バイクのETCは必要?取り付けるメリットとデメリットを解説

バイクのETCは必要?取り付けるメリットとデメリットを解説

ETC

2025/12/01

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近年は高速道路の料金所のETC専用化が進み、バイクでもETCを取り付けるケースが増えてきています。とはいえ、現金払いに不便を感じていなければ「取り付けたほうがいいの?」と迷う方もいるでしょう。 本記事では、バイクにETCを取り付ける必要性やクルマ用との違い、導入するメリット・デメリットなどについて解説します。ETCを正しく理解し、快適なツーリングを楽しむための参考にしてください。

バイクのETCは設置が必要?

高速道路を快適に走りたいライダーにとって、バイクへのETC導入は今後ますます必要になっていくでしょう。ここでは、バイクのETCを設置すべき背景やクルマ用ETCとの違い、最新のETC事情について解説します。

ETC専用料金所が増えている

全国の高速道路では、料金所の「ETC専用化」が進んでいます。都市部では2025年度、地方部では2030年度をめどに、ほぼすべての料金所をETC専用に切り替える計画を国土交通省が公表しています。

これにより、現金支払い用のレーンがなくなる料金所も増えていくでしょう。今後はETCを搭載していないと料金所を通過できず、高速道路を利用できないケースが出てくる可能性があるため、バイクでも早めにETCを設置しておくと安心です。

バイク専用とクルマ用のETCは別物

ETCを利用するときは、ETC車載器にETCカードを差し込んで使用します。ETCカードはクルマとバイクで同じものを使用できますが、ETC車載器は別物です。

クルマ用ETCは車内使用を前提に設計されており、バイクのように雨風や振動にさらされる環境では誤作動を起こすおそれがあります。通信エラーによってバーが開かないなどの危険が生じるため、バイクで使用する際は防水・防塵・耐振動性を備えたバイク専用のETC車載器を取り付けましょう。

ETCは「ETC2.0」が主流

ETCには、「ETC1.0」と「ETC2.0」の2タイプがあります。従来のETC1.0が通行料金を自動で決済するシステムだったのに対し、ETC2.0は追加機能を備えた拡充版です。

例えばETC2.0は、高速道路の一時退出をしても、指定の道の駅など、一定条件を満たせば割引料金がリセットされません。これまで割高であった一時退出がお得に改善されていることは、運転者の疲労軽減につながり、結果として安全運転に寄与しています。さらに、ETC2.0は車載ナビやスマートフォンと密に連携することで、渋滞や災害などの道路交通情報の提供が可能になったりと、より便利に道路を利用できる仕組みになっています。

バイクのETCを取り付けるメリット

バイクにETCを取り付けると、時間的にも金銭的にも大きなメリットがあります。ここでは、代表的な2つのメリットである、割引の利用と料金所の通過のしやすさについて見ていきましょう。

割引が利用できる

ETCを設置しておくと、高速道路料金が割引になる制度を利用できます。

例えば、平日朝夕割引や深夜割引、休日割引など、曜日や時間帯によって通行料金が安くなる制度があります。また、ETCを搭載したバイクだけを対象にした「二輪車定率割引」というキャンペーンも実施されており、対象期間中に事前登録をして利用すると最大37.5%の割引を受けられるのです。

これらの制度を活用すれば、高速道路を利用するたびに費用を抑えられるため、高速道路を使ってツーリングに行く方には大きなメリットになるでしょう。

料金所でもたつかない

ETCを取り付けていない場合、料金所で一度停止し、グローブを外して財布を取り出し、料金を支払うという手間がかかります。バイクは安定性が低いため、支払っているあいだにバランスを崩して転倒してしまうかもしれません。

その点、ETCがあれば料金所をスムーズに通過できるため、支払いの煩わしさが解消されます。特に雨の日や冬場の寒い時期などは、手袋を外さずに走り続けられる快適さを実感できるでしょう。

バイクのETCを取り付けるデメリット

ETCは便利でお得なシステムですが、設置にはいくつかデメリットもあります。ここでは、ETCを取り付けるデメリットを2つ解説します。

取り付け費用が高い

取り付け費用が高い点は、バイクにETCを取り付けるデメリットのひとつです。

バイク専用のETC車載器は、雨風や振動などの外的環境に耐えられるよう、防水・防塵・耐振動設計が施されています。そのため、車内のみで使用するクルマ用のETC車載器よりも価格が高めです。

さらに、機器本体だけでなくセットアップ料金や取付工賃も必要となり、合計でおおよそ3万円前後かかるのが一般的です。バイクによっては、別途ステーやケースの購入が必要になる場合もあります。

長期的な利便性を考えると必要な投資ですが、初期費用がやや負担に感じるかもしれません。

取り付けられる店舗が限定されている

ETC車載器は、どのショップでも自由に取り付けられるわけではありません。バイクに取り付けるときは、機器に車両情報を登録するセットアップ作業があり、国土交通省の認定を受けた店舗のみが対応を許可されています。

近くに登録店がない地域では、遠方まで取り付けに行かなければならないケースもあるでしょう。ETCを利用したいと考えているときは、取り付け可能な最寄りの店舗を調べておくことをオススメします。

ETC車載器の取り付けはバイク館へお任せください

バイク館では、北海道から九州まで幅広いエリアに店舗を展開し、全店認証工場を完備しています。バイクの購入や買取はもちろん、車検や点検、アクセサリーの取り付けなど幅広く対応しており、ETC車載器の取り付けも可能です。お気軽にバイク館へご依頼ください。

バイクのETCセットアップができる

バイク館では、ETCの取り付けやセットアップが可能です。セットアップ費用は2,750円(税込)で承っています。取り付け工賃は車種や形状によって異なりますが、一般的なネイキッドであれば9,240円(税込)が目安です(2025年10月時点の情報)。

そのほかにも、オイル交換やタイヤ交換など、バイクの維持に欠かせない基本的な整備サービスも充実しています。快適なツーリング環境を整える際に、バイク館のサービスメニューをご活用ください。

バイクのコーティングやメンテナンスもお任せ

バイク館は、アクセサリーの取り付けだけでなく、コーティングや点検、車検といったメンテナンスにも対応しています。

全店舗が「認証整備工場」として認可を受けており、国家資格を持つ整備士が在籍しているため、技術面でも安心です。購入後1ヶ月または1,000kmでの無料初回点検や、12ヶ月点検などの定期メンテナンスにも対応しています。

また、バイクやヘルメットの美しさを長く保つためのコーティングもご用意していますので、愛車の輝きを持続させたい方はぜひご相談ください。

バイクにETCを取り付けてバイクライフをより便利にしよう

ETC専用料金所の増加により、今後はETCなしで通行できないケースも増える見込みです。さらに、割引制度の活用や料金所をスムーズに通過できる利便性など、多くのメリットも受けられます。

一方で、取り付け費用や設置店舗の制限といった注意点もあるため、信頼できる店舗に依頼することが大切です。バイク館ならETCの取り付けやセットアップも対応しているので、お気軽にご依頼ください。

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