ローンが残っているバイクを売るには?必要な手続きやポイントまとめ

ローンが残っているバイクを売るには?必要な手続きやポイントまとめ

バイク買取

2023/06/05

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バイクを購入する時、ローンを利用する方は多いでしょう。その中にはローンを完済する前にバイクを買い替えたい、金銭的な理由によって売却を検討したいという人もいるかもしれません。果たして、ローンが残っているバイクを売ることはできるのでしょうか。実は、ローン中のバイクにはさまざまな制限があります。ここではローンが残っているバイクを売る方法や注意点について、解説しましょう。

ローンが残っているバイクを売ることはできる?

「ローンが残っているとはいえ、自分のバイクだから通勤・通学やツーリングなどで毎日乗っているし、カスタマイズも自由にしている。当然、自由に売ることもできるはず」と考えているのではないでしょうか。

実はローンが残っているバイクには制約が付いていることが多く、簡単には売れないのが実状です。では、「制約」とは一体どのようなものでしょうか。

ローン中は原則的には売却できない

ローン中のバイクの所有権は、オーナーではなく、ローン会社が持っています。万が一ローンの支払いが滞った時に、スムーズにバイクを差し押さえるために、ローン会社の物となっているのです。これを「所有権留保」といいます。 つまり、ローンが残っているバイクは、正確にはオーナーの物ではないため、自由に売れません。車検証や軽自動車届出済証などの「登録書類」を確認し、所有者がローン会社もしくはバイク販売店になっていれば、そのまま売ることは難しいといえるでしょう。

自分名義のバイクなら売れる

ところが、車検証や軽自動車届出済証などの所有者欄にオーナーであるあなた自身の名前が記載されていれば、たとえローン中だったとしても、そのバイクは紛れもなくあなたの所有物ということです。この場合は、ローンが残っている場合でも問題なく売却できます。

125cc以下のバイクには定まった様式の書類がなく、ナンバープレートを発行する市区町村によって内容がまちまちです。そのため、所有権を表す欄が「納税義務者」などになっていることもあります。詳細は各役所の窓口に問い合わせてみましょう。

ローンが残っているバイクを売る方法

「ローンが残っていて、所有権はローン会社が持っている。だけど、バイクを売りたい!」という人もいるでしょう。もちろん、その方法がまったくないわけではありません。

誰にでも自由に売れるわけではありませんが、いくつかの条件をクリアすればバイクの売却は可能です。ここでは、そのクリアすべき条件を紹介します。

一括返済をしてからバイクを売る

ローンの残債を一括返済すれば、所有者を自分に変更できます。ローンを完済した後、ローン会社やバイク購入店などの「所有者」へ連絡し、必要書類を送ってもらいましょう。各書類に必要事項を記入後、所管の陸運局で「所有権留保の解除」を申請すれば、晴れてあなたがバイクの所有者となります。

また、返済する資金が手元にない場合、ローンの残債分を前払いということであらかじめ用意してくれるバイクショップや買取業者もあります。例えばローンの残債が20万円、バイク買取価格が40万円だった場合、残債分の20万円を先に受け取ってローンを完済します。そして、所有権留保の解除を行ってから業者に売却することで、残りの20万円を受け取ることが出来ます。

ローンの組み替えをしてからバイクを売る

例えばローンの残債が40万円、バイク買取価格が30万円だった場合はローンを完済できないため、所有権留保の解除ができません。この場合は、ローンの組み替えに対応しているバイクショップや買取業者を選びましょう。

残ったローンをバイクショップや買取業者が指定するローン会社で借り換えることで、業者がローンを完済し、所有者と使用者の名義を変更します。そして、オーナーは10万円の残債を新たなローン会社へ返済していきます。

ローンが残っているバイクを売る際のポイント

ここまで、ローンが残っているバイクを売る時に確認したい点や売却の流れを紹介してきました。しかし、まだ紹介しきれなかったポイントがあります。

ここでは、ローン中のバイクを売却するとローンはどうなるのか、また、ローン中のバイクにはすべて所有権留保が付いているのか、などの注意点や疑問を解説します。

バイクを売ってもローンの返済は残る

バイクを売ればローンを返済しなくてよいわけではありません。

先述のとおり、ローン会社がバイクの所有者である場合、ローンを一括返済して所有権留保の解除を行うことが必須です。バイクショップや買取業者が立て替える場合も、買取価格からローンを返済するので、受け取れるのは差額分だけです。買取価格がローン残債に届かない場合は、新たに買取業者が提携するローン会社と契約して、差額を返済しなければなりません。

どのような手段であれ、ローンは基本的にオーナー本人が返済しなければならないことを覚えておきましょう。

所有権留保が付かない条件がある

実はバイクショップやローン会社が所有権留保を付けるかどうかの明確な基準はありません。つまり、ローン中にもかかわらず、所有権留保が付いていないバイクもあるのです。判断基準はバイクショップやローン会社による裁量が大きいようですが、以下の条件を満たしていることが多いといえます。

1.車両価格の半額以上の頭金を支払っている
2.数十万円程度と、バイクの価格がそれほど高額ではない
3.勤続歴や収入など、購入する人の社会的信用度が高い

所有権留保が付いていなければ、バイクはローン中でも自由に売れます。ただし、上述の通り、ローンの返済義務は残ります。

バイク買取業者に売却するメリット

ローンが残っているバイクを売却するには、さまざまな条件や手続きが必要になることが分かりました。それらの煩わしさを考えると、売却を諦めようと思う人もいるかもしれません。

しかし、バイク買取業者であれば、そういった煩わしい手続きなしでスムーズに売れるのです。ここではバイク買取業者を利用するメリットを紹介します。

ローン中でも対応してもらえる

買取業者はバイクを買い取ることが業務です。中には「ローンが残っているバイクを売りたい」という要望も多いことでしょう。そのため、たいていの業者ではローンの組み替えサービスを用意しています。

買取価格がローンの残債に足りない場合でも、指定されたローン会社で組み替えることで、引き続き、足りない分をローンで返すことも可能です。

さらに所有権留保の解除までやってくれる業者が多いのも、大きなメリットといえるでしょう。

手続きの手間がかからない

バイクを売却する時にはさまざまな手続きが必要です。委任状や譲渡証などの書類を用意し、陸運局や市区町村役場で名義変更の手続きを行わなくてはなりません。さらにローンが残っているバイクであれば、所有権留保の解除も行います。これらを自分ひとりでやるのは大きな手間といえるでしょう。

ところがバイク買取業者へ売却すれば、こういった手続きはすべて無料でやってもらうことができ、煩わしい手間が大きく省けます。

査定額が高額になりやすい

ほとんどの場合、買取業者はバイクを買い取った後、数日のうちに業者間オークションで転売します。そのため在庫として抱えることはほとんどありません。また、その名の通り「バイクを買い取る」ことが本業ですので、どんどんバイクを買い取っていく必要があります。

そのため、買い取ったバイクを在庫として抱えることなく、より多くのバイクを転売しなければならない買取業者は、一般的なバイクショップよりも高い査定額を提示してくれることが多いのです。

ローンが残っているバイクを買い取ることも日常的ですので、マイナス査定となることもほとんどないようです。

まとめ

バイクの所有権がローン会社になっている場合は、原則的には残債を一括返済しなければなりません。

しかし、売却先がバイク買取業者であれば、残債の前払いやローンの組み替えなど、ローン中のバイクでも売却できるサービスが充実しています。もちろんバイク館も、ローンが残っているケースでも売却は可能です。


バイク館ではローン中の売却条件として、売却金額がローン残債金額を下回っている場合、残債金額は同時に清算することが売却の条件となります。ローン中のバイクの売却をお考えの方は、スタッフにご相談いただけると安心です。


何かと制限の多いローン中のバイクだからこそ、安心できるプロにお任せください。

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