バイク館の輸入バイク販売を支える「縁の下のちからもち」川越L&Iセンター

バイク館の輸入バイク販売を支える「縁の下のちからもち」川越L&Iセンター

アフターサポート

2023/02/22

輸入車
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全国のバイク館の店頭に並ぶ美麗な輸入新車。しかしそのウラには輸入の第一段階で傷や不良を厳重に確認し、対応している川越L&Iセンターの努力があります。

輸入バイクがバイク館店頭に並ぶまで。
入念な傷チェックが高クオリティをキープする

インド、中国、タイ、ベトナム、インドネシア……バイク館ではアジア各国で販売されているバイクを輸入し、日本で販売しています。その多くはホンダやヤマハなど日本メーカーが現地で生産しているもので、国内モデルと比較してもクオリティは大きく劣りません。しかし、輸入品である以上、輸送する段階で傷ついてしまったりすることも少なくありません。そんなバイク館の輸入バイクが店頭に並ぶまでの間に、縁の下の力持ち的な役割を果たしているのが、川越L&Iセンターなのです。

アジア各国から出荷されたコンテナは横浜港に到着し、そこから陸路で埼玉県川越市にあるバイク館のL&Iセンターに届けられます。「L&I」は「ロジスティックス&インポート」の略で輸入と物流、在庫管理を行うことから名付けられました。

ここではコンテナの開梱と出荷前の傷や不良箇所のチェック、納車整備をまとめて行い、全国のバイク館へと発送しています。

横浜港からコンテナが届きました。主に月・水・金、多い週は木曜日にも届いたり1日に2便届く日もあり、週に4〜5便、月に20便ほどが入荷します。

この日届いたのはタイのスーパーカブ110。1台ずつ木枠で仕切られ、全部で26台詰め込まれています。

L&Iセンターの朝はこの開梱作業から始まります。バイクを傷つけないように木枠を分解し、2時間以内に全ての車両を下ろさないといけません。

コンテナから下ろしたバイクは1台ずつ丁寧に梱包を剥がします。

続いて検品。伝票に記載されている車体番号と実際に届いた車両の番号が一致していることを確認していきます。ここで書類の不備を見落としてしまうとナンバーが発行できないことがあるため、ミスは許されません。

さらに前後ホイールのトルクチェックも一斉に行います。

続いて傷チェック。特にミラーは割れていることもあるため入念にチェックします。

バッテリーを繋いでガソリンを入れ、始動チェックも行います。

クラクションや灯火類の点灯確認。

最後に実際に軽く試走してステアリングなどの異常がないか確認しています。

こちらが実際に使用しているチェックマニュアル。1台につき2名以上でダブルチェックを行い、漏れのない体制を取っています。

川越L&Iセンターには常時およそ400台の車両が保管されています。お問い合わせいただき次第、迅速に各店舗へ納車しています。

全国のバイク館へと在庫を移送するトラック。

アジアの小排気量バイクが日本バイク業界の未来を救う

川越L&Iセンターでは全国62店舗のバイク館から入る注文に応じて車両やパーツの発送を行っています。お近くのバイク館にお目当ての車両の在庫がない場合でもすぐに取り寄せることができます。

また、海外メーカーのバイクの場合、パーツ1点のために海外から送ってもらうと送料が跳ね上がってしまうため、ある程度注文がまとまるまで待たされてしまうことがありますが、バイク館ではこの川越L&Iセンターに約1800点のパーツ在庫をストックしており、在庫があればすぐに全国のバイク館に発送いたします。もしも在庫がない場合でも、国産モデルのパーツで代用可能かといったデータを豊富に持っているため、可能な限り早く修理することができるのです。

川越L&Iセンターでセンター長を務める新井雄介さん。

「5〜6年前からインド車の輸入を開始して、それまでは月100台程度だった輸入バイクの売り上げが、いきなり500〜600台に増えたんです。そのため、それまで使っていた倉庫では収まらなくなり、この川越L&Iセンターをオープンしました。

ここでは開梱と納車整備の他に、情報の少ないアジアモデルの情報を収集し、バイク館全店に共有する業務も行っています。現地のサービスマニュアルを取り寄せて翻訳したり、ブレーキやオイルフィルターなど国産モデルのパーツで適合するものを探したり。

一番大変なのはやっぱり入荷時の傷チェックですね。輸入を始めた頃に比べるとかなり良くなったのですが、いまだに梱包が甘くてコンテナの中で倒れてしまい、傷ついている車両は無くなりません。ですので傷チェックはかなり入念に行い、発見したらパーツを交換して万全の状態にしてから出荷しています。

今人気があるのは155ccや190ccのモデルで、長くバイクに乗ってこられた日本人ライダーの感覚からすると、中途半端な排気量だと思います。ですが、現在はエントリーモデルであるはずの国産の250ccバイクが新車で70万円とかしますよね。なのでいきなり大型免許を取って大型に乗って、上手く扱えなくてバイクを降りてしまう若い人も多いように思います。

だからこそアジアの小排気量のモデルが30〜40万円で買えることに意味があるんです。軽くて扱いやすく、ヨーロッパのモデルと比べると足つきも良いので初心者や女性でも安心して乗っていただけます。今後このアジアの輸入バイクは日本のバイク業界を支える存在になっていくと思っています」

川越L&Iセンターの中にはそういった傷のついていた車両を保管しておくスペースがあります。また、オイル漏れや電気的な不良などもあり、そういった対応もここで行っています。

川越L&Iセンターでは新車のパーツを車種ごとにストックしています。そのうちアジアの輸入バイクのパーツは約1800点。

人気のある車種ほど豊富にストックしています。中には国産のパーツが適合する車種もあるため、そういったものは国産品で代用し、なるべくたくさんの車種に対応できるように管理しています。

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