「スポーツツアラーが気になるけれど、どんなバイクなの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。 スポーツツアラーは、スポーティな走りと長距離ツーリングの快適性を融合させたバイクです。 本記事では、スポーツツアラーならではの魅力やほかのジャンルとの違いを詳しく解説するとともに、中型・大型それぞれのオススメモデルをご紹介します。スポーツツアラー選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Hayabusa(2021)
スポーツツアラーとは、スポーツバイクの走りの楽しさと、長距離移動に適したツアラーの快適さを兼ね備えたバイクのことです。
高速走行時のパワーだけでなく、街中でも扱いやすいエンジン特性に味付けされたモデルが多く、初心者からベテランまで幅広く楽しめます。
また、空気抵抗を抑えるカウルや風を受け流すスクリーン、座り心地の良いシート、大きな燃料タンクを備えたモデルが主流で、長時間の走行でも疲れにくいのが特徴です。モデルによっては、荷物を積みやすい専用パニアケースを装着できる設計になっているのも魅力です。
スポーツツアラーの特徴をより理解するために、ほかのジャンルのバイクと比べてみましょう。ここでは、スーパースポーツとアドベンチャーとの違いを解説します。

ヤマハ YZF-R1(2026)
スーパースポーツは速さを追求したバイクのため、快適さや荷物の積みやすさはあまり重視されていません。前傾姿勢が強く、長時間のライディングには向いていない作りです。
一方でスポーツツアラーは、ツーリングを楽しむための性能と装備が充実しており、低速からでもスムーズに走れるため、街中や曲がりくねった道でも扱いやすいのが特徴です。

スズキ Vストローム250(2017)
アドベンチャーバイクは、荷物を積んで快適に移動できる点でスポーツツアラーと似ていますが、舗装されていない道でも走れる点が大きな違いです。
一方でスポーツツアラーは、舗装された道路を走ることを前提に設計されています。
スポーツツアラーには大型バイクが多いものの、中型クラスにもオススメのモデルがあります。ここでは、中型のスポーツツアラーバイクを2つ紹介します。

Ninja 250(2025)
Ninja 250は、軽量な車体と軽快な走りが楽しめるエンジンでアグレッシブな走りを味わえるフルカウルスポーツです。ツーリングの快適性も高く、スポーツツアラー的な使い方も楽しめます。全域で扱いやすいエンジン特性のため、アクセル操作に対して素直に反応し、スムーズな加速を感じられます。
車体が軽く安定感も高いため、コーナーでの取り回しがしやすいのも魅力です。ハンドル位置はやや高めに設定されており、体格を問わず楽な姿勢で乗れます。

CB400 SUPER BOL D'OR(2018)
CB400 SUPER BOL D'OR(CB400 SB)は、教習車としても知られるCB400 SUPER FOUR(CB400SF)にハーフカウルを装着し、防風性能を高めたモデルです。新車としての生産は終了していますが、現在も中古車市場で高い人気を誇ります。
ゆったりとしたライディングポジションに加え、風の当たりを抑えるカウルによって長時間の走行でも疲労を感じにくいのが特徴です。普段の通勤から長距離のツーリングまで幅広くこなせる、扱いやすいバイクといえます。
続いて、大型クラスのオススメスポーツツアラーをご紹介します。ラインアップには現在生産終了となっている名車も含まれますが、優れた性能は中古車でも十分に堪能できます。長距離を快適に走るための装備が充実したモデルばかりなので、購入の参考にしてください。

Ninja ZX-14R(2012)
ZX-14Rは、強力な加速力と扱いやすさを両立したモデルです。1,441ccのエンジンは低い回転数からでも力強いトルクを発生し、アクセルを少し開けるだけでスムーズに速度が乗ります。
見た目はスポーティですが、ハンドル位置が高めに設定されているため、長距離のツーリングにも使いやすい設計です。

Ninja H2 SX(2018)
Ninja H2 SXの特徴は、スーパーチャージドエンジンを搭載している点です。低・中速域を重視したセッティングながら、スポーツツアラーの中でもトップクラスの動力性能を誇ります。
また、大型のウインドスクリーンとフルカウルにより防風性が高く、長時間座っても疲れにくいシートも採用されています。

NT1100(2022)
NT1100は、アドベンチャーモデルのアフリカツイン系プラットフォームをベースに、オンロード走行向けに足回りを調整したモデルです。DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)と呼ばれる自動でギアチェンジを行うシステムを備えており、クラッチ操作が不要なため、発進やギアチェンジがスムーズに行えます。
ウインドスクリーンは手動で高さを調整でき、走行シーンに合わせて防風性能を変えられます。市街地からツーリングまで、幅広い場面で快適に走れる一台です。

CB1300 SUPER BOL D’OR SP 30th Anniversary(2022)
CB1300 SUPER BOL D’OR(CB1300 SB)は、人気ネイキッドのCB400 SUPER FOUR(CB400SF)にカウルを装着したモデルです。低・中速域から粘り強いトルクを発生するエンジンにより、余裕のある走りが楽しめます。
上級グレードには、オーリンズ製の高性能なフォークとサスペンション、ブレーキには同じく定評のあるブレンボ製が採用されており、スペックだけでなく所有欲までも満たしてくれる内容となっています。

VFR1200F(2010)
世界で初めてバイク用としてデュアル・クラッチ・トランスミッションを搭載したと言われるVFR1200Fは、現代の技術が生み出す高いスポーツ性能に、ツアラーの魅力である快適な長距離走行性能を掛け合わせたモデルです。
左右対称配置のシリンダーなど、振動を抑えた設計のV4エンジンは根強い人気があり、スタイリングにマッチする配色とデザインのパニアケースが発売されるなど、ロングツーリングを好むライダーから愛されたモデルです。

FJR1300AS(2006)
FJR1300Aは、1,298ccの4気筒エンジンを搭載した大柄なヤマハのスポーツツアラーです。
2016年発売モデルでは、さらに快適な高速巡航を目指し、6速トランスミッションが採用されました。また、長距離ツーリングでの疲労の原因となるクラッチ操作荷重を低減したアシスト&スリッパーが標準装備されるなど、ツアラーとしての強みを最大限に生かした仕様が魅力です。
別モデルのFJR1300ASでは、クラッチ操作なしで変速できる機能がついているなど、充実の先進技術が特徴のモデルです。

FZ1 FAZER GT(2011)
FZ1 FAZER GTは、ヤマハのスーパースポーツYZF-R1の技術を活かしながら、ツーリング性能を高めたスポーツツアラーです。
998ccの4気筒エンジンを搭載し、スポーティな走りと市街地での扱いやすさを高次元でまとめています。防風性を高めたカウルやロングスクリーンを備え、高速道路でも快適に走行できるほか、長距離ツーリングにも適したモデルです。

GSX-S1000GT(2022)
GSX-S1000GTは、スーパースポーツで培った知見と、ツアラーに求められる要素が混ぜ合わされたモデルです。全域で安定したパワーを発揮するエンジンは、ツーリング先でのアグレッシブな走りにも対応できます。
走行モードを選べる機能やクルーズコントロールなど、快適なライディングを支える装備が充実しているのも魅力です。

Hayabusa(1999)
Hayabusaは、かつて世界最速のバイクとして知られたスズキのフラッグシップモデルです。
2021年にフルモデルチェンジを果たした現行モデルでは、圧倒的なエンジン性能に加え、走行モード切替やクルーズコントロール、双方向クイックシフターなど最新の電子制御システムを搭載しています。高速巡航の快適性にも優れ、スポーツ走行とロングツーリングの両方を存分に楽しめるモデルです。
スポーツツアラーは、スポーツバイクならではの走る楽しさと、長距離ツーリングの快適性をあわせ持つバイクです。街乗りから高速道路まで幅広いシーンで活躍するため、「走りもツーリングも妥協したくない」という方に適しています。
購入を検討する際は、排気量や装備、ライディングポジションなどを比較し、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが大切です。
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