1980年代末に登場したスズキのバンディットシリーズは、現在も中古車市場で根強い人気を誇るネイキッドバイクです。美しいパイプフレームや水冷4気筒エンジンの咆哮に惹かれ、購入を検討するユーザーが今もいます。しかし、生産終了から長い年月が経過した絶版車であるために、故障リスクや維持に悩むケースも少なくありません。 そこで今回は、バンディット250と400の歴史や特徴を詳しく解説し、おすすめの購入方法も解説します。
1980年代後半から1990年代にかけて、スズキは独自の機能美を追求したロードスポーツバイクを開発しました。ヨーロッパテイストの美しいスタイリングをまとって誕生したバンディットシリーズは、多くのライダーを魅了した名車です。

バンディット400(1989)
レーサーレプリカブームが全盛期を過ぎようとしていた1989年6月、スズキは新しいネイキッドバイクとしてバンディット400を発売しました。カウルを持たないオーソドックスなスタイルでありながら、鋼管丸パイプを組み合わせたダイヤモンドフレームを採用した点が特徴です。
心臓部には、レーシングマシンの流れを汲む水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒エンジンを搭載しています。最高出力59馬力を12,000回転で発生させる高性能なパワーユニットは、アクセルを開ける喜びを乗り手に与えました。また、トランスミッションにはクロスレシオの6速リターン式を採用し、高回転域を維持したスポーティな走行を可能にしています。
さらに1990年7月には、レトロな雰囲気を持つロケットカウルを標準装備した特別仕様車、バンディット400リミテッドを市場へ投入しました。標準モデルの新車価格59万5,000円に対し、バンディット400リミテッドは、特徴的なカウルや調整機構付きサスペンションを追加して販売されました。

バンディット250(1989)
バンディット400の登場から約半年が経過した1989年12月、スズキは排気量を下げた弟分となるバンディット250を発売しました。当時の新車販売価格は47万9,000円に設定され、車検がない手軽さと4気筒の高性能エンジンで若者を中心に人気を集めました。
パワーユニットにはGSX-R250R用のエンジンをベースにした水冷4気筒を搭載し、最高出力45馬力を14,500回転という超高回転域で発揮します。トランスミッションには400ccモデルと同様に6速リターン式を採用しており、高回転まで回す楽しさを味わえます。
1991年には、上位モデルと同じく大型のロケットカウルを装着したバンディット250リミテッドがラインアップへ加わりました。バンディット250リミテッドの登場で、250ccクラスでもクラシカルなカフェレーサースタイルを選択できるようになりました。

バンディット250(1995)
バンディット400には、スズキがこだわった独自のメカニズムと意匠が細部にまで注ぎ込まれています。ここでは、現在のバイクには見られない、芸術的な美しさと走行性能のディテールを見ていきましょう。
バンディット400の外観における最大の魅力は、艶やかな曲線美を大胆に取り入れたスタイリングにあります。
車体側面の美しい鋼管パイプフレームは、緻密に計算された配置によりグラマラスなボリューム感を演出しています。
なめらかな面構成を持つ燃料タンクから、コンパクトに絞り込まれたシートカウルへとつながるラインは、ヨーロッパの高級スポーツ車を思わせる気品を放っています。
丸型のヘッドライトや美しいメッキ加工の集合マフラーなど、伝統的なネイキッドスタイルを守りつつ、近未来的な美しさも融合させています。
ロケットカウルを装着したリミテッドモデルでは、1960年代のレーシングマシンを彷彿とさせるレトロなシルエットを楽しめます。
バンディット400が誇る走行性能の核心は、レーサーレプリカ譲りの高スペックな水冷直列4気筒エンジンにあります。初期型は59馬力を発揮し、後年モデルでは仕様により出力や装備が変更されました。
アクセルワークに対してリニアに反応するキャブレターを装備し、タコメーターの針が滑らかに上昇する吹け上がりが特徴です。エンジンを回した際に聞こえる独特なレーシングサウンドは、ライダーの高揚感を刺激します。
ただし、中古車市場で車両を探す際は、絶版車特有の故障ポイントに注意しましょう。バンディット400の注意点としては、電気を制御するCDIのパンクや、経年劣化によるキャブレターの燃料詰まりが挙げられます。点火プラグが燃料で濡れて始動できなくなる「プラグかぶり症状」を防ぐためにも注意が必要です。
中古車を購入する際は、メンテナンスの履歴を必ず確認しましょう。

バンディット250(1995)
250ccモデルのバンディット250は、車検のない手軽さを維持しながら、上位クラスに引けを取らない贅沢な装備が奢られています。ここでは、軽量コンパクトな車体に凝縮された、こだわりの設計を見ていきましょう。
バンディット250は、単なる400ccモデルの廉価版ではなく、随所に質感の高い専用部品を採用したモデルです。ハンドルまわりにはアルミダイキャスト製のセパレートハンドルを装備し、スポーティな乗車姿勢と高級感を演出しています。ステップホルダーやスイングアームのピボット部分にも、美しいアルミ鋳造パーツを配置しています。
燃料タンクの容量は15リットルで、長距離のツーリングも可能です。シート高は745mmで、足つき性も優れています。また、バンディット250リミテッドには、ロケットカウルを装着した個性的な仕様が用意されました。
バンディット250の走りを支える足回りには、当時の250ccクラスとしては珍しい、太いサイズのタイヤが装着されています。リヤには迫力ある幅150サイズの太いタイヤを組み合わせることで、安定感を高めています。軽量な鋼管フレームに太いタイヤを組み合わせたこの構造は、アグレッシブな走行を支え、同モデルの魅力のひとつとなりました。
フロントには油圧式のシングルディスクブレーキを採用し、街乗りからワインディングまで確実な制動力を発揮する設計です。6速リターン式のトランスミッションと45馬力(後期型は40馬力)のエンジンが、太いタイヤを通じて路面へ力強くパワーを伝えます。

魅力にあふれるバンディット250や400ですが、生産終了から時間が経過した絶版車のため、良質な中古車を個人で見つけるのは簡単ではありません。中古車選びで失敗しないためにも、全国に店舗を展開しているバイク館を利用してみてはいかがでしょうか。
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また、取り扱い車両は経験豊かな専門の整備士が、吸気系や電気系など、細部まで徹底的にチェックしたクオリティの高いものばかりです。さらに、購入後のバイクライフを安心して過ごすための「オリジナル延長保証制度」も用意されています。
相場にもとづいた適正な価格でバンディットを手に入れ、バイクライフの第一歩を踏み出しましょう。

スズキのバンディットシリーズは、美しいパイプフレームと水冷4気筒エンジンをあわせ持つ、歴史的な名車です。400ccモデルの圧倒的な加速力も、250ccモデルの手軽さと上質な仕上がりも、どちらもオススメできます。
購入の際には、古い年代の絶版車だからこそ、信頼できるお店選びが重要です。手厚い保証と豊富な在庫を誇るバイク館であれば、トラブルのリスクを抑えて理想のバイクを見つけられます。まずは公式Webサイトにアクセスして、あなたにあったバンディットの中古車を検索してみましょう。