バイクキャンプ完全ガイド!メリット・デメリットと準備のポイント

バイクキャンプ完全ガイド!メリット・デメリットと準備のポイント

キャンプ

2025/09/01

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風を切って走る爽快感と、自然の中で過ごす開放感。どちらも味わえるバイクキャンプは、ソロキャンパーからファミリーキャンパーまで幅広い層に人気です。しかし、「バイクに荷物が積めるのか?」「キャンプ道具は何が必要?」といった不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。 この記事では、バイクキャンプの魅力から必須アイテム、積載のコツまで、初心者でも安心して楽しめる情報をご紹介します。準備万端で、最高のバイクキャンプを満喫しましょう!

バイクでキャンプを楽しむメリット

バイクとキャンプ、二つの楽しみを掛け合わせることで、他では味わえない特別な体験ができます。単に移動手段がバイクに変わるだけでなく、旅そのものを楽しく刺激的にしてくれるでしょう。

ここでは、多くのライダーが夢中になるバイクキャンプならではの魅力とメリットを具体的にご紹介します。

移動時間を楽しめる

バイクキャンプ最大の魅力は、目的地までの移動時間そのものをツーリングとして満喫できる点です。四季折々の風や匂いを肌で感じ、遮るもののないパノラマの景色を楽しみながら走る爽快感は、クルマでの移動では決して味わえません。

気になった脇道へふらりと立ち寄ったり、絶景ポイントで気軽にバイクを停めてコーヒーを淹れたりといった、自由気ままなルートを組めるのもバイクならではの特権です。

「キャンプ場での時間だけでなく、家を出た瞬間から冒険が始まっている」という感覚こそが、多くのライダーを魅了するバイクキャンプの醍醐味なのです。

コスパが良い

一般的に、クルマでのキャンプに比べて費用を安く抑えられることも、バイクキャンプの嬉しいメリットです。多くのバイクはクルマよりも燃費が良いため、長距離を移動する際のガソリン代を節約できます。

また、高速道路を利用する場合、バイク限定の割引期間があるなど、安く利用できることがあります。さらに、キャンプ場によってはバイク専用のコンパクトなサイトが用意されていることもあります。

「バイクでキャンプ」は、費用を抑えて経済的にアウトドアを楽しめます。

バイクでキャンプを楽しむときに最低限必要なもの

バイクキャンプの魅力がわかったら、次はいよいよ道具の準備です。限られた積載スペースに何をどう選んで持っていくかが、キャンプの快適さを大きく左右します。
ここでは「これさえあれば大丈夫」という最低限必要な基本装備をひとつずつ解説します。

テント

テントは、自然の中でプライベートな空間と快適な寝床を確保するための最重要アイテムです。バイクキャンプでは、収納時のコンパクトさと軽さを最優先に考え、ツーリング用や山岳用のモデルを選びましょう。

一人でキャンプする場合でも、荷物を置くスペースを考慮して二人用のテントを選ぶと、室内を広く使えて快適です。また、入り口の前に屋根付きの空間(前室)があるタイプは、雨の日に水で濡れた荷物を置いたり、簡単な調理をしたりするのに役立ちます。

寝袋

ツーリングで疲れた体を回復させ、翌日も安全に楽しむためには、質の高い睡眠が欠かせません。そのために必要なのが、自分の体とキャンプ地の気候に合った寝袋(シュラフ)です。

寝袋には快適使用温度が記載されているため、訪れる季節の夜間の気温を想定しましょう。形状は、保温性と収納性に優れる「マミー型」がバイクキャンプには適しています。

中綿の素材は、軽量でコンパクトになる「ダウン」か、水濡れに強く手入れが簡単な「化学繊維」のいずれかがオススメです。それぞれの長所を理解して選びましょう。

ライトやランタン

日が暮れると、キャンプ場は街灯もなく真っ暗になります。安全確保と快適性のために、灯りは複数用意しておくのが基本です。

特に、頭に装着するヘッドライトは両手が自由になるので、テントの設営や夜間の調理、荷物整理の際に大いに役立ちます。これに加えて、テント全体を照らす小型のLEDランタンがひとつあると、食事や就寝前の時間をリラックスして過ごせるでしょう。

電源は単3や単4電池を使う小型の製品がおすすめです。乾電池は、日本中どこでも簡単に手に入るからです。電池式は、充電式によくある「充電池の劣化」の心配もありません。日中のうちに、電池の残量や充電状態を確認しておくことも忘れないようにしましょう。

マット

キャンプでの快眠を左右するのが、寝袋の下に敷くマットの存在です。マットの役割は、地面の凹凸を吸収するクッションとして、地面からの冷気を遮断する断熱材としての機能もあります。たとえ夏でも、地面は想像以上に体温を奪います。

バイクキャンプでは、空気を入れて使用するインフレーターマットやエアマットが、コンパクトに収納できて便利です。寝心地の良さと収納サイズ、断熱性能のバランスを考えて、自分に合うマットを選びましょう。

レインウエア

バイクキャンプにおいて、レインウエアは雨が降ったら着るものではなく、常に持っていくべき安全装備のひとつです。ツーリング中の突然の雨で体が水に濡れると、体温が急激に奪われてしまい、安全な運転に支障をきたして危険です。

バイク用のレインウエアは、防水性はもちろん、走行風でばたつかない設計になっています。購入する際は上下セットで用意しましょう。

雨天時以外にも、肌寒い朝晩の防寒着やウインドブレーカーとしても活用できます。すぐに取り出せる場所に積んでおきましょう。

バーナー

自然の中で温かいコーヒーを飲んだり、簡単な料理を作ったりする時間は、バイクキャンプの楽しみのひとつです。湯沸かしや調理に不可欠なのが、携帯用のコンロであるシングルバーナーです。
バイクキャンプでは、軽量でコンパクトな「ガスカートリッジタイプ」のモデルが人気です。燃料となるガスカートリッジには、安価で入手しやすいCB缶と、寒冷地でも火力が安定しているOD缶の2種類があります。

自分のキャンプスタイルに合うバーナーを選びましょう。自動点火装置付きのモデルだと、さらに手軽で便利です。

調理器具類

バイクキャンプの食事を豊かにするためには、コンパクトに収納できる調理器具が欠かせません。代表的なものは、鍋とふたがセットになったクッカーで、ふた部分がフライパン代わりになる製品も多くあります。

調理器具に加えて、食事に使う箸、フォーク、スプーンといったカトラリー類、飲み物用のカップは最低限用意しておきたいアイテムです。食材を切るための小さなナイフやまな板もあると、調理の幅がぐっと広がります。

アルミやチタンといった軽量な素材で、複数アイテムをひとつにまとめられるスタッキング可能な製品を選ぶのが賢い選択です。

ツーリングバッグ

バイクキャンプの膨大な道具を運び、安全な旅を実現するためには、バイクへの積載に特化した「ツーリングバッグ」が必需品です。ツーリングバッグは、バイクのリアシートにベルトやバックルで確実に固定できるよう設計されており、走行中の振動や風圧で荷物がずれるのを防ぎます。

キャンプ用途では、テントや寝袋も収納できる40L以上の大容量モデルが理想です。ツーリング中の天候急変は日常茶飯事であるため、バッグ本体や付属のレインカバーによる防水機能は、妥協できないポイントです。

バイクにキャンプ道具を積載するコツ

キャンプ道具が揃ったら、最後にして最大の難関がバイクへの「積載」です。荷物の積み方は、バイクの操縦安定性と、安全なライディングに直結します。

ここでは、安全で快適なツーリングを実現するための、積載の基本的な考え方と3つの重要なコツをご紹介します。

バッグを使い分ける

バイクキャンプの積載では、複数の専用バッグを効果的に使い分けることが基本です。バイク後方に積むシートバッグには、テントやマット、衣類といった、比較的軽くてかさばる荷物を収納するのに適しています。

車体の両側(シートサイド)に取り付けるサイドバッグは、低い位置に重量を分散できるため、工具や調理器具といった重いものを入れると走行が安定します。地図やスマートフォンなど頻繁に出し入れする小物は、ハンドル手前のタンクバッグに入れると便利です。

それぞれのバッグの特性を理解し、荷物を分類して収納しましょう。

重い荷物を下に配置する

安全なバイクキャンプにおいて、荷物の積載方法で重要なのが「重心」です。バイク本来の安定した操縦性を損なわないように、重いものはできるだけ低く、車体の中心近くに配置するのが鉄則です。
例えば、水の入ったボトルやテントなどの重量物は、シートバッグやサイドバッグの底深くにしまいましょう。逆に、衣類や寝袋などの軽くてかさばるものは、荷物の一番上に積むのが正解です。この積み方を徹底するだけで、コーナリングや低速走行時の安定感が格段に向上します。

防水対策を行う

ツーリング中の天候急変は、決して珍しいことではありません。楽しいキャンプの夜を台無しにしないためにも、積載した荷物の防水対策は万全にしておきましょう。

多くのツーリングバッグには専用のレインカバーが付属していますが、高速走行時の風圧や長時間の雨では浸水する恐れがあります。寝袋や着替え、電子機器といった水に触れたくないものは、それぞれ個別にドライバッグやビニール袋などに入れてからパッキングしましょう。二重の対策で、雨の日もツーリングを楽しめます。

バイクでキャンプを楽しむときの流れ

バイクキャンプを楽しむカギは事前の準備と計画にあります。特に初心者の方は、当日の朝になって慌てないよう、以下のステップに沿って準備を進めていきましょう。

しっかり計画を立てれば、初めてのバイクキャンプでも不安なく楽しめます。

1, 目的地とキャンプ場を決める

まずは、大まかな方面とキャンプ場を決めます。初心者のうちは、自宅から数時間で行ける距離にある、トイレや炊事場が整備されたキャンプ場を選ぶと安心です。バイクをテントの横まで乗り入れ可能か、事前にウェブサイトなどで確認しておくと、荷物を運ぶ手間が省けて便利です。

2, ルートとスケジュールを計画する

目的地が決まったら、走行ルートと大まかなツーリングスケジュールを考えましょう。スマートフォンの地図アプリなどが便利ですが、休憩なしで表示される所要時間を鵜呑みにせず、1時間ごとに休憩するなど、余裕のある計画を立てることが大切です。特に山間部へ向かう場合は、ガソリンスタンドの場所も事前に確認しておきましょう。

3, 天気予報を確認し、装備を最終決定する

出発の数日前から、キャンプ場の天気予報をこまめにチェックすることが大切です。最低気温に合わせて寝袋を選んだり、雨予報なら防水対策を強化したりと、天候により必要な装備は大きく変わります。服装も、気温に合わせて調整できるよう、重ね着できるものを用意するのが基本です。

4, キャンプ道具の積載(パッキング)

出発の前日までに、すべての荷物をバイクに積む「テスト積載」をして、軽く走行してみましょう。実際に積んで走行してみることで、荷物がきちんと収まるか、重心のバランスは良いか、運転に支障はないかなどを事前に確認できます。ここで問題点を洗い出しておけば、バイクキャンプ当日の朝、スムーズに出発できるでしょう。

5, 出発当日の最終チェック

いよいよ出発の朝です。焦らず、まずは安全確認から始めましょう。バイクのタイヤ空気圧、チェーンの張り、ライトやウインカーが正常に点灯・点滅するかなど、しっかり点検しておくことが大切です。最後に、積載した荷物が緩んでいないか、ストラップの余りが垂れ下がっていないかなどを再度確認し、安全を確かめてからエンジンスタートしましょう。

バイク館でツーリングキャンプに適したバイクを手に入れよう

バイクキャンプの準備とコツが分かれば、あとは相棒となるバイクを選ぶだけです。ツーリングキャンプをより快適に楽しむために、バイク選びにもこだわりましょう。
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まとめ:準備を整えて最高のバイクキャンプへ出発しよう

この記事では、バイクキャンプの魅力から、必要な道具選び、そして安全な積載のコツまでを網羅的に解説しました。一見すると準備することが多くて大変に感じるかもしれませんが、ひとつずつステップを踏んでいけば、決して難しいものではありません。この記事で得た知識をもとにしっかりと準備を整え、あなただけの最高の冒険に出発しましょう。

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