バイク選びをしていて「並行輸入車と逆輸入車は何が違うのだろう」と疑問に感じたことがある方もいるでしょう。 どちらも海外から持ち込まれたバイクという点では同じですが、両者には違いがあるのです。 本記事では、並行輸入車と逆輸入車それぞれの特徴やメリット・デメリット、購入時のポイントをまとめました。並行輸入車と逆輸入車の違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
バイクショップや中古車サイトを見ていると「並行輸入車」「逆輸入車」という表記を見かけることがあります。名前が似ているため混同しやすいですが、それぞれ意味は異なります。
まずはそれぞれの違いを押さえておきましょう。

ヤマハ XSR155(並行輸入モデル)
並行輸入車とは、国内の正規代理店を介さず、独自のルートで海外から仕入れた車両のことです。外国メーカーの車両だけでなく、海外向けに販売している日本メーカーのモデルも対象になります。
国内では購入できない仕様やカラーのバイクに乗れる点が魅力のひとつです。ただし、正規ルートを通っていない分、保証の内容や故障時の対応は販売店によって異なります。部品の取り寄せに時間がかかる場合もあるため、購入前にアフターサービスの内容をしっかり確認しておくことが大切です。

ヤマハ FZ-1 FAZER(逆輸入モデル)
逆輸入車とは、日本メーカーが海外向けに製造・販売したバイクを、改めて日本国内に輸入して販売する車両のことです。
国内仕様は日本の道路環境や保安基準に合わせて設計されていますが、逆輸入車は海外向けの仕様がそのまま維持されているケースが多く見られます。そのため、エンジン出力や装備内容が国内モデルと異なることがあります。
並行輸入車には、正規ルートでは出会えないバイクに乗れるという魅力があります。その一方で、購入後を見据えると、事前に確認しておきたいポイントもあります。ここでは、並行輸入車のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

ヤマハ CYGNUS 125 RAY ZR HYBRID(国内未発売モデル)
並行輸入車の大きな魅力は、国内正規ラインアップにないモデルを選べることです。
日本メーカーのバイクでも、海外専用モデルや国内仕様とは異なるカラー・装備のバリエーションが存在します。並行輸入車を選ぶことで、こうしたレアな1台を手に入れられる可能性があるのです。
また、海外で先行発売された新型モデルを、日本での正規発売前に入手できるケースもあります。希少なバイクを探している方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。

並行輸入車は国内正規流通の車両ではないため、メーカーが実施するリコールの対象外になる場合があります。リコールとは、安全上の不具合が見つかった際にメーカーが無償で対処する制度のことです。
国内正規車両であれば、ディーラーを通じて比較的スムーズに対応してもらえますが、並行輸入車の場合は持ち込みを断られたり、そもそもリコール情報が届かなかったりするケースも少なくありません。万が一のときにどのような対応になるのか、購入前に販売店へ確認しておくと安心です。
逆輸入車は、海外仕様ならではのスペックをそのまま楽しめる点が魅力です。ただし、整備面では国内モデルとの差が出ることもあるため、事前に把握しておきましょう。ここでは、逆輸入車のメリットとデメリットをまとめました。

逆輸入車を選ぶ理由としてよく挙げられるのが、出力制限のかかっていないフルパワーモデルに乗れるという点です。
かつて日本では、安全面への配慮から国内向けモデルのエンジン出力が抑えられていた時期がありました。そのため、同じ車種でも海外仕様のほうが最高出力で上回るケースがあったのです。
逆輸入車なら、制限のない仕様のバイクを選べるため、国内モデルとは異なる加速感や走行フィーリングを求める方にとって魅力的な選択肢になります。

逆輸入車は国内モデルと部品規格や仕様が異なる場合があるため、対応できる整備店が限られることがあります。
純正部品の在庫が国内にないケースでは、海外からの取り寄せが必要になることも少なくありません。その分、修理完了までの時間が長くなったり、費用が割高になったりする可能性もあります。
長く安心して乗り続けるためには、逆輸入車の整備実績が豊富な販売店を選ぶことがポイントです。

並行輸入車・逆輸入車を購入するときは、車両の状態確認だけでなく、購入後のサポート体制までしっかり確認しておくことが大切です。
まず押さえておきたいのが、販売店選びです。並行輸入車や逆輸入車の取り扱い実績が豊富な店舗であれば、納車後のトラブル対応や部品手配の面でも頼りになります。
保証内容についても忘れずに確認しましょう。保証期間や適用範囲、免責事項は販売店によって大きく異なります。口頭での説明だけで終わらせず、書面でもしっかり確認しておきましょう。
また、対象の車両がどの国向けに作られたモデルなのかも重要なチェックポイントです。電装系や灯火類の仕様が日本の保安基準を満たしているか、車検を問題なく取得できる状態かどうかも、事前に確認しておきましょう。

並行輸入車と逆輸入車には、それぞれ異なる魅力と注意点があります。国内では出会えないモデルや、制限のかかっていない本来のスペックで乗れることは、こだわりを持つ方にとって大きな魅力といえるでしょう。
一方で、保証・リコール対応・部品調達といった維持管理の面では、国内正規車両とは異なるリスクが伴います。車両の状態だけでなく、販売店のサポート体制まで含めて総合的に判断することが、後悔しない選択につながります。
国内では見つけにくい1台を探している方は、輸入車の取り扱い実績が豊富なバイク館をチェックしてみてください。特選輸入新車・中古車から希少モデルまで幅広く揃えており、独自の仕入れルートと海外直輸入により、お求めやすい価格でご提供しています。
全国の店舗在庫から希望に合った車両を探せるので、ぜひご活用ください。