大型バイクに憧れ、「いつかは乗ってみたい」と思っている方もいるでしょう。しかし、「どのような免許が必要なのか?」「取得にはどれくらいの時間や費用がかかるのか?」といった疑問や不安を感じる方も多いでしょう。 本記事では、大型二輪免許(大型自動二輪免許)の特徴や種類、取得条件に加え、かかる費用や必要な書類、免許取得後のバイク購入までをわかりやすく解説します。 憧れの大型バイクデビューに向けて免許取得を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

排気量が400ccを超えるバイクに乗るには、大型二輪免許が必要です。ここでは、大型二輪免許の特徴や種類、取得条件を解説します。
大型二輪免許を取得すると、400ccを超える排気量のバイクが運転できるようになります。
普通二輪免許と違い、排気量の上限がないため、幅広い車種に対応できる点が大きな特徴です。この免許があれば中型や原付も含め、すべて運転可能になります。
大きな車体のバイクに乗れることで、走行の力強さやツーリングの楽しみが大きく広がるでしょう。
大型二輪免許には、MT(マニュアル)とAT(オートマ限定)の2種類があります。
MT免許はあらゆる車種の大型バイクに乗れるのが強みですが、操作が複雑で教習時間もやや長くなります。AT限定免許は操作がシンプルで街乗りに便利なAT車(主にスクーターなど)に限り乗れますが、選べる車種はMTほど多くありません。
将来的に幅広い車種に乗りたいならMT、通勤や移動が主な目的ならATを選ぶのがオススメです。ただし、ATからMTへ切り替える場合は追加で免許を取り直す必要があります。
大型二輪免許を取得するには、まず18歳以上であることが前提です。
さらに、他の免許と同様に、視力や色の識別能力も基準を満たしている必要があります。具体的には、両眼で0.7以上かつ片眼で0.3以上の視力が必要で、赤・青・黄の3色を区別できることも条件です。
片眼の視力が基準に満たない場合でも、もう一方が0.7以上あり、左右150度以上の視野があれば受験可能です。
大型二輪免許は、すでに持っている免許の種類によって必要な教習時間や支払う金額が変わります。ここでは、教習所や合宿免許を利用した場合の目安を解説します。
大型二輪免許を取得するまでの期間は、保有免許によって大きく変わります。
普通二輪免許を持っている場合、教習所なら半月から1ヶ月ほどで卒業できるケースが多いです。普通自動車免許だけを持っている場合は1ヶ月程度、免許がない場合は2〜3ヶ月程度かかります。
合宿免許を利用すれば短期間での取得も可能で、普通二輪免許があれば最短6日で卒業できます。免許を持っていない場合や原付のみの場合は、2週間前後かかるでしょう。
免許取得にかかる費用は、取得方法によって異なります。
運転免許試験場で直接試験を受ける場合は、受験料や講習料などを合わせて2万円前後が必要です。一方、免許がない状態で教習所に通う場合は25万〜30万円ほどかかります。ただし、すでに普通二輪免許を持っていれば10万円前後で済むケースもあります。
合宿免許では宿泊費込みのプランが多く、費用はやや高めですが、短期間で取得できる点がメリットです。地域や教習所によって差があるため、事前に確認しましょう。

大型二輪免許の取り方には免許試験場で直接受験する方法、教習所に通う方法、そして合宿で取得する方法の3つがあります。ここではそれぞれの流れをまとめました。
試験場で直接受験する一発試験は、短期間で免許を取得できる可能性のある方法です。
まず、平日に行われる適性検査を受け、その後に学科試験(すでにほかの免許を持っている場合は免除)を受験します。技能試験は別日に予約制で行われ、合格すれば教習所での取得時講習を受ける流れになります。
もっとも一般的な方法が、教習所に通うやり方です。
教習所では、交通ルールや安全運転を学ぶ学科教習と、実際にコースを走る技能教習を段階的に受けます。教習を修了すると卒業検定を受け、合格後に試験場で学科試験を受けます。
入校手続きや適性検査から始まり、技能・学科を経て卒業検定へと進む流れで、安定して免許を取得しやすいのが利点です。
短期間で免許を取りたい方に向いているのが合宿免許です。
教習所が指定する宿舎に滞在し、学科と技能の授業を集中的に受けます。普通二輪免許を持っている場合は学科が免除されることもあり、より効率的に進められるでしょう。
カリキュラムの最終段階で卒業検定を受け、試験場で学科試験に合格すると免許が交付されます。短期集中で学べるため、スケジュールが限られている方にオススメの方法です。
大型二輪免許の取得には、いくつか必要な書類や持ち物があります。大型バイクの免許取得に必要なものは、以下の通りです。
| 区分 | 必要なもの | 詳細 |
| 共通 | 顔写真 | ・縦3cm×横2.4cm ・6ヶ月以内撮影 ・無帽、正面、無背景、上三分身 |
| 共通 | 筆記用具 | ・HB以上の鉛筆 ・消しゴム など |
| 共通 | 印鑑 | ・認印で可 |
| 共通 | 視力矯正具 | ・メガネやコンタクト(必要な人のみ) |
| 共通 | 卒業証明書 | ・教習所卒業後に交付されるもの |
| 免許なし | 住民票 | ・本籍記載 ・発行から6ヶ月以内 ・コピー不可 |
| 免許なし | 本人確認書類 | ・保険証 ・マイナンバーカード ・パスポート など |
| 免許あり | 運転免許証 | ・マイナ免許証(免許情報記録個人番号カード)も可 |
免許を持っている場合と持っていない場合で必要なものは異なります。必要なものは事前に確認して、不備がないようにしましょう。

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大型二輪免許を取得すれば、400ccを超えるバイクを運転できるようになり、ツーリングや日常移動の幅が大きく広がります。
取得方法は試験場での一発受験・教習所通学・合宿免許の3つがあり、それぞれにメリットと注意点があります。必要な期間や費用は持っている免許の種類によって変わるため、事前に確認することが大切です。
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