雨天時にバイクを運転する際の注意点とは?適切なメンテナンス方法も紹介

雨天時にバイクを運転する際の注意点とは?適切なメンテナンス方法も紹介

メンテナンス

2023/11/29

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雨天時のバイクの運転は、地面がぬれて滑りやすく、転倒の危険性が高まるため、なるべく避けたほうがよいといわれています。しかし、通勤通学や仕事などで、雨天時も乗る必要がある人もいるでしょう。ここでは、ぬれた路面でバイクを運転する際の注意点や、リスク軽減のための装備、ぬれたバイクの適切なメンテナンス方法を分かりやすく解説します。 また、バイク館をバイクメンテナンスにおすすめする理由も紹介するので、雨天時の運転やバイクのメンテナンスに不安がある人は必読です。

雨天時にバイクを運転する際の注意点

雨にぬれる路面と、走行中のバイクのタイヤ

雨天時のバイクの操作は、晴天時よりも危険なポイントが多く、注意したい点がいくつかあります。とはいえ、バイクの操作における注意点は、基本的には晴天時と変わらず、少しポイントが増えたり変わったりするだけです。

ここでは、そんな雨天時のバイク操作の注意点を3つ紹介します。

急発進や急停車を避ける

雨天時にバイクで走行していても、常識的なスピードで真っ直ぐ運転しているぶんには滅多にスリップしません。しかし、急発進や急停車など「急」のつく動作をしてしまうと、グリップを失ってスリップしてしまう確率が増えます。

雨の中を走行する際は「スピードを落とすこと」「急ブレーキにならないように、いつもより早めにブレーキをかけること」「右左折時のカーブや加速を緩やかにすること」を、普段よりも気をつけましょう。

路面の危険を早めに察知する

雨でぬれている路面には、白線や黄色線などの道路表示、マンホール、落ち葉やゴミなど、特に滑りやすいポイントがいくつかあります。

これらの場所では、グリップを失い、スリップしてしまう可能性が高くなるため、できるだけ避けたほうがよいでしょう。特に、カーブ時やブレーキングの際など、車体が傾いていたり、前後どちらかのタイヤに負荷がかかったりしているときはより危険です。

どうしても危ない場所に乗ってしまいそうなときは、できるだけスピードを落とし、車体を起こして、ブレーキも最小限にするとよいでしょう。

水たまりやマンホール上ではアクセル操作に注意して走行する

雨天時の路面では、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。ハイドロプレーニング現象とは、ぬれた路面を高速で走行すると、タイヤと路面の間に水の膜ができてタイヤが浮いた状態になってしまい、ブレーキやハンドル操作が効かなくなることです。

水たまりの上を走る際は、アクセルを開け過ぎず速度を一定に保ちましょう。そして、なるべく車体を立てた状態で、リアタイヤにある程度のトルクをかけると安全です。

雨天走行のリスクを軽減するための装備や機能

溝の深いタイヤやABS装置など、雨の日を安全に運転するための装備や機能にも気を使いましょう

雨の日の運転は、どれだけ気をつけて運転しても晴天時より危険が多くあります。ただ、バイクメーカーはそれぞれ、バイクの安全機能を強化したシステムやモデルを開発しています。ここではそんな最新のバイクに搭載された安全装置や、ぬれた路面にあったタイヤの特徴を説明します。

雨の日の運転を少しでも快適にするためのグッズも紹介するので、雨天時でもバイクに乗る人は要チェックです。

タイヤ

雨天時に運転する際は、ウェットグリップ性能や排水性能が高いタイヤを装備するとよいでしょう。

溝が多いタイヤは、水を後方に掃き出しやすく、排水性能に優れています。また、シリカ(二酸化ケイ素)が多く含まれているタイヤは、発熱の抑制や摩擦力の向上に優れており、ウエット路面でも高いグリップ性能を保ちます。この2つの特徴を持つタイヤは、ぬれた路面でのスリップやハイドロプレーニング現象などのリスクを軽減できるといえるでしょう。

その他、劣化したタイヤは溝がなくなっており、スリップしやすいため、雨の日の運転では特に危険です。タイヤの劣化に気づいたらなるべく早く交換して、適切なタイヤで走りましょう。

安全装置

近年のバイクには、電子制御による安全装置を搭載しているモデルが多くあります。一番よく耳にするABS(アンチロック・ブレーキ・システム)は、急ブレーキの際のタイヤのロックやそれによるスリップを防ぎます。

CBS(前後輪連動・ブレーキ・システム)は、前後輪片方のブレーキのみを操作した際、バランスをとって自動でもう片方もブレーキをかけるシステムです。これもタイヤのロックを防止するもので、平成30年10月以降発売の新型車には、義務として以上の2点のうち、どちらかを搭載しています。

また、トラクションコントロールシステムという、アクセルを開け過ぎたときにトルクを弱め、タイヤの横滑りを抑える機能の装備も進んでいます。

グッズ

雨天時にバイクに乗ると体を雨に直接さらすため、体が冷えやすくなります。レインコートやブーツ、グローブなどの装備はなるべく防水性能が高いものを用意し、雨に備えておくとよいでしょう。

ゴアテックスなど、防水耐久性、透湿性、防風性を備えた素材のウエアを選ぶと、雨の日でも快適に走れます。また、通勤通学や街乗りなどの短い運転の際は、コンパクトなレインウエアを携帯すると安心です。

雨でぬれたバイクの適切なメンテナンス方法

雨にぬれたバイクは各部が劣化しやすくなっています。適切なメンテナンスを施しましょう。

雨でぬれたバイクは劣化しやすいため、メンテナンスや保管の際にいくつか注意が必要です。「雨天時はバイクに乗らない」という場合でも、湿気によりバイクがダメージを受けることもあります。

ここでは、バイクが雨にぬれてしまったときの適切なメンテナンス方法と保管時の注意点を紹介します。雨の日に乗る人も乗らない人も、ライダーは全員必見です。

カバーを外して湿気を逃がす

雨にぬれたバイクは、湿気でさびたり、かびたりしてしまいます。バイクを保管する際、雨除けでカバーをかけることが多くありますが、バイクカバーの中は湿気がこもりやすく、雨が止んだ後は地面の水分の蒸発も併せて、カバー内の湿度がより高まります。雨が止んだらカバーをいったん外し、バイクやバイクカバーの湿気を逃しましょう。

バイクに付着した雨水を洗い流す

雨水は空気中のほこりを含んでいて汚れているため、雨水にさらされたバイクを放置することはあまりおすすめしません。バイクが雨にぬれてしまった場合は、水道水で洗い流し、可能であればエアブローをして水分を飛ばしましょう。パーツによっては水分を放置するとさびてしまうので、気をつけたいポイントです。

チェーンにオイルを注油する

チェーンはオイルが足りていない状態だと劣化しやすいため、チェーンオイルを定期的に注油しましょう。特に雨の日にバイクに乗るとオイルが流れてしまうので、雨天時にもバイクによく乗る人は注意が必要です。

チェーンオイルは自分で購入してメンテナンスをするか、ショップにメンテナンスをお願いするとよいでしょう。

バイクのメンテナンスならバイク館におまかせ!

国家資格を有した整備士が多数在籍するバイク館なら、バイクメンテナンスも安心してお任せできます。

バイク館といえば、バイクの販売や中古車買取のイメージが強いかもしれませんが、バイク館のサービスはそれだけではありません。豊富なプランのメンテナンスサービスや、全車に対する保証など、購入後のアフターサービスも充実しています。ここでは、そんなバイク館のメンテナンスサービスと保証サービスを紹介します。

定期点検と基本メンテナンスを特別料金で提供

バイク館では独自のメンテナンスサービスである「Bikeep(バイキープ)」を提供しています。この名前は、メンテナンスによってお客さんの「バイク」を良好な状態に「キープ」したいという思いで名付けられています。「Bikeep」は排気量やメーカーを問わず加入できる他、他社で購入した車両でも加入可能です。

プラン内容や期間は幅広く用意しており、国家資格を持った整備士による整備を全国のバイク館で提供しています。

バイク館のメンテナンス Bikeep

販売するバイクは全車保証付き

バイク館では、販売するバイク全てに保証をつけています。国内4メーカーの新車の場合、2年間のメーカー保証に加え、バイク館独自の保証を1年つけて、3年間の保証を用意しています。また、中古車にも排気量や年式、走行距離に応じて、最大1年の保証を提供します。

保証期間内であればどのような車両でも、エンジン関係やフレーム周り、電気デバイスなどの保証対象パーツの修理を、回数無制限かつ自己負担なしで受けられます。

バイク館の安心保証

まとめ

晴れの日とは違って、雨の日のライディングには注意したほうがよいポイントがたくさんあります。気をつけて、安全なバイクライフを送りましょう。

雨天時のバイクの運転は急制動を避け、スピードを抑えて路面上の危険を早めに察知し回避するなど、走行時の注意点がいくつかあります。また、ABSやCBS、トラクションコントロールなどの電子制御や、タイヤの選択によって安全性をより高められるでしょう。さらに、雨にぬれたバイクは普段よりもしっかりメンテナンスすることをおすすめします。

バイク館のWebサイトでは、全国各地の店舗の在庫をチェックできる他、バイク館のメンテナンスや保証などのサービスも確認できます。気になった人は是非のぞいてみるとよいでしょう。

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