が変動します。保険会社に確認してみましょう。
軽自動車税は、毎年4月1日時点にバイクを所有しているオーナーにかけられる税金です。大型バイクの場合は6,000円で、多くの場合、同年5月31日までに支払わなければなりません。
車検は、新車時は3年後、以降は2年ごとに受ける必要があります。車検代は依頼先によって変わりますが、重量税をはじめとした法定費用や代行手数料、整備料金などで数万円ほどかかります。
バイクを走らせるにはガソリン代がかかります。また、定期的にエンジンオイルやタイヤ、バッテリーなどの消耗品も交換しなければなりません。燃費やオイル代は車種によって異なりますが、ほとんどの場合、消耗品代は小排気量モデルに比べて高額になる傾向にあります。
ただし、最近の大型バイクは燃費性能が良いモデルも多く、特に今回紹介した5モデルは大型バイクの中では比較的低燃費だと言えるでしょう。
大型バイクは高価格傾向にありますが、探せばまだまだ安くて良いバイクはあります。お買い得な大型バイクをお探しの方は、ぜひバイク館へご相談ください。バイク館は豊富な在庫と充実した保証をご用意しています。
バイク館は、北は北海道から南は九州まで、全国に72店舗(2025年7月現在)を展開しています。それぞれの店舗に豊富な在庫があり、国産バイクも輸入バイクも選べる品ぞろえです。
近くの店舗にお気に入りの車両がなくても、他店舗からのお取り寄せにも対応しています。店舗スタッフに気軽に相談してみてください。
また、バイク館で販売しているバイクはすべて保証つきです。年式が古かったり、価格が安いバイクでも安心して購入できます。
バイク館では、充実したバイクライフを過ごすための3つの保険を完備しています。自賠責保険はもちろん、任意保険も保険資格保有者がオーナーに合った保険プランをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
また、弁護士費用特約やロードサービスなど、豊富な特約やオプションがあります。盗難保険はバイク館オリジナル(引受保険会社:東京海上日動火災保険株式会社)で、車両価格に見合った適切な補償が好評です。
大型バイクといっても、さまざまなモデルがあります。理想のスタイル、現実的な使い道、さらに自身の体格や走り方との相性など、選ぶときに考慮したい要素も複数あるでしょう。
バイク選びで迷ったときは、気になるバイクを実際に見てみると良いでしょう。バイク館では、豊富な在庫車両を直接確認できます。また、遠方の店舗からの取り寄せも可能なので、お気に入りの大型バイクに出会える可能性が広がるでしょう。