【TRIDENT660/トライデント660の特徴】
トライデント660は2020年に発売された、トライアンフのミドルクラスロードスターモデルです。
トライデント660に搭載される3気筒エンジンは数値上、同世代のストリートトリプルＳと同じですが、ボア×ストロークが異なっていました。
ストリートトリプルＳと比べると、最大トルクが3,000rpm低いセッティングとなっており、トライデント660が市街地中心の低中速よりのチューニングになっていたことがわかります。
■万能性の高いミドルスポーツ
トライデント660ではほぼ全ての回転域で、最大トルクの90％を発揮します。
その為、ストップ＆ゴーの多い市街地でも快適に走行することができます。
また、ワインディングでもトルクを生かしてキビキビとした走りが可能で、660ccの排気量も相まって、幅広いシーンで活躍するマシンとなっています。
■トライデントのネーミング
トライデントの名前は1968年に登場したトライデントT150が由来となっています。
ローマ神話の海の神であるポセイドンの武器とされる三叉槍の名前は、トライデントが搭載する3気筒エンジンと重なっています。
【TRIDENT660/トライデント660の装備】
トライデント660には最新の電子装備も充実しています。
スマートフォン連携に対応したTFTカラーメーターとロード・レインからなる2種類のライディングモード、トラクションコントロール、電子スロットルなどが採用されています。
【TRIDENT660/トライデント660のパワーユニット】
660cc水冷3気筒エンジンは、最大64Ｎｍのトルクの90％をほぼ全ての回転域で発生させます。また、トルクと最高出力のバランスが良く、理想的な3気筒エンジンとも言えます。
【TRIDENT660/トライデント660のシャシー】
前後サスペンションにはSHOWA製のサスペンションが採用されており、前後ブレーキにはNISSIN製が採用されています。
日本人には馴染み深い足回り装備となっており、高い安心感を与えます。
