原付バイクの販売証明書とは?発行方法や紛失した場合の対応も解説

原付バイクの販売証明書とは?発行方法や紛失した場合の対応も解説

原付バイク

2023/09/07

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原付バイクの「販売証明書」について解説します。販売証明書とはどのような書類なのでしょうか。その役割、取得手続きに必要なもの、紛失してしまった場合や、初めから手元にないときの解決策など、原付バイクの販売証明書について、詳しく紹介します。原付バイクの購入を考えているライダーは必見の内容です。

原付バイクの販売証明書とは?

販売証明書とはどのような書類で、どこで手に入れられるのかを解説します

原付バイクは、購入したからといってすぐに乗れるわけではありません。販売証明書をはじめとした必要な書類をしっかりそろえて、なおかつ正式な事務手続きを済ませないと、公道では走れないのです。では、バイクの販売証明書が必要なときとはどのようなシーンなのでしょうか。ここで詳しく紹介していきましょう。

原付バイクの販売証明書とはどのような書類?

原付バイクの販売証明書は、バイク販売店が「書類に名前が書かれている人物にバイクを売った」ことを証明する書類です。

基本的には、バイク販売店が用意してくれますが、インターネットで検索すると、自身でテンプレートをダウンロードできます。何らかの事情で、自分で用意しなければならないときは利用しましょう。

また、販売店ではなく個人からバイクを購入したり、譲ってもらったりした場合は、譲渡証明書が販売証明書の代わりになります。

販売証明書の役割

原付バイクを購入したとき、販売店がナンバープレート取得までを担うのが一般的ですが、購入代金を低く抑えるためなどで、名義人自らがナンバープレートを取得しに行くことがあります。その際に必要なのが、本人確認書類、印鑑、そして販売証明書です。これら全てがそろっていなければ、ナンバープレートを発行してもらえません。

トラブルを避けるためにも、ナンバープレート登録は販売店にお任せすることをおすすめします。

原付バイクの販売証明書や譲渡証明書の書き方

販売証明書と譲渡証明書について、一般的な書式や書き方を解説します

「記載の販売店からバイクを購入したこと」を証明する販売証明書と、元の所有者から「バイクを譲ってもらったこと」を証明する譲渡証明書​​、それぞれに記入する項目を紹介します。不備があると再度記入しなければなりません。どのようなことを書くのか、しっかりチェックしておきましょう。

販売証明書の書き方

バイクの販売証明書の記入項目について、一例を紹介します。自身で記入する際の参考にしてみてください。

【買取者の情報】
・住所
・氏名
・電話番号

【バイクの情報】
・車名
・型式および年式
・原動機の型式​
・車台番号​​
・型式認定番号
・排気量または定格出力

【販売者の情報】
・住所(販売店の所在地)
・氏名(販売店の名称)
・電話番号

また、書類記入日や販売日、さらに「上記の原動機付自転車を販売したことを証明します」という一文が必要です。これに加え、バイク販売店や提出者(バイク買取者)の押印があるとよいでしょう。一般的に、販売証明書はバイクを購入した販売店が用意してくれます。その用紙の形式に従って記入しましょう。

譲渡証明書の書き方

続いて、バイクの譲渡証明書​​の記入項目について、一例を紹介します。こちらも参考にしてみてください。

【譲受者の情報】
・住所
・氏名
・電話番号

【バイクの情報】
・車名
・型式および年式
・原動機の型式​
・車台番号​​
・型式認定番号
・排気量または定格出力

【譲渡者​​の情報】
・住所
・氏名
・電話番号

この他、書類記入日や譲渡日の記載、そして「上記の原動機付自転車を譲渡したことを証明します」との一文が必要です。さらに、譲受者や譲渡者それぞれの印鑑を押しておくとよいでしょう。

譲渡証明書は個人間の取引で使う書類のため、販売証明書より不備が起こりやすいようです。提出前にしっかり確認しましょう。

原付バイクのナンバープレートを取得する方法

原付バイクのナンバープレートは250ccや400ccのバイクとは異なり、市町村役場で発行してもらいます。具体的な方法や費用などを解説します

原付バイクの正式名称は「原動機付自転車」で、法律的な扱いは「自転車」です。そのため、ナンバープレートの取得は陸運局ではなく、市区町村役場で行います。原付バイクの販売証明書や譲渡証明書はこのとき、つまりナンバープレートの申請時に必要となるのです。

ちなみに原付バイクの区分には、50cc以下の「原付一種」、51cc~125ccの「原付二種​​」がありますが、どちらも基本的な手続きは同じです。ここでは手続きに必要なもの、取得にかかる費用を紹介します。

ナンバープレートの取得手続きに必要なもの

購入した原付バイクのナンバープレートを申請する場所は、お住まいの市区町村役場です。担当はほとんどの場合、市民税課(市税課)​​のようです。

販売証明書または譲渡証明書​​、印鑑、免許証やパスポートなどの本人確認書類を持って行きます。その後、無事に手続きが終われば、ナンバープレートと取付用のネジが一緒に交付されますので、自身の原付バイクに取り付けましょう。

基本的にはお店に任せて問題ない

ナンバープレートの交付は、バイク販売店が請け負ってくれることがほとんどです。基本的には販売店に任せたほうが滞りなく手続きが終わりますし、あれこれ調べる必要もありません。「書類に不備があった」「必要な書類を持ってくるのを忘れた」などがあれば、ナンバープレートは交付されないので、ここはプロに任せることを強くおすすめします。

ナンバープレートの取得にかかる費用

原付バイクのナンバープレートの交付手続きは、市区町村役場で、無料でできます。ただし、バイク販売店が手続きを代行する場合は、手数料がかかるので注意が必要です。金額は販売店によって異なるので、購入時に確認しましょう。

ナンバープレートを取得した後、バイクに取り付けたからといって、すぐに走れるわけではありません。自賠責保険の加入が必要です。もし、自賠責保険に入らずに公道を走った場合、違反点数6点で免許停止、さらに1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。

原付バイクの販売証明書を紛失してしまったら?

原付バイクの販売証明書を紛失した場合、どうすればよいのでしょうか。まずは、デスクの引き出しなどのバイクの書類をまとめている場所やガレージなどをもう一度確認してみてください。

それでも見つからない場合は、原付バイクを購入した販売店に再発行をお願いしましょう。すでに遠くに引っ越してしまい、簡単に販売店へ行けないという場合は、郵送で手続きをお願いするとよいでしょう。

原付バイクの販売証明書がない場合は?

友人や知人など、個人から原付バイクを譲り受けた場合は、譲渡証明書の「譲渡者​​」欄に記入をお願いしましょう。

一方で、インターネットオークションなどで赤の他人から買った場合は記入事項に不備があるなど、トラブルになることもあります。その場合は、元の所有者から原付バイクを購入したと分かる書類(バイクの情報や購入した日付、販売者の分かる購入ページを印刷)とあなた自身の本人確認書類を用意し、役所に相談してみましょう。

まとめ

原付バイクのナンバープレートは、自分で取得することも可能ですが、バイク販売店にやってもらうのがスムーズです。もちろん、バイク館でも全てお任せできます。

バイクの販売証明書について解説しました。原付バイクのナンバープレート発行には、販売証明書や譲渡証明書が必須です。紛失した場合は再発行できますが、大切な書類なので、なくさない場所に保管しておきましょう。

原付バイクを買うなら新車も中古車もそろう「バイク館」がおすすめです。販売証明書の発行はもちろん、ナンバープレートの申請もお任せできるので、煩わしい手続きがなく、スムーズに購入できます。

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