バイクのバッテリーの充電方法や製品選びのコツを解説!

バイクのバッテリーの充電方法や製品選びのコツを解説!

バッテリー

2025/12/25

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久しぶりにバイクに乗ろうとしたら、バッテリーが上がってエンジンがかからないという経験をされた方も多いのではないでしょうか。 バイクに乗らない日が続くと、自然放電によって少しずつ電力が弱くなり、次にエンジンをかけるときに動かないことがあります。そこで役立つのが、家庭で使えるバッテリー充電器です。 本記事では、バッテリー充電器の使い方や選び方のポイント、バッテリーが上がる原因などを解説します。バッテリーが上がったときの対処法が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

バイクのバッテリーを充電する方法

バイクのバッテリーが弱くなると、セルモーターを始動するために必要な電力が足らず、エンジンがかからなくなることがあります。そのようなときは、バッテリーを充電すると再び使えるようになる場合があります。ここでは、バッテリー充電器の特徴や使い方をご紹介します。

家庭でも使用可能なバッテリー充電器を使おう

バイクのバッテリーは走行中に充電が行われますが、走行する機会が少なくなると自然放電によって電力が減っていきます。バッテリーの電力が弱くなると、セルモーターが回らない、エンジンがかからないといった不調の原因になるのです。

そのようなときに役立つのが、家庭で使えるバッテリー充電器です。家のコンセントにつないで使えるため、整備の経験がなくても扱いやすく、自走できないバイクをショップまで運ぶ手間も減らせます。

バッテリー充電器の使い方

充電器を使うときはバイクの電源を切り、事故防止のために鍵を抜き取ります。バッテリーから端子を外すには順番があり、正しくは「マイナス→プラス」の順です。

バッテリーを取り外したら、充電器のケーブルを「プラス→マイナス」の順でつなぎます。つなぎ終えたら充電器のスイッチを入れ、あとは説明書に従って充電しましょう。

充電が終わったら充電器の電源を切り、今度は「マイナス→プラス」の順にケーブルを外します。安全に充電するために、正しい順番を守ることが大切です。

バッテリー充電器を選ぶときのポイント

バッテリー充電器は価格が高めですが、一度買えば長期間使えるため、結果的にコストを抑えられる便利な道具です。購入するときは種類が多いため、自分のバイクに合うものを選びましょう。次の章では、バイク用バッテリー充電器を選ぶポイントを解説します。

バイク専用の製品を選ぶ

バッテリー充電器は、バイク向けの製品を選びましょう。クルマ用のバッテリー充電器だと電流の大きさが合わず、バッテリーが壊れるおそれがあります。

適切な充電器を使用しないと、充電ができてもバッテリーの寿命を縮めてしまう可能性があるため注意が必要です。バッテリー充電器を選ぶときは、バッテリー容量(Ah)に対して約1/10程度の電流値を持ったバイク専用の製品を選びましょう。

バッテリーの種類に適した製品を選ぶ

バッテリー充電器を選ぶときは、まず自分のバイクに使われているバッテリーの種類を確認することが大切です。合わない充電器を使用すると、充電できないだけでなく、故障や発熱などの危険があるためです。

バイクに使われるバッテリーは3種類あります。

・(鉛バッテリー)開放型バッテリー
・(鉛バッテリー)密閉型バッテリー(メンテナンスフリー[MF]型バッテリー)
・リチウムイオンバッテリー

思わぬトラブルを防ぐために製品選びは慎重に行い、必ずバイクのバッテリーに対応した製品を選びましょう。

搭載している機能を確認して選ぶ

バッテリー充電器を選ぶ際は、どのような機能があるかにも注目しましょう。例えば「サルフェーション除去機能」があると、バッテリーの電極に物質が張り付いてバッテリーが機能低下を起こすサルフェーションを除去してくれます。

また、満充電後に定電圧を維持してくれる「フロート充電」は、つなぎっぱなしでも過度な負担をかけにくい機能です。さらに、満充電になっても微弱な電流を常に流し続け、自己放電を補い100%の状態を維持する充電方法「トリクル充電」を備えた製品もあります。

バイクのバッテリーが上がるのはなぜ?

バッテリーが上がる理由は1つではなく、使い方や保管環境によって大きく変わります。原因を知っておけば、トラブルを減らし、より快適にバイクに乗れるでしょう。ここでは、バッテリーが上がる原因と対処法を解説します。

バッテリー上がりを招く原因

バイクは走りながらバッテリーの充電を行いますが、動かさずに置いておくと少しずつ力が弱まり、エンジンがかかりにくくなります。さらに、走行距離が短いと電力が十分に蓄えられません。

反対に、バッテリー充電時に必要以上の充電を続けると過剰充電となり、バッテリーの劣化や故障の原因になります。バッテリーが上がる原因として、以下が挙げられます。

・バッテリーが寿命を迎えている
・電装品の劣化やショートによる漏電
・灯火類の消し忘れによる放電・バイクを長期間放置したことによる自然放電
・バイク側の故障でバッテリーが充電されていない

こうした原因が重なると、バッテリー上がりを引き起こしかねません。

バッテリーが上がったときの対処法

外出先でバッテリーが上がってしまった場合は、以下の対処法が有効です。

・キックスタート
・押しがけ
・ジャンプスタート
・ロードサービス

キックスタートは試せる車両が限られますが、押しがけや他のバイクまたはジャンプスターターを使用したジャンプスタートであれば多くのバイクで試すことができ、エンジンをかけられる可能性があります。

自分で対処できないときは、ロードサービスを活用して、自宅やバイクショップまでバイクを移動させましょう。

自宅でバッテリーが上がったときやすぐにエンジンを始動しなくても問題ないときは、バッテリーの充電や新品バッテリーへの交換を行って、バイクのコンディションを整えましょう。

バイクが原因でバッテリー上がりを招くケースもある

バッテリーが上がるのは、必ずしもバッテリーそのものに原因があるとは限りません。ここでは、バイクが原因になっているケースやバッテリー上がりを防ぐ方法を解説します。

バイクが原因になっているケース

バッテリーを新しく交換したのに、すぐに電気が弱くなる場合は、バイク側に原因がある可能性があります。例えば、ジェネレーターやレギュレーターの不具合です。
ジェネレーターはエンジンの動きから電気を生み出す装置で、ここが劣化すると走っていても十分に充電されません。

また、レギュレーターは発電された電気を適切な強さに整える役割があります。故障すると電圧を調整できなくなり、配線トラブルなどにつながるケースも少なくありません。このような故障の可能性がある場合は、早めに点検を受けましょう。

定期的なメンテナンスが大切

バッテリー上がりを防ぐには、日頃のメンテナンスが欠かせません。バイク本体の調子とあわせて、バッテリーがしっかり蓄えられているかを確認し、弱っている場合は早めに充電すると良いでしょう。

また、ジェネレーターやレギュレーターが問題なく働いているかもチェックが必要です。バッテリー上がりを防ぐために、定期的にバイクやバッテリーの状態を確認し、必要に応じてメンテナンスを行いましょう。

バッテリー充電器の使い方を覚えてトラブルに備えよう

バイクのバッテリーは、乗る頻度や保管状態によって弱りやすく、エンジンがかからない原因になることがあります。バッテリー上がりはバッテリー充電器を使えば復活できる場合もあるため、トラブルに備えて事前に用意しておくと良いでしょう。

また、バッテリー上がりはバッテリー側の問題だけでなく、車両側の不調が原因となるケースもあります。もしバッテリー上がりや点検で不安がある場合は、無理をせずバイクショップに相談することが大切です。

バイク館では、車両の点検や車検はもちろん、バッテリーの充電や点検、交換にも対応しています。突然のバッテリートラブルや定期メンテナンスには、ぜひバイク館をご利用ください。

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