400ccバイクは、街乗りからツーリングまでこなせる万能さが魅力です。しかし、実際の年間維持費は気になるところでしょう。
任意保険の契約内容や走行距離によって金額は変動しますが、一般的には年間でおおよそ10万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
ここでは年間維持費の内訳と金額の目安を一覧でご紹介します。
費用項目 | 年間費用の目安 | 備考 |
軽自動車税種別割 | 6,000円 | 毎年4月1日時点の所有者に課税 |
自動車重量税 | 1,900円 / 年 | 車検時に2年分(3,800円)を納付 ※1年あたりで換算 |
自賠責保険料 | 4,380円 / 年 | 車検時に2年分(8,760円)として ※1年あたりで換算 |
任意保険料 | 約30,000円 | 年齢、等級、補償内容で大きく変動 |
車検費用 | 約25,000円 / 年 | 車検毎に50,000円として ※1年あたりで換算 |
ガソリン代 | 約34,000円~ | 走行距離や燃費で変動 (ここでは年間走行距離5,000km、実燃費25km/L、ガソリン価格170円/Lで算出) |
年間維持費(合計) | 約101,280円~ |
このように一覧にすると、費用の大部分を任意保険、ガソリン代、車検費用が占めていることがわかります。
400ccバイクの維持費は、具体的にどのような費用で構成されているのでしょうか。ここでは、税金や保険料、そして車検費用といった、400ccバイクの維持に欠かせない項目について詳しく解説します。
軽自動車税種別割は、毎年4月1日時点のバイク所有者全員に課される税金です。400ccバイクは「二輪の小型自動車」区分に分類され、年額6,000円が課税されます。毎年5月上旬頃に、お住まいの市区町村から納税通知書が届くので、5月末の納期限までに金融機関やコンビニなどで納付しましょう。
軽自動車税種別割には月割りの概念がありません。たとえ4月2日にバイクを売却した場合でも、その年度の1年分を全額納める義務が生じます。
自動車重量税は、バイクの排気量や新規登録からの経過年数に応じて課される国の税金です。400ccのバイクの場合、新規登録時と、その後は2年ごとの車検のタイミングで、次の車検までの有効期間分をまとめて支払います。
具体的な税額は、新規登録から12年目までであれば年間1,900円です(車検時に2年分の3,800円をまとめて納付します)。登録から13年、18年と経過するにつれて税額は段階的に上がっていくため、中古車を購入する際はその点も考慮に入れておきましょう。
自賠責保険は、バイクの所有者すべてに加入が義務付けられている強制保険です。400ccバイクの場合、車検時に次の車検までの24ヶ月または25ヶ月分の保険料をまとめて支払います。
保険料は国が定めているため、どの保険会社で加入しても金額は一律です。例えば24ヶ月契約の場合、保険料は8,760円となります(2025年7月時点)。
ただし、この保険が補償するのは、事故相手の体への損害のみです。自分自身のケガやバイクの修理代、物損事故などは対象外である点に注意しましょう。
自賠責保険だけではカバーできない広範囲な損害に備えるのが、任意で加入するバイク保険です。400ccバイクを安心して楽しむためには、事実上必須の維持費といえます。
保険料は、運転者の年齢、これまでの事故歴に応じた等級、車両保険の有無といった契約内容によって変動します。例えば、20代の若いライダーと、長年無事故のベテランライダーとでは、年間の保険料に数万円の差が出ることも珍しくありません。
複数の保険会社から見積もりを取り、自分の乗り方や予算に合うプランを慎重に選びましょう。
維持費の中でも、ライダーの乗り方によって大きく変動するのがガソリン代です。ガソリン代は「年間の走行距離 ÷ バイクの燃費 × ガソリン単価」という計算式で大まかな目安を算出できます。
例えば400ccバイクの平均的な燃費を25km/Lと仮定し、年間5,000km走行、ガソリン価格が1Lあたり170円だった場合、年間のガソリン代は約34,000円です。ツーリングが趣味で長距離を走る方ならこれより増えますし、街乗りがメインならさらに少なく済むでしょう。
自身のバイクライフを想像し、試算してみることをおすすめします。
400ccバイクの維持費を考える上で、250cc以下のバイクとの大きな違いが、2年に一度(新車は3年後)の車検です。車検費用は、国に支払う「法定費用(自動車重量税、自賠責保険料、印紙代)」と、整備を依頼するお店に支払う「点検整備費用」から成り立っています。
法定費用はどこで受けても同じですが、点検整備費用はバイクの状態やお店によって変動します。例えばバイク館の場合、法定費用と基本の点検整備費用を合わせた総額は約62,000円からが目安です。
これを1年あたりに換算すると約31,000円となり、年間維持費の大きな割合を占めます。
400ccバイクの維持費が他の排気量と比べて「高いのか、安いのか」は、多くの方が気になる点でしょう。特に、車検のない250ccクラスとの差や、401cc以上の大型バイクとの差は、購入の決め手にもなり得ます。
ここでは、それぞれのクラスと維持費を比較し、400ccバイクの立ち位置を明らかにしていきましょう。
400ccバイクの維持費を語る上で、比較対象のひとつになるのが250ccクラスです。両クラスの維持費における最大の違いは、やはり「車検」の有無でしょう。250cc以下のバイクには法律で定められた車検制度がないため、400ccバイクで2年ごとに必要となる約62,000円からの大きな費用が発生しません。
また、年間の軽自動車税種別割も250ccは3,600円、400ccは6,000円と差があります。高速道路に乗れるという共通の利便性を持ちながら、この固定費の差は、とにかく維持費を安く抑えたいと考える方にとって250ccクラスが魅力的に映る理由のひとつです。
では、400ccと750ccや1000ccといった大型バイクとでは、維持費にどれくらいの差があるのでしょうか。実は、税金や保険料といった固定費だけを見ると、その差は多くの人が想像するよりも小さいのです。
251cc以上のバイクは「小型二輪車」として同じ区分になるため、年間の軽自動車税種別割(6,000円)や自動車重量税(年間1,900円~)は、たとえ排気量が倍以上違っても同額として扱われます。
もちろん、燃費性能やタイヤ・オイルなどの消耗品代、任意保険料などは大型バイクの方が高くなる傾向にあります。しかし、車検を含めた基本的な維持費に大きな差はないと言えるでしょう。
400ccバイクは、維持費と性能のバランスに優れた魅力的なクラスです。では、実際に車両を選ぶなら、どこで購入するのが良いのでしょうか。
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この記事では、400ccバイクの維持費について、具体的な内訳と250ccや大型バイクとの比較を解説しました。車検があるため250ccよりはコストがかかるものの、税金などの固定費は大型バイクと大差なく、性能と維持費のバランスが非常に取れた「ちょうどいい」クラスであることがお分かりいただけたかと思います。
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