【バルカンSの特徴】
バルカンSは2016年に登場した、650ccクラスのアメリカンクルーザーモデルです。
クルーザーモデルながら、エンジンはVツインではなく、ER-6シリーズのパラツインエンジンを低中速トルク重視のセッティングとして搭載しました。
2022年現在、カワサキの国内仕様のラインナップに存在する唯一のクルーザーモデルとなっています。
■スポーツ走行も楽しめるポジション
先代のバルカン500LTDから受け継ぐ、乗り出すのに億劫にならないクルーザーという評価をさらにスポーツ走行の面も研ぎ澄ませています。
また、北米仕様と日本仕様ではハンドル位置が若干違い、日本仕様は44mm手前に寄せられています。
■バルカンSの歴史
2016年にABS搭載モデルとABSレスモデルを発売したバルカンSは翌年の2017年に初めてのマイナーチェンジを行います。
このマイナーチェンジでは、シフトポジションインジケーターとヘルメットロックを追加しました。また、触媒を改良し、排ガス規制にも対応しました。
また、2017年にはメタリックインペリアルレッドを採用したSpecial Editionも発売しました。
2022年には平成32年排ガス規制に対応するマイナーチェンジを行い、型式を8BLとしました。
【バルカンSの装備】
タコメーターはアナログ式で、LCDスクリーンもLEDバックライトで視認性が向上しています。
ハンドルバーとフットペグステーはラバーマウントされており、ライダーへの振動を教区力減らしています。
【バルカンSのパワーユニット】
ER-6シリーズの並列2気筒エンジンは、低中速トルク重視のセッティングとなっており、万能性の高いエンジン特性を受け継いでいます。
クルーザー特有の街乗りでの億劫さを完全に克服しており、街乗りからロングツーリングまで快適に走行できます。
【バルカンSのシャシー】
フレームはペリメタ―フレームを採用しています。剛性は最適されており、造形もバルカンSのアイデンティティの一つとなっています。
705mmの低シート高の為、優れた取り回し性能とハンドリング性能を発揮します。