バイクをもっと便利に、快適に、そして自分らしく楽しみたいと思ったことはありませんか?そんな願いを叶えるのがカスタムです。実用性を高めるパーツから、見た目を一新できるアイテムまで、今ではカスタムの選択肢は多岐にわたります。 この記事では、利便性・快適性・デザイン性の3つの観点から、初心者にもおすすめできるバイクカスタムを厳選して紹介します。また、カスタムを始める前に知っておきたい注意点もあわせて解説していますので、これからカスタムを検討している方はぜひ最後までご覧ください。
バイクをもっと快適かつ安全に楽しむためには、利便性を高めるカスタムがおすすめです。ここでは、ライダーの負担を軽減し、安心感を高めるために役立つ9つのカスタムをご紹介します。

ドライブレコーダーは、あおり運転から自分を守るため、また交通事故の際の証拠を残すためにも装着しておきたいアイテムです。
バイク用は耐水・耐振性能が不可欠で、前後カメラ搭載モデルが特におすすめです。LED信号機対応や衝撃感知による自動保存、GPS機能、HDR機能などを備えた機種なら、より確実に走行記録を残せます。
さらに、ドライブレコーダーは事故やあおり運転の証拠を残すだけでなく、ツーリング映像を記録する楽しみ方もできるのです。

スマートモニターは、ハンドルやステム付近に設置し、ナビや音楽再生などを操作できる機器です。
スマートフォンでも同じ機能は使えますが、スマートモニターは防水・防塵・耐振動性能に優れており、バイクに設置した際の故障リスクが低いアイテムです。
また、グローブを着けたまま操作できるモデルも多く、利便性にも優れています。

ETC車載器は、高速道路の料金所を停車せずに通過でき、時間短縮と快適な走行に貢献します。
一体型と別体型の2タイプがあり、近年は別体型が主流です。バイクに設置するときは、防水性や耐振性のあるバイク専用モデルを選びましょう。二輪車向け割引やスマートICの利用にも必須であり、ツーリングの自由度を広げてくれます。
初期設定に多少の手間はかかりますが、一度導入すればその利便性を長く享受できる装備です。

ミラーは後方視界を確保する安全装備であり、カスタムすることで機能性も向上します。
広角タイプや防眩加工のものは視認性を高め、夜間や逆光でも見やすくなります。衝撃緩和機構を持つモデルなら、後方の様子が見えやすくなるため、走行中の安全確認がスムーズに行えるでしょう。

ウインカーをカスタムすると、スタイリッシュな見た目と高い視認性を両立できます。省電力のものを選べば寿命が長くなり、メンテナンスの頻度を減らすことが可能です。
ただし、車検に対応していないものは違法改造となるリスクがあるため、交換する際は車検適合品を選びましょう。配線作業に不安がある場合は、プロに依頼することをおすすめします。

スマホをナビとして利用するなら、スマホホルダーは必需品です。
取り付け位置はハンドルやステム周辺が一般的で、バイクの形状に合わせて固定方法を選びます。振動や落下防止機能が備わった製品を選ぶと、走行中の不安を軽減することにつながります。

クランプバーは、スマホホルダーやカメラ、USBポートなど複数の機器を取り付けるためのベースとして機能します。
ハンドルやミラー基部、ステムホールなど、車種や用途に合わせた設置が可能です。USB電源を備えたモデルを選べば、ハンドル周りをすっきりまとめられます。

USB電源を設置すると、走行中にスマホの充電切れを心配せずに済みます。
Type-AやType-C、急速充電対応など、用途に合った規格を選びましょう。防水カバー付きのモデルなら雨天走行時の故障リスクを抑えられます。
特に長距離ツーリングでは、十分な出力(2.1A以上)があるとバッテリー切れの不安が解消されます。

バイクは積載スペースがないため、荷物を載せたい場合はバッグやケースを装着するのがおすすめです。タンクバッグやサイドバッグ、トップケースなど、用途や容量に合わせて選びましょう。
防水性能の高いモデルなら、天候に左右されず荷物を守れます。また、ロングツーリングでは、車体に固定するタイプにすると体への負担を減らせるでしょう。
長距離ツーリングや日常の移動をより快適にするには、走行時の疲労を軽減し、自分の体格やライディングスタイルに合わせたカスタムをすると良いでしょう。ここでは、バイクの快適性を高めるためのおすすめカスタムを5つご紹介します。

スクリーンは、高速道路や長距離走行時に受ける風圧を減らし、ライダーの疲労を抑える装備です。
サイズが大きいほど防風効果は高まりますが、その反面、空気抵抗や横風の影響を受けやすくなります。まずは小型タイプを試して効果を確かめ、必要に応じてサイズを調整すると良いでしょう。

手を温めることで寒い時期や雨天時の走行を快適にするグリップヒーターは、冬のライディングに欠かせないアイテムです。
グリップ内蔵型は、操作感が自然で見た目もすっきりしている反面、取り付けには配線作業が必要です。一方、巻き付け型は簡単に着脱できるため、季節限定で使いたい方に向いています。

ステップの位置調整によって、足つき性やライディングポジションを最適化できます。ステップを低く設定すれば停車時の安心感が増し、高くすればよりスポーティーな姿勢を取りやすくなります。
ただし、極端な変更は車検に適合しない場合があるため、注意が必要です。ブレーキやシフトペダルとの位置関係も調整し、安全性と快適性の両方を追求しましょう。

ハンドル交換は操作性や姿勢の改善に直結するカスタムです。
セパレートタイプやバーハンドルなど形状の違いで、乗車姿勢やコーナリング時の感覚が大きく変わります。高さや幅を自分に合う仕様に変えることで、長距離走行でも肩や腕の疲労を軽減できるでしょう。
交換時はケーブル類の長さやスイッチ位置の調整が必要になる場合があるため、専門店に相談しながら交換することをおすすめします。

シートは、長時間の乗車で快適性を左右する重要な要素です。ゲルや低反発素材を使用したシートに交換すれば、路面からの衝撃を効果的に吸収し、お尻の痛みを軽減できます。ローダウンタイプは足つき性を向上させ、ハイシートはライディングポジションの改善に役立ちます。
シート高の変更は、車両のバランスや取り回しに影響を与えるため、自身の体格や用途に合わせて慎重に選びましょう。
バイクを自分らしく演出したいなら、外観を変えるカスタムをしてみましょう。見た目を変えるだけでなく、軽量化や走行性能の向上にもつながるパーツを選べば、機能性とデザイン性を両立できます。ここでは、特に人気の高いマフラーとフェンダーレスキットについて解説します。

マフラーは、外観やサウンドを変える定番カスタムパーツです。素材を純正の鉄製からアルミ・ステンレス・チタン・カーボン製に変更することで、軽量化や排気効率の向上が期待できます。交換によって迫力ある排気音を楽しめるほか、運動性能や取り回しやすさの改善も期待できます。
ただし、装着の際は車検対応かどうかの確認が不可欠です。JMCAマークが付いた製品であれば、音量や排ガス規制をクリアしているかが判断しやすいでしょう。
フェンダーレスキットは、リア周りのフェンダーを外してコンパクトに仕上げることで、スポーティーで軽快な印象を与えます。
不要なパーツを減らすことで軽量化にもつながりますが、法律で定められたナンバープレートの角度や視認性を守る必要があります。また、雨天走行では後輪からの水はねが増える点や、一部のバッグの取り付けに制限が出る場合もあるため、自身の使用環境を考慮して選ぶことが大切です。
バイクのカスタムは、見た目や性能を向上させる一方で、安全性や法的な制限を考慮する必要があります。誤った方法や規制違反の改造は、事故やトラブルの原因となりかねません。
ここでは、無理なくバイクのカスタムを楽しむために、押さえておきたいポイントを解説します。
カスタムには、自分でできる作業と専門知識が必要な作業があります。
ミラーやグリップの交換、スクリーンやUSB電源の装着などは、比較的簡単で初心者でも挑戦しやすいカスタムです。一方、エンジン内部の加工やフレーム改造、サスペンション交換などは高い技術を要し、誤った施工は重大な事故につながる恐れがあります。
安全性を確保するためにも、難易度の高い作業は信頼できるショップやプロの整備士に依頼しましょう。
カスタムを行う際は、法律や車検の基準を満たす必要があります。
音量や排ガス規制を超えるマフラー、ナンバープレートの角度や視認性に問題があるフェンダーレス化などは、道路交通法に違反する可能性があります。違法改造は罰金や整備命令の対象となり、公道走行ができなくなるかもしれません。
カスタムを行う前に法律や車検の適合条件を確認し、適切な範囲で楽しみましょう。

バイクのカスタムは、利便性・快適性・デザイン性のすべてを高められる魅力的な方法です。
ただし、施工にあたっては安全面を考慮し、プロに任せる部分と自分で行える部分を見極めることが重要です。また、法律や車検の基準を守ることも忘れてはなりません。適切なカスタムを施すことで、愛車はより走りやすく、所有する喜びも一層高まるでしょう。
これからカスタムを楽しみたい方は、まずベースとなるバイク選びから始めるのがおすすめです。バイク館では、ノーマル車はもちろん、すでにカスタムが施された中古車も豊富に取りそろえています。気になる仕様の車両を選べば、納車後すぐに理想のスタイルで走り出すことも可能です。
バイク館で、あなたにぴったりの1台を見つけ、理想のバイクライフを実現しましょう。