ホンダ・NS-1とはどのようなバイク?前期モデルと後期モデルの違いも解説

ホンダ・NS-1とはどのようなバイク?前期モデルと後期モデルの違いも解説

バイク紹介

2023/10/19

HONDA
50cc
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レーサーレプリカブームが盛り上がった1990年代は、50ccの原付クラスでもロードスポーツに高い人気が集まりました。その中でも異色のモデルとして存在感を発揮したのがホンダNS-1です。ここでは、NS-1の特徴をはじめ、人気のポイントや前期モデルと後期モデルの違いなど、知っておきたいポイントを解説します。また、NS-1の中古モデルを購入しようと考えている方にはチェックしておきたい点も紹介します。

NS-1の3つの特徴とは?

人気の高いNS-1には、主に3つの特徴があります。それらを解説しましょう

NS-1が発売された1990年代は、ホンダの原付クラスはスクーターだけでなく、MT(マニュアルトランスミッション)を採用したロードスポーツモデルがたくさんありました。スーパーカブをはじめ、ダックス50やNSR50、NS50Fといった魅力的なモデルが並ぶ中でも、NS-1は高い人気を誇っていたのです。ここではその魅力や特徴について解説します。

MBX50をベースにしたエンジン

NS-1が採用するエンジンは水冷2ストローク単気筒49ccで、最高出力は7.2PS/10,000rpmを誇ります。これは当時国内4メーカーの自主規制最高値で、6速ミッションも相まってスポーティーに走れました。

そのルーツは1982年に発売されたネイキッドモデル・MBX50です。当時すでにハイパワーと太いトルクを両立した名機として評価の高かったエンジンはNS-1でも健在で、圧倒的なパワーは若いライダーを中心に支持を集めました。また、このエンジンは同時期に発売されたNSR50やNS50Fにも採用されています。

24Lの収納スペースを搭載

NS-1は通常ではガソリンタンクに当たる部分が収納スペースになっていて、ヘルメットやバッグなどを入れられます。見た目はレーサーレプリカですが、日常の使い勝手はスクーター並みというギャップは、NS-1を通勤や通学など、普段の足としてバイクを使いたいユーザーから大きな支持を得ました。

ちなみにガソリンタンクは、テールカウル内部からシート下にかけて搭載しています。テールカウル上部のふたが給油口です。

前後にディスク式のブレーキを採用

NS-1はエンジン性能や車格だけでなく、足周りも原付クラスとしては非常に豪華なものになっていました。ブレーキは前後共にディスクタイプを採用し、高い制動力を誇ります。フロントフォークには、当時としては最も太い径31mmを採用しているのも、注目したいポイントです。

フレームは当時のレーサーレプリカで主流のツインチューブ・ダイヤモンド式で、乾燥重量は92kgを実現しています。スポーツバイクとしても、非常に優秀なモデルといえるでしょう。

NS-1の前期モデルと後期モデルの違いとは?

NS-1には1994年までの前期型と、1995年以降の後期型があります。それぞれの特徴を解説します

1991年から1997年まで発売されたNS-1には、前期モデルと後期モデルが存在します。モデルチェンジが行われたのは1995年2月です。型式「ホンダA-AC12」は変わっていないのでマイナーチェンジですが、変更内容は多岐に及びます。そのため、NS-1の購入を検討する際は、それぞれの違いや特徴をあらかじめ把握しておくことをおすすめします。

NSR250Rのデザインを反映した前期モデル

前期モデルは1991年から1994年まで発売されました。当時、250ccクラスで絶大な人気を誇っていたレーサーレプリカ・NSR250Rを思わせるスタイリングが特徴です。原付とは思わせない大柄な車体をはじめ、ヘッドライト形状やカラーリングパターンなど、随所にNSR250Rを思わせる特徴を持っていました。

また、前期モデルの最終発売年となる1994年には、当時のレーサーを思わせる「ロスマンズカラー」を採用した限定モデルを発売しています。

細部に調整を加えた後期モデル

後期モデルは、車体構成などは前期モデルを踏襲しながら、ルックスを大きく変えました。後期モデルのイメージモデルとなったのは400ccクラスのレーサーレプリカ・RVFです。二灯タイプとなったヘッドライトが迫力を醸し出しています。

点火方式をDC-CDI方式に変更したことで、後期モデルはより力強い点火が可能となっています。他にもリードバルブ形状の変更やマフラー構造の見直しなどで、出力特性を改善しています。

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NS-1などの中古バイクを購入する際に押さえておきたいポイント

NS-1の中古バイクを購入する際には、さまざまなチェックポイントがあります

250ccを思わせるフルサイズボディや水冷2ストロークエンジンによる鋭い加速など、NS-1には現行の原付モデルにはない魅力がたくさん詰まっています。そのため、現在「NS-1が欲しい」と考えている方も多いことでしょう。

しかし、NS-1は最終型でも発売からすでに26年が経過した「旧車」です。ここでは中古車を購入する際は押さえておきたいポイントを紹介します。

年式と走行距離

中古バイクを選ぶ際の基本的な項目が「年式」と「走行距離」です。もしも前期型と後期型、どちらでも良いと考えているなら、より新しい後期型がおすすめです。年式が新しいモデルは、トラブルの可能性が少ないのはもちろん、モデルチェンジによる改良も施されています。走行距離もなるべく少ない個体を選びましょう。

ただし、NS-1のような小排気量モデルはエンジン自体の耐久性も大型モデルよりは低いため、低走行車でも不具合が発生している可能性があります。

エンジンのコンディション

エンジンは最も重要なパーツのひとつです。不具合があればバイクは動かなくなりますし、修理する場合も修理費が高くなってしまう傾向にあります。

そこで、まずはエンジンが冷えている状態でもすぐにエンジンがかかるかを確認しましょう。エンジンがかかったら、異音の確認です。ただし、2ストロークエンジンは性質上、4ストロークエンジンにはない独特の甲高い音がします。慣れていない場合は、2ストロークバイクに乗っている友人や詳しい人に確認してもらうのも良いかもしれません。

サスペンションの動き

車体に跨り、手や体重を使って車体を下に押し込むことで、サスペンションの動きを確認します。放したときにゆっくり戻ってくれば合格です。ゆっくり戻らずに、急に跳ね上がるような挙動を見せたり、いつまでもバネが収縮を繰り返したりするのは良くありません。また、引っ掛かりを感じたり、キィキィと異音がしたりするのも問題外です。

また、サスペンションにはオイルが入っています。オイル漏れがないかも確認しましょう。初めは問題がなくても、押し込んだときにオイルが出てくることがありますので、オイル漏れチェックは動作確認後に行うことをおすすめします。

事故歴や修復歴の有無

大きな事故を起こしたり、フレームに修復歴があったりするような車両は、速いスピードで走ったときに車体が震えるなどして、まっすぐ走らないことがあります。場合によっては命に関わることもあるため、そうした車両は避けたいものです。

チェック方法は、まずはハンドルストッパーを確認します。ハンドルストッパーが破損していたり、修復した跡が残っていたりする車両は事故車の可能性が高いといえます。ただし、これはあくまでも目安のひとつです。ハンドルストッパーが無傷でも事故車の可能性はあるので、注意しましょう。

また、フレームに修復した跡がないかもチェックする必要があるでしょう。再溶接や再塗装の跡がある場合、事故などで修復した可能性があります。

NS-1などの中古バイクを購入するならバイク館がおすすめ!

古い原付モデルには不具合も多いため、信頼できるお店で購入することをおすすめします

安全・安心に中古バイクを購入するためにはさまざまなチェックポイントがありますが、実際に販売店でこれらを確認して、良い車両を見極めるのは非常に難しいことです。そのため、「良い中古バイクを選ぶのに最も良い方法は良い販売店を選ぶことだ」と言われています。バイク館なら、良質な中古バイクを取りそろえ、保証や保険などが充実しているので安心です。

人気のモデルから希少車まで豊富に在庫を用意

北海道から九州まで、全国に64店舗(2023年8月時点)を構えるバイク館は、NS-1などの絶版原付スポーツから現行の大型モデルまで、多種多様なバイクを取りそろえています。お近くの店舗に希望の車両がなくても、他店舗から取り寄せることも可能です。

在庫状況はバイク館公式Webサイトで確認できるので、年式や走行距離、カラーリングなど、ご希望に合う1台がきっと見つかるでしょう。

バイク館公式Webサイト

ライフスタイルに合った保険を提案

バイク館では自賠責保険はもちろんのこと、任意保険も加入できます。東京海上日動の代理店として、各店舗には保険資格を保有するスタッフが常駐しています。そのため、お客様のライフスタイルに合ったプランを提案でき、好評を得ているのです。

盗難保険も充実していて、バイク館ではオリジナルの盗難保険が用意されています。NS-1も今やプレミアム中古バイクとして人気です。併せて検討することをおすすめします。

バイク館のバイク保険

まとめ

NS-1は生産終了から26年がたっているため、バイク館のような信頼できるバイクショップで購入しましょう

NS-1は現行モデルにはない加速性能やスタイリッシュなルックスが魅力の絶版原付ロードスポーツモデルです。しかし、すでに生産終了から26年がたっているため、中古バイクを購入する際には注意したほうがよいポイントがたくさんあります。

そこで、安心できるバイクショップ選びが何よりも大切なのです。バイク館なら保証が充実していて、豊富な在庫が魅力です。また、現在バイク館店舗スタッフの国家整備資格保有率は70%以上で、中古車には有資格者による適切な車両整備が実施されているので安心だと言えるでしょう。

在庫状況は公式Webサイトで確認できるので、ぜひ一度のぞいてみてください。

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