バイクの慣らし運転は必要?期間中に押さえておきたいポイントを紹介

バイクの慣らし運転は必要?期間中に押さえておきたいポイントを紹介

慣らし運転

2024/04/24

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バイクを新車で購入したときには「慣らし運転」が必要だといわれています。では、慣らし運転とはどのような運転なのでしょうか。また、どれくらいの期間や走行距離が必要なのか、意外と知られていないようです。 この記事では、慣らし運転の意義や効果をはじめ、慣らし運転を始めるタイミングやポイントなどを紹介します。実は慣らし運転は新車購入時以外でも必要です。つまり、全てのライダー必見の内容といえます。

バイクを購入したら慣らし運転は必要?

慣らし運転は必要なのでしょうか? 慣らし運転の概要や効果を解説し、その必要の有無を解説します。

そもそも慣らし運転とはどのようなものなのでしょうか。「慣らし運転は必要ない」と言う人もいるようです。しかし、本当に慣らし運転は不要なのでしょうか。

まず、慣らし運転の概要と効果を解説します。慣らし運転の意義を知ることで、これから慣らし運転を始めようというときに、しっかりと意識を持って取り組めるでしょう。

慣らし運転の概要

慣らし運転は一言で説明すると「バイクの準備運動」です。新車のバイクはいきなりアクセル全開で運転するのではなく、一定の距離に達するまではアクセル開度を低くして、控えめに運転しましょう。

新車は金属パーツ同士がまだなじんでいません。その状態でアクセルを全開にするなど、高負荷を与えると摩耗が進んでしまいます。最悪の場合は、パーツに傷が入ったり、エンジンが焼き付いたりするのです。慣らし運転とは、そうしたトラブルを避けるために行います。

慣らし運転の効果

バイクはさまざまな金属パーツによって構成されています。中には金属パーツ同士が強い圧力で接している部分も少なくありません。特にエンジン内部はピストンやギヤなど、多くのパーツで構成されていて、高温の中を摺動しています。もし、いきなり高回転で回し続ければ偏摩耗などを起こすこともあるでしょう。

そこで一定の距離を、出力を抑えて運転することにより、金属パーツ同士をなじませるのです。慣らし運転によって各パーツが適正なクリアランスを保つことで、バイクの性能をしっかり出せ、長持ちするようになります。

バイクの慣らし運転が必要になるタイミングとは?

慣らし運転が必要なのは、新車を購入したときだけではありません。中古車購入時やパーツ交換時にも必要です。

慣らし運転はどういったときに行えばよいのでしょうか。一般的には新車購入時といわれていますが、実はそれだけではありません。ここでは慣らし運転を行うタイミングと理由を紹介します。

また、最近の新車は「慣らし運転が不要」と言われていますが、本当にそうなのでしょうか。最新モデルに慣らし運転が不要だと言われる理由と、本当に不要かどうかの解説も行います。

新車で購入したとき

一般的に慣らし運転は、新車を購入したときに行います。しかし、最近のバイクには慣らし運転は不要だと言われることもあるようです。

これは、現在のバイクは昔よりも高い精度で作られているため、慣らし運転でパーツ同士をなじませなくても、適正なクリアランスが保たれているためです。しかし、慣らし運転をすることで、パーツ同士のなじみ方はより良いものになります。

つまり、いつまでも調子良く乗るためには、やはり慣らし運転はしておいたほうがよいということです。

中古で購入したとき

中古車を購入したときも、やはり初めは慣らし運転をしたほうがよいでしょう。中古車の場合、初期のパーツ同士の擦り合わせは終わっています。しかし、長期間エンジンなどを始動しなかった可能性があり、その場合は各パーツの動きが渋くなったり、軽い固着を起こしていたりするかもしれません。納車後はバイクの状態を確認するためにも、いきなり全開走行などはせずに、余裕を持って走行しましょう。

バイク館のような整備や保証がしっかりした販売店なら安心ですが、それでもやはり慣らし運転はしておきたいものです。個人売買や保証のない販売店では、どのような状態か全く分かりません。できる限り慣らし運転をしましょう。

パーツを交換したとき

パーツによっては、交換後に慣らし運転をしたほうがよい場合もあります。代表的なパーツは、タイヤとブレーキ、チェーンです。

タイヤは新品状態では滑りやすいので、表皮が一皮剥けるまではゆっくりと走り、コーナーでもいきなり倒し過ぎないようにしましょう。チェーンは「初期伸び」といって、交換直後は伸びやすくなっています。急なギヤダウンなどでチェーンに負荷を掛けないようにしましょう。また、200キロメートル〜300キロメートルで一度チェーンの張りを調整することをおすすめします。ブレーキも、パッドとローターに「当たり」が出るまでは、急ブレーキは厳禁です。

バイクの慣らし運転を行う際に押さえておきたいポイント

慣らし運転には目安となる距離やエンジン回転数などがあります。また慣らし運転終了後にはオイル交換などのメンテナンスも必要です。

慣らし運転はどれくらいの距離を走ればよいのでしょうか。また、具体的にどうやって行うのかなど、ここでは慣らし運転を行う際に押さえておきたいポイントや注意点などを紹介します。決して難しいことではありませんが、やり方を間違えると意味がなくなってしまいます。

また、慣らし運転終了後にやっておきたいメンテナンスもあるので、それらをまとめて紹介しましょう。

1,000キロメートルを目安に慣らし運転を行う

慣らし運転を行う距離は、1,000キロメートルが目安です。ただし、1,000キロメートルを1日や2日で一気に走り切るのはおすすめできません。慣らし運転の目的は「1,000キロメートルを走ること」ではなく、「金属パーツを擦り合わせ、なじませること」です。

高速道路などで長距離を走ると、ギアチェンジをほとんどしません。走り自体も単調なため、ブレーキなど、あまり動かないパーツも出ます。そうすると、しっかりした擦り合わせができません。また、金属パーツのクリアランスは気温や天気によっても変わります。そのため、ある程度の日数をかけたほうがよいのです。

回転数を抑えながら走行する

慣らし運転においては、エンジン内部のパーツの擦り合わせが最も重要です。いきなりレッドゾーン付近まで回すのはやめましょう。

具体的なエンジン回転数は取り扱い説明書に記載されていますが、一般的には500キロメートルまではレッドゾーンの半分、500キロメートル〜1,000キロメートルまではレッドゾーンの7割程度の回転数まで上げてよいようです。タコメーターのないバイクは、アクセル全開の半分程度を目安にするとよいでしょう。

慣らし運転終了後は適切なメンテナンスを心がける

慣らし運転が終了したら、エンジンオイルを交換します。初め、エンジン内のパーツはまだなじんでいません。そのため、最初のオイル交換ではスラッジが多めに出るのです。オイルフィルターも忘れずに交換しましょう。

他にフロントフォークのオイル交換もおすすめします。また、チェーンの初期緩みや各ボルトの増し締めも行いましょう。

このように、やることは多岐にわたるため、しっかりしたバイクショップで整備と点検をしてもらうことをおすすめします。

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まとめ

慣らし運転は、バイクを購入したときやパーツ交換時に必要な「バイクの準備運動」です。正しい知識と方法で、愛車に長く乗り続けましょう。

慣らし運転は、新車購入時はもちろん、中古車を購入した時ときパーツ交換時にも必要です。正しい知識と方法で、愛車に長く乗り続けましょう。

また、バイク館はバイクの購入でもメンテナンスでも、多くのライダーに喜ばれています。常にライダーファーストな姿勢を心がけておりますので、バイクショップ選びに迷っている方は、在庫車両の確認や整備の仮予約は弊社Webサイトをご活用ください。

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