【Z250の特徴】
Z250は2013年に登場した、Zシリーズエントリーモデルのストリートファイターモデルです。Zシリーズの中では、初めて国外仕様より先に国内仕様を発表したモデルです。
2012年からのニンジャ250をベースとしており、発売当初はタイ工場での生産でした。2013年モデルの途中から、生産を明石工場へと移しています。
ベースのニンジャと比べると、バーハンドルとなりサスペンションも柔らかめなセッティングとなっており、より街乗りに重きを置いたセッティングとなっています。
■ニンジャよりも多いエントリー層
カワサキのエントリーモデル=ニンジャ250と思う方も多いかと思いますが、実はZ250の方がエントリー層は多くなっています。
エントリーはネイキッド、リターンはフルカウルという層が多く、Z250もこのような結果を踏まえて、カワサキの入り口として、扱いやすく乗り心地の良いモデルを開発しています。
■Zシリーズの共通項
Zシリーズには共通のコンセプトがあり、それは「sugomi」デザインです。
外観デザインはもちろんZシリーズと共通アグレッシブかつ俊敏な印象を与えますが、「sugomi」はデザインのみならず、車両性能にも表れています。
■Z250の歴史
2013年に登場したZ250は、ほぼ毎年のカラーチェンジを続けながら生産されています。
2017年には、シート表皮にZのロゴを散りばめ、ゴールドホイールを装着したSpecial Editionが発売されました。
2019年にはフルモデルチェンジが行われ、6kgの軽量化や最高出力のアップとなりました。
このモデルからヘッドライトがLED化され、アシストスリッパ―クラッチを採用しました。
2023年には排ガス規制に対応するマイナーチェンジを行い、型式を8BKとしました。
【Z250の装備】
Sugomiデザインを忠実に再現しつつ、ニーグリップのしやすいタンク形状としています。
シート高も795mmと抑えられており、エントリー向けに扱いやすく操作性の良いマシンとなっています。
オプションパーツには、ETC2.0車載器やロングスクリーン等の実用部品やシングルシートなどのドレスアップパーツも揃っています。
【Z250のパワーユニット】
ニンジャ250ベースのエンジンは、低中速よりのセッティングとなっています。
また、2019年のフルモデルチェンジの際に、全体的なスペック向上をしており、市街地での走行に最適です。
【Z250のシャシー】
H2からインスパイアされたトレリスフレームを採用し、軽量化に成功しています。また、剛性も最適化されており、優れたハンドリング性能と乗り心地を発揮します。
サスペンションは大型モデルと同等装備を揃えています。