250cc超のバイクには、2年に1度の車検が義務付けられています。しかし、「どれくらい費用がかかるのか」「どうやって受ければよいのか」と、不安に思う方も多いのではないでしょうか。 本記事では、バイクの車検の受け方や費用の目安、法定費用・基本料の内訳、さらに費用を安く抑えるためのポイントまで詳しく解説します。 この記事を参考に納得できる形で車検を受け、安全で快適なバイクライフを送りましょう。

バイクの車検は、安全に公道を走るために欠かせないものです。車検には主に2つの方法があり、それぞれ特徴や費用が大きく異なります。ここでは、バイクの車検を受ける手段と費用の相場を解説します。
バイクの車検には「ユーザー車検」と「業者に依頼する車検」の2つの選択肢があります。
ユーザー車検は、必要書類をそろえ、自分で陸運局に持ち込んで検査を受ける方法です。代行手数料がかからないため費用を抑えられる一方、整備や書類作成を自力で行う必要があり、知識や時間が求められます。
これに対し業者に依頼する方法は、点検や整備などすべて任せられて安心ですが、整備料や代行料が加わるため費用は高くなります。
バイクの車検費用は、選ぶ方法や車両の状態によって差があります。
もっとも安く済むのはユーザー車検で、法定費用のみの支払いならおよそ2万円です。一方、業者に依頼する場合は整備や代行手数料が加わるため、7万円ほどかかる可能性があります。
さらに部品交換が必要になると追加費用が発生するため、車両のコンディションによって合計金額は変動します。自分の知識や時間、車両の状態を考慮して、どちらの方法がより適しているかを検討しましょう。

バイクの車検を受けるときに必要となるのが、法定費用です。法定費用は、国によって定められた費用であり、車検をどこで受けても金額は変わりません。主な内訳は、「自動車重量税」「自賠責保険料」「印紙代」の3つです。
自動車重量税は、道路の整備や維持のために使われる国の税金です。
対象となるのは126cc以上のバイクで、特に車検が義務づけられている250cc超では、新車登録時や2年ごとの車検時に納付が必要です。
新車登録から12年未満であれば3,800円ですが、13年経過すると4,600円、18年経過すると5,000円へと増額されます(2025年10月現在)。環境性能や経過年数によって税額が変動するため、古いバイクほど負担が大きくなる仕組みになっています。
自賠責保険は、事故で相手にケガを負わせたときや死亡させてしまったときに補償する保険で、加入が義務付けられています。
250cc超のバイクの自賠責保険料は、以下の通りです。
| 12ヶ月 | 7,010円 |
| 24ヶ月 | 8,760円 |
| 36ヶ月 | 1万490円 |
車検時に加入が義務付けられているため、基本的に24ヶ月の8,760円を支払うことになるでしょう。
印紙代とは、車検の検査を受ける際に必要となる国への手数料のことです。
ユーザー車検で運輸支局に直接持ち込む場合、検査料として1,800円がかかります(2025年10月現在)。金額は大きくありませんが、車検を受ける際に発生する固定費用として覚えておきましょう。
車検には法定費用のほかに、車検基本料がかかります。車検基本料は、業者に依頼した場合に発生するもので、主に代行手数料と点検整備費用に分けられます。ここでは、車検基本料がどのくらいかかるのか見ていきましょう。
代行手数料は、業者が車検手続きを代わりに行うための費用です。
代行手数料は、ディーラーの方が工場よりも高めになる傾向があります。この手数料には、陸運局への持ち込みや検査の立ち会い、必要書類の作成、車検証発行の手続きといった作業が含まれています。
点検整備費用は、車検に合格するためにバイクの状態を確認し、不具合があれば修理や調整を行うための料金です。
タイヤやブレーキパッドなど、消耗品の交換が発生すると部品代や工賃が追加されます。車検時の点検は50項目以上に及び、灯火類やオイル漏れ、バッテリーの状態など幅広い項目が確認されます。業者によって料金体系は異なるため、事前に見積もりを確認しておきましょう。

バイクの車検は必要な手続きですが、思った以上に出費がかさむこともあります。少しの工夫で費用を抑えられるので、無理のない範囲で賢く取り組むことが大切です。ここでは、バイクの車検費用を安く抑えるコツを3つ解説します。
車検費用を安くするコツのひとつは、複数の業者から見積もりを取り、条件を比較することです。
整備内容がほぼ同じでも、業者によって料金に差が出るケースは少なくありません。電話やメールで依頼できる場合も多いため、手間をかけずに調べることが可能です。
比較を行うことで、費用を抑えながら安心できる業者を選ぶことができ、結果として満足度の高い車検につながるでしょう。
店舗によっては、早期予約割引やキャンペーンを実施していることがあります。
例えば、車検満了日の数週間以上前に申し込むことで、基本料金が割引されるケースもあります。さらに、インターネットからの予約限定で追加の割引が受けられる場合もあるため、事前に公式サイトを確認するのもオススメです。
こうした制度をうまく活用することで、必要な整備を受けながら支払いを抑えることが可能です。
車検の際には追加の整備を提案されることがありますが、必ずしもすべてが必要というわけではありません。バイクの使用状況や走行距離によっては、省略しても問題のない作業もあります。
不要なオプションを見直すことで、余計な出費を避けられます。ただし、ブレーキやタイヤなど、安全性に直結する部分はきちんと実施した方が良いでしょう。

バイク館では、安心して任せられる車検サービスを提供しています。全店舗に国土交通省認証の整備工場を完備し、経験豊富な整備士が点検・整備を担当します。料金体系も明確で、初めての方でも安心して利用できるのが特徴です。ここでは、バイク館のリーズナブルな料金設定とお得な割引制度についてご紹介します。
バイク館の車検は、業界平均と比べても分かりやすく手頃な料金に設定されています。
2年ごとの法定62項目点検を含め、国産車なら4万7,100円(税込)、輸入車でも5万7,100円(税込)と良心的です。法定費用を含めた総額では、国産車で6万1,460円(税込)で受けられます(2025年10月現在)。
すべての店舗が認証整備工場であり、国家資格を持つ整備士が対応するため、価格と品質の両面で安心できる環境が整っています。
バイク館では、よりお得に車検を受けられる早期予約割引を用意しています。
車検満了日の1ヶ月前までに申し込むと、2,000円の割引が適用されます(2025年10月現在)。また、基本の整備に加え、車両の状態や希望に応じたオプションプランも柔軟に選べるのが魅力です。
車検後は6ヶ月または5,000kmの長期保証が付帯しており、アフターケアまでしっかり対応いたします。費用を抑えながら、安心して愛車をお任せいただけるサービスとなっています。
バイクの車検費用は、ユーザー車検なら約2万円から、業者に依頼する場合は7万円程度まで幅があります。最低限必要となる法定費用に加え、代行手数料や点検整備費用が上乗せされるため、車検の受け方やバイクの状態によって総支払額は変動します。
費用を抑えるためには複数の見積もり比較や早期予約割引の活用、不要なオプション整備を見極めることが重要です。
安心して車検を受けたい方は、リーズナブルかつ長期保証のあるバイク館をぜひご利用ください。