ディスクブレーキのパッド交換はいつ?時期の目安や手順を解説

ディスクブレーキのパッド交換はいつ?時期の目安や手順を解説

ブレーキパッド交換

2026/01/19

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バイクに乗る上で欠かせないメンテナンスのひとつが、ブレーキパッドの点検と交換です。しかし「交換の適切なタイミングや方法が分からない」という方も多いのではないでしょうか。 本記事では、ブレーキパッドの交換が必要な理由や交換時期の見極め方、交換手順、作業時のポイントまでを詳しく解説します。愛車のコンディションをベストに保ち、安全で快適なバイクライフを楽しみましょう。

バイクのディスクブレーキは定期的なパッド交換が必要

バイクのブレーキシステムにはディスクブレーキとドラムブレーキがありますが、現在主流となっているのがディスクブレーキです。近年発売されているモデルのほとんどに採用されており、ディスクブレーキでは定期的なブレーキパッドの交換が欠かせません。ここでは、ブレーキシステムの種類と、ブレーキパッドの交換が必要な理由について解説します。

バイクのブレーキシステムは主に2種類

バイクのブレーキには、ディスクブレーキとドラムブレーキの2種類があります。

ディスクブレーキは、車輪に取り付けられた「ブレーキディスク」と呼ばれる丸い板を、左右から挟んで摩擦力によってスピードを減速させる方式です。

ドラムブレーキは、筒状の部品(ドラム)の内側で金属パーツを広げることで停止させる方式です。ディスクブレーキに比べ、軽量で製造コストも抑えやすい傾向があります。

ブレーキパッドの交換が必要な消耗品

ブレーキパッドは、ブレーキディスクに押しつけて車輪の回転を止めるため、使うほどすり減ります。パッドが薄くなると、制動力が低下し、止まるまでの距離が長くなる可能性があります。

さらに、限界を超えて使用するとブレーキローターを傷つけてしまい、大きな修理が必要になる場合もあります。そのため、日頃から残量を確認し、減ってきたら早めに交換することが大切です。

バイクのブレーキパッドの交換時期を見極める方法

ブレーキパッドは一般的に、走行距離5,000〜10,000km程度での交換が目安ですが、使い方で寿命は変わります。走行距離だけでなく、溝の深さや厚さ、音なども確認して判断しましょう。

ここでは、ブレーキパッドの交換時期を見極める方法を解説します。

厚みの残量を確認する

ブレーキパッドは、厚さで交換時期が判断できます。厚みが4mm以上残っていて異音もなければ問題ありませんが、厚みがおおよそ3mm以下になったら交換を検討しましょう。1mm以下の場合は早急に交換が必要です。ダブルディスクの場合は、左右で減り具合が異なる場合もあるため、しっかりと両側を確認しましょう。

ブレーキ音を確認する

ブレーキをかけたときに聞こえる音も、交換時期の目安になります。ブレーキ時に「キー」「ゴー」などの異音が出たら、パッドが薄くなっている可能性があります。

そのまま走行すると、ディスクローターなどを傷つけ修理費が高額になることもあるため、異音があれば早めに交換しましょう。

バイクのブレーキパッドを交換する方法

ブレーキパッドは正しい手順を知っていれば自分で交換できます。ここでは、ブレーキパッドを交換する方法を解説します。

1.必要な道具を用意する

作業を始める前に、必要な道具をそろえておきましょう。ブレーキパッド交換に必要な道具は、以下の通りです。

・新品のブレーキパッド
・マイナスドライバーや六角レンチなどの工具
・洗浄に使用するパーツクリーナーとブラシやウエス
・グリス
・軍手 など

パッド面以外の頑固な汚れがある場合に限り、紙やすりを使うと落としやすくなります。

2.ブレーキキャリパーとブレーキパッドを取り外す

道具を用意したら、ブレーキパッド交換に取りかかりましょう。

まず、ブレーキパッドを取り外すために、パッドピンを少し緩めておきます。その後、ブレーキキャリパーを固定しているボルトを外し、まっすぐ引き抜きましょう。

外れたら、先ほど少し緩めたパッドピンを抜き、ブレーキパッドを取り出します。向きが決まっている部品もあるため、外す前に位置を覚えておくと安心です。

パッドピンが抜けにくいときは、軽く押し出すことで外しやすくなります。無理に力をかけると部品を曲げてしまうので、ゆっくり作業を進めましょう。

3.取り外したパーツの汚れを落とす

ブレーキパッドを外したら、取り外した部品の汚れを取り除きます。汚れがたまると動きが悪くなり、ブレーキの効き方に影響が出るため大切な工程です。

パーツクリーナーを使って細かい汚れを落とし、ウエスでしっかり拭き取ります。固まった汚れは小さなブラシでこすって取り除きましょう。

キャリパー、ピストン以外の可動部には専用グリスを薄く塗ると動きが良くなります。ただし、塗りすぎると、ごみが付着する可能性があるので注意しましょう。

4.新しいブレーキパッドを取り付ける

掃除が終わったら、新しいブレーキパッドを装着します。決められた位置に正しく収め、外れないように軽く固定します。このとき、ディスクローターに当たる面には油が付着しないよう気をつけましょう。

裏側の金具が当たる部分にパッド用グリスを薄く塗ると、異音防止に効果があります。ただし、塗りすぎると埃がつきやすくなるため、薄く塗るのがポイントです。

5.ブレーキキャリパーを取り付けて動作確認をする

最後にブレーキキャリパーを元の装着位置に戻します。外したときと逆の順番で部品を取り付け、ボルトを締めます。車種ごとに指定トルクで締め付ける必要があるため、事前にサービスマニュアルなどで確認しておきましょう。

取り付けられたら、ブレーキレバーを数回握り、パッドが正しく当たる位置まで戻ることを確認します。この作業を怠ると、ブレーキパッドの引きずりや制動力が著しく弱いなど、安全を脅かす重大な事態に繋がりかねません。ブレーキの動作確認は、走行前に必ず行いましょう。

確認後、問題がなければブレーキパッドの交換作業は完了です。

バイクのブレーキパッドを交換する際のポイント

ブレーキパッドの交換を安全に行うためには、注意すべき点がいくつかあります。ここでは、交換時に気をつけたい3つのポイントを解説します。

ネジは無理に回さない

交換作業の際に、ネジが固く動かないからといって力まかせに回すと、ネジの形がつぶれてしまい、外せなくなることがあります。

そのため、自分のバイクに合った規格のドライバーを使いましょう。ネジを傷めてしまうと修理が難しくなることもあるため、慎重に作業を進めることがポイントです。

交換後は慣らし運転をする

新品のブレーキパッドは、取り付け直後はまだしっかり当たらないため、慣らし運転が必要です。急ブレーキを避け、優しいブレーキングを行うことで、徐々にブレーキの利きが安定します。車種ごとに慣らし運転の方法が指定されている場合は、取扱説明書やメーカーの指示に従いましょう。

ショップへの依頼を検討する

ブレーキパッドは安全に関わる重要な部品のため、交換作業に不安がある場合はショップに依頼するのがオススメです。自分で行うとネジを傷つけたり、正しく組み上げられなかったりとトラブルにつながることがあります。

ショップでは必要な道具や設備が整っているほか、周辺の部品の状態もあわせて確認してもらえるため、ブレーキパッド以外の不調にも気付きやすくなります。

ブレーキパッドの交換はバイク館へご相談ください!

ブレーキパッドは、バイクの安全性にかかわる重要な部品です。自分で交換することもできますが、正しい手順を守らないと制動力が劣ったり、部品を傷つけてしまったりする恐れがあります。

必要な工具をそろえることや細かな調整も必要になるため、少しでも不安を感じる方は、無理をせずショップに任せるのがオススメです。

バイク館では、ブレーキパッドの交換はもちろん、バイク全体の点検や整備にも対応しています。お気軽にご相談ください。

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