ホンダ・CBR600RRは買えない?中古モデルを購入する際のポイントを紹介

ホンダ・CBR600RRは買えない?中古モデルを購入する際のポイントを紹介

バイク紹介

2023/12/21

HONDA
401cc~
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ホンダのスーパースポーツバイク・CBR600RRが買えなくなるのではないかといううわさがあります。なぜ、そうしたうわさが立っているのでしょうか。本当にCBR600RRは今後買えなくなってしまうのでしょうか。ここではうわさの根拠や真相を探るとともに、あらためてCBR600RRの魅力を掘り下げます。また、モデルチェンジごとに進化を続けるCBR600RRの特徴や、中古バイクを購入する際に注意したいポイントも紹介します。CBR600RRが気になっている人や、購入を考えている人は必見です。

CBR600RRの新型モデルは買えない?

CBR600RRが買えなくなってしまうといううわさの根拠の解説と共に、次期型モデルについても紹介します。

CBR600RRは本当に買えなくなってしまうのでしょうか。ホンダのWebサイトを確認すると、2023年12月現在で生産終了のアナウンスはありません。160万6,000円で販売中です。1グレード・1カラー展開と少々寂しさを感じますが、この設定は現行モデルの発売当時から変更していません。そのため、生産終了を示唆しているわけではないでしょう。

では、どうしてCBR600RRが買えなくなるといううわさがあるのでしょうか。その根拠を紹介しましょう。

2020年の発売を最後にモデルチェンジはなし

現行のCBR600RRは4代目となります。発売は2020年9月で、すでに登場から3年以上が経過しています。これまでフルモデルチェンジはもちろんのこと、マイナーチェンジも行われていません。最新の性能を有するのがアイデンティティのひとつであるスーパースポーツにおいて、珍しいことだといえるでしょう。

しかも現行CBR600RRは「令和2年排出ガス規制」に適合していません。継続生産車は2022(令和4)年11月以降に生産されたバイクに適合されるため、すでにCBR600RRはその生産を終了している可能性が高いでしょう。このため、「メーカー在庫がなくなれば、今後CBR6000RRは買えなくなる」と言われているのです。

2024年に新型モデルが登場する可能性

次期CBR600RRについて、ホンダから正式発表はありません。しかし、2023年8月に三重県の鈴鹿サーキットで開催された「2023 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会」、いわゆる「鈴鹿8耐」において、ホンダは新型CBR600RRを「市販予定車」として世界初公開しました。

発売次期について、ホンダから正式発表はありません。しかし、現行CBR600RRはすでに規制に適合していないことなどを考慮すると、2024年中の発売がうわさされています。

CBR600RR 歴代モデル

CBR600RRはこれまで3回のフルモデルチェンジを行いました。各年式の特徴や変更点などをまとめました。

CBR600RRは2003年の登場以来、3度のフルモデルチェンジを行っています。現在発売されているモデルは4代目です。スーパースポーツらしく、モデルチェンジのたびにスタイリングや性能を大きく変えているため、購入を検討している方は各年式の特徴などをあらかじめ知っておくとよいでしょう。

初代(2003年6月~)

スーパースポーツモデル・CBR600F4iの実質的な後継機として誕生したのが、初代CBR600RRです。ツアラーだったCBR600Fをベースにスポーツ性能を高めたCBR600F4iに対し、CBR600RRはエンジンとフレームの両方を新たに設計しています。スタイリングもよりシャープで現代的となり、MotoGPレーサー・RC211Vのイメージを踏襲したセンターアップマフラーも好評でした。ちなみにセンターアップタイプのマフラーは現行モデルまで一貫して採用し続けています。

2代目(2005年1月~)

初代CBR600RRの登場から1年半後には、初めてのフルモデルチェンジを行います。メインフレームを中心にした改良を行い、5.6kgの軽量化を果たしました。また、重量配分を見直すことで、コーナリングや走行安定性をさらに向上しています。他にもエンジン内部やF.Iシステム、足回りなどを総合的に見直すことで、走行性能が大きくアップしました。

ちなみに、型式は初代モデルと同じ「BC-PC37」のため、ビッグマイナーチェンジともいえますが、ホンダの公式発表ではフルモデルチェンジとなっています。

3代目(2007年5月~)

さらに2年後の2007年にフルモデルチェンジを行い、CBR600RRは3代目へとシフトしました。車重は先代モデルより約8kgもの軽量化を果たし、エンジンもコンパクト化を実現します。

ちなみに型式は「EBL-PC40」です。ここでいったん、CBR600RRは完成形を迎えたといえるでしょう。なぜなら、この後CBR600RRはカウル形状などを変更しつつも、2013年まで生産され続けたためです。ただし、2013年のモデルチェンジではルックスを大きく変更したため、2007年モデルのスタイリングが好きな人は購入時に注意しましょう。

4代目(2020年8月~)

2020年に数年ぶりとなる復活を遂げたのが、現行モデルの4代目CBR600RRです。型式は「2BL-PC40」で、エンジンは3代目と同じPC40系統ながら、クランクシャフトやカムシャフトなどの材質を変更し、これまで以上の高回転型となりました。また、スロットルバイワイヤやトルクコントロール、走行モードなど、先進の電子技術を装備しています。

また、レースからフィードバックされたシャープなスタイリングも注目のポイントです。MotoGPなどのレースでは定番となっているウイングレットは、高速域やコーナリングでの安定感を増すと同時に、ライダーの高揚感アップにも寄与しています。

CBR600RRの魅力について掘り下げよう

高い性能やデザイン性が評価されるCBR600RRの魅力について、あらためて掘り下げます。

2020年に発売され、現在でも新車販売が続くCBR600RRは、スーパースポーツのモデルチェンジサイクルを考えると、「少し古いのでは?」と思う人がいるかもしれません。しかし、実際には当時のホンダが持つ技術を注ぎ込んだCBR600RRは、公道を走るには十分過ぎる性能を持っています。サーキットでもその性能を全て発揮するのは至難といえるでしょう。デザインもまったく古臭さを感じさせません。

ここでは、現行CBR600RRの魅力を、さらに深く掘り下げていきます。

空力性能とデザイン性を兼ね備えたスタイリング

CBR600RRの車体デザインは、上級モデルのCBR1000RR-Rの開発で培われた技術の多くをフィードバックしています。そのCBR1000RR-Rの車体は、MotoGPマシン・RC211Vの空力技術を反映したものです。つまりCBR600RRの車体デザインと空力特性はRC211V直系といえるでしょう。

レースに勝つための空力特性から生まれたスタイリングには必然的に機能美も宿っています。現代的なシャープなスタイリングと徹底して無駄を省いた軽い車体が、ライダーを大いに高揚させるのです。

水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒エンジンを搭載

CBR600RRは、水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒599ccエンジンを搭載しています。排気量やボア×ストロークこそ初期型と同じですが、その中身はまったく違うといってよいでしょう。

現行CBR600RRのエンジンは、カムシャフトやクランクシャフトなどの動弁系パーツの材質を強化し、より高い耐久性を実現しています。これによって1万4,000rpmという超高回転域で最高出力121PSを発揮しているのです。

また、5軸IMUによる車体姿勢推定システムによる電子制御技術によって、高いレベルでのスポーツ走行を安全に楽しめます。

フルカラーTFTの液晶メーターを装備

フルカラーTFT液晶メーターも、CBR600RRの大きな魅力のひとつです。CBR600RRは非常に多くの電子制御システムを採用していますが、この大画面液晶メーターがあらゆる情報を的確にライダーに伝えます。また、画面操作はハンドル左側にスイッチがあるため、手元で操作が行えるのもポイントです。

ヘッドライトにはLEDを採用し、コンパクト化を実現しました。これによって先代モデルよりも450gの軽量化を果たすとともに、レーサーらしいルックスの再現にも役立っています。

CBR600RRの中古モデルを購入する際のポイント

CBR600RRは中古バイクも豊富です。しかし、購入時に気をつけたいポイントもあります。

CBR600RRは2003年の登場以来、高い人気を持つスーパースポーツバイクです。各年代それぞれに個性があり、十分な性能も併せ持っているため、中古バイクも高い人気を保っています。

しかし、初期型はすでに20年も前のモデルですし、3代目の最も新しい年式でも10年前に発売されたモデルです。そのため、購入する際には注意したいポイントがあります。

消耗品の状態

バイクにはタイヤやスパークプラグなど、たくさんの消耗品があります。納車時にすでに耐用期限が過ぎたような状態では論外ですが、もちろん全てが新品に変わっているわけでもありません。

販売価格が安くても、これらの消耗品が全てギリギリの状態であれば、すぐにいろいろとメンテナンスに費用がかかる場合もあるでしょう。購入前に消耗品の状態や交換の可否、また交換した場合の販売価格などをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

走行距離

中古バイクを選ぶ際の指針のひとつに「走行距離」があります。たしかに走行距離が少なければトラブルの可能性が低い場合もあるでしょう。しかし本当に重要なのは、その車両がどのようにメンテナンスされてきたかです。

走行距離が少なくても、まともな整備をしていなければ状態は悪く、逆に多走行でもしっかり整備をした調子の良い車両はたくさんあります。また、低年式なのにほとんど走っていないバイクは、ゴム製品などが過度に劣化していることもあり、必ずしもメリットにはなりえません。また、バイクのメーターは簡単に交換できる点にも注意が必要です。

事故歴や修復歴

いくら販売価格が安くても、事故歴がある車両は避けたいものです。購入前に、販売店に事故歴の有無を確認しましょう。よくある勘違いですが、転倒歴と事故歴は違います。事故歴とはフレームなど、バイクの骨格となる部分が事故や転倒によってゆがむといった大きなダメージを受けたことがあるということです。

事故歴のあるバイクは、損傷が修正されていることもありますが、中には修正しきれていないものもあります。そういったバイクは、ひどい場合にはまっすぐ走らないこともあるので、避けるのが無難です。

CBR600RRの中古モデルをお探しの方はバイク館へ!

CBR600RRの中古バイクを購入するなら、さまざまな年式がそろい、しっかりした整備で定評のあるバイク館がおすすめです。

CBR600RRは長い期間販売されているスーパースポーツバイクなので、中古バイクも豊富です。また、年式によってさまざまな仕様やカラーもあるので、好みの1台を探す楽しみもあるでしょう。

しかし、高性能をフルに発揮するためには、しっかりとした整備が行われた販売店を選ぶことが重要です。また、さまざまな年式を比べるのも、豊富な在庫があってこそだといえるでしょう。そこで、CBR600RRを購入するなら、バイク館がおすすめです。

通販による購入にも対応

バイク館は、北は北海道から南は九州まで、全国に67店舗(2023年11月現在)を展開しています。各店舗で豊富な在庫をそろえていて、その台数は8,000台以上です。きっとお気に入りの1台が見つかるでしょう。

もし、近所のお店にお目当ての車両がなくても、バイク館では他店舗からの取り寄せにも対応しています。また、近所に店舗がなかったり、行く時間がなかったりした場合は、通販がおすすめです。バイク館のWebサイトから車両を検索して、見積書を依頼しましょう。見積書を確認後に電話で発注すれば、自宅までバイクを届けてくれます。

バイク館で車両を探す

長く乗り続けるためのメンテナンスパックを用意

購入後のメンテナンスも、安全に楽しくバイクライフを送るための重要ポイントです。バイク館では、定期点検とエンジンオイル交換などの基本メンテナンスをお得なパック料金で提供する「Bikeep(バイキープ)」を展開しています。車両メーカーを問わずに加入でき、全国どこのバイク館でもサービスを受けられます。

各店舗には国家資格を有した整備士がいるので、安心のメンテナンスや点検で、愛車にいつまでも調子良く乗れるでしょう。

バイク館のメンテナンス

まとめ

まだ正式発表はされていませんが、ホンダは次期型CBR600RRの存在を公表しています。まだまだCBR600RRの人気は続きそうです。

CBR600RRの現行モデルは発売からすでに3年以上が経過しています。しかし、次期モデルはすでに発表されているので、絶版となることはなさそうです。しかし、CBR600RRは歴史が長く、中古バイクも豊富です。バイク館なら古いCBR600RRも安心して購入できるので、検討してみてはいかがでしょうか。

バイク館のWebサイトでは中古バイク情報を簡単に検索できます。気になる方はぜひ一度アクセスしてみてください。

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