ツーリングシーズン、秋は立ちゴケに注意!街中でも危険なのは「落ち葉」

ツーリングシーズン、秋は立ちゴケに注意!街中でも危険なのは「落ち葉」

立ちゴケ

2025/10/29

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紅葉の秋はツーリングに最適な季節です。しかしその一方で、立ちゴケのリスクが高まる時期でもあります。街路樹から落ちる葉や濡れた路面は、思わぬ転倒につながることがあるため、低速走行や停車中も十分な注意が必要です。 この記事では、紅葉シーズンのツーリングで気をつけたい立ちゴケの注意点や防止策、さらに万が一の際の対処法について詳しく解説します。

立ちゴケとは

立ちゴケとは、停車中や低速走行中にバイクが倒れてしまう現象を指します。初心者だけでなくベテランライダーにも起こりやすく、特に気を抜いた瞬間に発生します。

大きな事故につながらない場合がほとんどですが、車体の損傷や修理費用が発生するため、注意が必要です。

街中でも起こる立ちゴケのリスク

立ちゴケは峠道やツーリング先だけでなく、街中でも十分に起こり得ます。砂利や落ち葉、雨で濡れた路面など、日常的な道路環境が原因になることがあります。

特に秋は紅葉の季節で路面状況が変わりやすいため、思わぬ場所でバランスを崩すリスクが高まります。

秋は「落ち葉」に注意

秋のツーリングでは、美しい紅葉に目を奪われがちですが、路面に積もった落ち葉は思わぬ危険を招きます。油分を含む落ち葉は、一見乾燥しているようでも、滑りやすく危険です。さらに、その下に砂利やマンホールのふたが隠れていることがあり、スリップの原因となります。

また、雨で濡れた落ち葉は、氷のようにツルツルとした状態になり、足をついた瞬間にバランスを崩すことも珍しくありません。街路樹が多い市街地では、道の端に落ち葉がたまりやすいため、低速走行や停車時は特に注意が必要です。

紅葉シーズンを楽しみつつも、足元やタイヤの下に潜むリスクを意識して走ることが、立ちゴケ防止につながります。

停車中にも立ちゴケは起こる

立ちゴケは走行中だけでなく、停車中にも発生することがあります。特に多いのが、サイドスタンドがきちんとかかっていないケースです。バイクを降りる際にしっかり確認しないと、車体がそのまま傾き、予想以上に大きなダメージにつながります。

また、荷物の積み下ろしやタンデム(2人乗り)の乗り降りの際に、一瞬でも支えを失うとバランスを崩しやすくなります。停車後は必ずスタンドが安定して接地しているか、地面が傾斜していないかを確認することが大切です。

ささいな不注意でも修理費がかさむ原因になるため、降車時の動作は毎回丁寧に行うこと、そして落ち葉や砂利など、滑る原因となるものに注意を払うことが、立ちゴケ防止につながります。

ブレーキの急な操作に注意

急ブレーキや急発進など「急」のつく操作も立ちゴケの要因です。特にブレーキ操作は、前後のバランスを崩しやすく、停車時に片足が地面に届かない状況を生み出すことがあります。さらに雨天や砂利道、落ち葉やマンホールの上ではタイヤが滑りやすく、急な操作はさらに危険です。

安全運転のためには、普段から余裕を持った速度調整を心がけ、停止する際はブレーキを段階的にかけて減速しましょう。落ち着いた操作を習慣化することは、立ちゴケだけでなく追突や転倒といった事故の防止にもつながります。

Uターン

狭い道や予想外の行き止まりに入り込んだ際、慌ててUターンしようとすると立ちゴケしやすくなります。これは、ハンドルを大きく切りながら低速で旋回するとバランスが崩れやすくなるからです。特に轍や坂道など、足場が不安定になりやすい場所では気をつけましょう。

また、クラッチやアクセルの操作を慎重に行い、極端に低速になりすぎないように気をつけましょう。足を地面につけながらUターンするのも有効です。焦らず冷静に判断することで、立ちゴケのリスクを減らすことができます。

発進直後のエンスト

発進直後にエンストを起こすと、バイクが不意に止まり、そのまま立ちゴケにつながることがあります。特に納車直後や久しぶりに乗る場合は、クラッチ操作やエンジン特性に慣れていないため、エンストを起こしやすくなります。

発進時にはまず深呼吸して落ち着きましょう。半クラッチの感覚をしっかりつかみ、ゆっくりスタートすることが大切です。操作に慣れるまで練習を重ねれば、自然と操作が安定し、立ちゴケのリスクを減らせます。

乗降時の注意点

バイクの乗り降りの際にも、立ちゴケのリスクがあります。特にタンデム走行の際、慣れていないと急に体重がかかり、支えきれずに倒れてしまうことがあります。乗車時は必ずハンドルとブレーキをしっかり握り、足を確実に地面に着けることを意識してください。

同乗者には「乗っていいよ」と声をかけてから乗ってもらうと安全です。降車時も同様に、バイクが安定してから降りてもらうことで、立ちゴケの防止につながります。

砂利

工場地帯や車通りの少ない道にある砂利も、立ちゴケの原因となります。砂利の上ではタイヤのグリップ力が大きく低下し、停止や発進の際に足が滑りやすくなるため危険です。特に大型バイクでは重量があるため、一度バランスを崩すと持ち直すのが難しくなります。

砂利道に入ってしまった場合は、急な操作を避け、できるだけ直進を維持しましょう。停車が必要なときは、路面が比較的安定している場所を選ぶことがポイントです。慎重な操作が立ちゴケ防止につながります。

地味に費用がかさむ立ちゴケの修理費

軽症に見える立ちゴケでも、レバーの曲がりやカウルの割れ、ミラーの破損、マフラーの傷などで修理が必要になる場合があります。純正パーツは高額になることが多く、複数箇所の修理では数万円規模の出費になることも珍しくありません。

バイク保険を活用しよう

立ちゴケによる修理費は、カウルの割れやレバーの曲がり、ミラーの破損など、一見軽い損傷でも意外に高額になることがあります。特に純正部品は単価が高いため、複数箇所を直すと数万円から十万円近い出費になることも十分にあり得ます。

こうした経済的な負担を軽くする方法のひとつが、任意保険の活用です。対人・対物補償だけでなく、車両保険を付帯していれば、立ちゴケのような自損事故による修理代も対象になるケースがあります。

補償範囲や免責金額は契約内容により異なるため、契約時に確認しましょう。加入しておけば、万一の際にも安心して修理できるだけでなく、精神的な余裕にもつながります。予想外の出費を防ぐためにも、保険の内容を見直してみてはいかがでしょうか。

万が一の時はプロにお任せ

もし立ちゴケで傷や不具合が生じた場合は、自己判断せずプロに点検を依頼すると安心です。バイク館では、バイクの点検や車検に加え、メンテナンスも行っています。全店認証工場完備なので、お気軽にご相談ください。

整備予約フォームで気軽に予約

立ちゴケでバイクに傷や不具合が生じたら、早めに点検や修理を行うことが大切です。しかし、整備工場に直接連絡するのは手間に感じるかもしれません。

そんな時に便利なのがバイク館の「整備予約フォーム」です。スマホやパソコンから24時間利用でき、希望の日時や作業内容を入力するだけで手軽に予約が完了します。

電話の待ち時間や営業時間を気にせずに申し込めるため、忙しいライダーもスムーズに予約可能です。フォームを活用すれば事前に内容が共有されるので、店舗側も必要な部品や作業を把握しやすく、当日の整備がよりスピーディーになります。

秋のツーリングは立ちゴケのリスクを理解して安全対策を徹底しよう!

秋のツーリングは紅葉を楽しめる一方で、落ち葉や砂利、停車時の不注意などによる立ちゴケのリスクが高まります。わずかな油断が修理費用の負担や安全性の低下につながるため、日頃から慎重な運転と点検を心がけることが大切です。

もし立ちゴケでバイクに傷や不具合が生じたら、自己判断せずにプロの整備を受けることをオススメします。バイク館なら、公式サイトの整備予約フォームから24時間いつでも簡単に予約でき、スムーズに専門的なサポートを受けられます。

大切な愛車に安心して乗り続けるためにも、ぜひバイク館の整備サービスをご活用ください。

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