バイクの外装を保護し、傷や汚れから守る「ガラスコーティング」が人気です。しかし、ガラスコーティングにはどういう成分が含まれていて、具体的にどのようなメリットがあるのかを知らない人は多いのではないでしょうか。この記事ではガラスコーティングの仕組みを紹介するとともに、7つの効果を紹介します。ガラスコーティングを検討しているライダーは必見の内容です。
ガラスコーティングとはどのようなものなのでしょうか。特徴を解説します。
バイクを傷や汚れから守るための「ボディコーティング」が人気です。中でも耐久性の強さで支持を集めているのが「ガラスコーティング」と呼ばれる方法でしょう。それでは、ガラスコーティングとは一体どのようなものなのでしょうか。また、他の「ガラス系コーティング」との違いも気になります。ここではあらためて、ガラスコーティングについて解説します。
ガラスコーティングはガラス系コーティングとは明確に異なるものです。ガラス成分がコーティング剤に含まれている点は「ガラス系」と同じですが、その含有量が多く、強固な被膜を作ります。コーティングにはさまざまな種類がありますが、耐熱性や耐久性などの性能が特に優れているのが特徴です。効果は3年から5年ほど持つといわれています。
ガラス系コーティングは、コーティング剤にフッ素やシリコンなどの有機物に加えて、ガラス成分が含まれています。効果は半年~1年程度で、ポリマー系コーティングよりは長くなっているのが特徴です。バイク用品店などで「ガラスコーティング」をうたったスプレーが売っていますが、こちらは正しくはガラス系コーティングといえます。
ガラスコーティングには7つのメリットがあります。ひとつずつ解説しましょう。
ガラスコーティングには、つや出しだけでなく、さまざまな効果が期待できます。バイクにガラスコーティングを施すメリットのうち、7つを紹介します。他のコーティングに比べると高価ですが、これだけのメリットがあれば、決して高い買い物ではないことが分かるでしょう。
ガラスコーティングには撥水効果があります。雨天後の走行でそのままにしておくと、水が流れた跡がシミになってしまうことがあります。このシミはなかなか取れません。
しかし、撥水効果があれば、走行後に残った雨水をウエスでサッと拭き取るだけでメンテナンスは完了です。また、洗車後の拭き取り作業も楽になるでしょう。
油分や虫汚れなどは有機物です。対してガラスコーティングは有機物を含んでいないため、無機物といえます。水(無機物)と油(有機物)が反発し合うように、ガラスコーティングと汚れは相いれないために、強い防汚効果を発揮するのです。また、コーティングによって表面がツルツルしているため、物理的にも汚れが付着しにくくなっています。
外装を高い硬度のガラス被膜で覆っているのがガラスコーティングです。この被膜によって、洗車時のスポンジによる細かいこすり傷を防げます。同様に、乗車時にジーンズやライディングパンツによってできる細かな傷も付きにくくなります。気兼ねなくニーグリップができるので、走行の安定にもつながるというライダーも多いのではないでしょうか。
ガラスコーティングには高い耐熱効果もあり、1,000度以上の耐熱性を持つものも少なくありません。そのため、高温になるエンジンやマフラーにも施工可能です。特にマフラーは下側が泥や砂利で汚れやすいものですが、きれいな状態を保てます。また、ネイキッドなどはエンジンも外観の大きな特徴です。エンジンがきれいなバイクは、より魅力的に見えるでしょう。
ホイールはチェーンオイルの飛び散りや路面からの泥などで、非常に汚れやすくなっています。しかし、ガラスコーティングを施していれば油汚れが付着しにくくなりますし、汚れたとしても落としやすくなります。ホイール回りは入り組んだ構造で洗車しにくい箇所ですが、コーティングによってきれいな状態を保ちやすくなるでしょう。
バイクにはスチールやアルミなど、たくさんの金属パーツが使われています。それらの最大の敵はサビです。しかし、ガラスコーティングを施すことで酸素との結合を防げます。結果、サビを抑制できるのです。いくら外装がきれいでも、ボルトやマフラーなどが茶色くさびていると美しいバイクとはいえません。ガラスコーティングなら、外装と金属パーツの両方をしっかり保護してくれます。
外装のつやをなくしたつや消し塗装が人気です。しかし、つや消し塗装にコーティングを施すと、つやが出てしまうことがあります。ガラスコーティングなら、ほとんどの場合でつや消し塗装への施工が可能です。
ただし、実際につや消し塗装に施工可能かどうかは、施工してもらうショップで確認してみてください。
ガラスコーティングを施した場合でも、定期的な洗車は必要です。油汚れや虫汚れは付着しにくいとはいえ、全く汚れないわけではありません。それらの汚れを放置しておくと、コーティングを傷めてしまい、持続期間を短くしてしまいます。
洗車方法は中性のバイク用シャンプーで洗うだけで大丈夫です。泥や砂などの軽微な汚れであれば、水洗いだけでも問題ありません。
ガラスコーティングを長持ちさせるためにも、こまめなメンテナンスを心がけましょう。
バイク館ではガラスコーティングの施工も行なっています。予算に合わせてご相談ください。
ガラスコーティングは専用の工具や専門知識が必要なので、お店に依頼するのが一般的です。全国に66店舗(2023年10月時点)を構えるバイク館でもボディガラスコーティング「KeePer(キーパー)」を提供しています。新車のつやと輝きをもしのぐというバイク館のガラスコーティングについて、詳しく紹介しましょう。
バイク館が提供するボディガラスコーティングにはさまざまな種類があります。中でも人気なのが「ダイヤモンドキーパー」です。特殊なガラス被膜は通常のガラスコーティングの約50倍の厚さを持っています。さらに外的な攻撃に強いレジン被膜を加えた二重構造となっているのが特徴です。
徹底的に塗装を守り、新車を超えるつやと輝きを実現するのが、ダイヤモンドキーパーなのです。
KeePerには全部で4つのコースがあり、予算に合わせて選べます。まず基本となるのが「ダイヤモンドキーパー」です。施工価格はネイキッドで3万4,800円です。
2層のガラス被膜にレジン被膜を加えた3層構造を持つのが「Wダイヤモンドキーパー」です。施工価格はネイキッドで4万6,800円となっています。そして、Wダイヤモンドキーパーにホイールコーティングなど、細かい部分の施工をプラスしたのが「Wダイヤモンドキーパープレミアム」で、施工価格は7万9,800円(ネイキッド)です。
さらにリーズナブルな「クリスタルキーパー」(1万7,800円/ネイキッド)もあります。
※この記事に記載している価格はすべて消費税込みです。
※KeePerではエンジン周りやマフラーなどの金属部分への施工は実施していません。
愛車を汚れや傷から守ってくれるガラスコーティングは、いつまでもきれいにバイクに乗りたいライダーには必須といってもよいでしょう。
愛車を汚れや傷から守り、美しい状態を長く保てるのがガラスコーティングの魅力です。ちょっとした汚れなら水洗いで落とせるので、メンテナンスの手間が少なくなる点も喜ばれています。
バイク館のガラスコーティングは強力なコーティング力が好評で、さまざまなコースがある点もユーザーの支持を集めているようです。公式Webサイトから施工の相談もできるので、ガラスコーティングが気になっている方は、一度アクセスしてみてはいかがでしょうか。