【R18の特徴】
BMW R18は2020年に発売された、1800ccのクルーザーモデルです。
2020年の4月に発表されたR18は、発表以前からコンセプトモデルが展示されており、満を持して市販車が登場した形となりました。
ただ発表時はCOVID-19のパンデミック下であった為、インターネット上での仮想発表となっていました。
2015年から始まったR18の開発は、デザイン等を1936年に販売されていたR5に基づいたものとなっており、80年近く経っていました。
■満を持して登場したクルーザーモデル
1800ccの水平対向2気筒エンジンを搭載したR18は、開発に5年を要した待望のクルーザーモデルでした。
BMWモトラッド史上最大排気量を誇るR18は、最新技術が詰め込まれたバイクとなっています。
わずか3000rpmで最大158Nmのトルクを引き出し、快適以上の言葉が無いほどのマシンです。
■復刻デザインと最新技術の融合
1936年からわずか2年間のみ生産されていたBMW R5をオマージュした、クラシカルな雰囲気を演出するR18ですが、現代のバイクシーンに向けた最先端技術も詰め込まれています。
RAIN/ROLL/ROCKと3種類のライディングモードを始め、トルクコントロールやASCなどの電子装備を搭載しています。
メーターもシンプルとなっており、アナログの速度計とデジタルのギヤインジケーターなどが一体となっています。
■R18の歴史
2020年に発売したR18は、標準モデルと特別仕様車のFirst Editionが設定されました。
2023年モデルでは、BMW創設100周年を記念した100Years限定モデルが発売されました。高級感溢れるツートンカラーのシートやマスターシリンダー等にもクロームメッキが施されたモデルとなっていました。
【R18の装備】
クラシカルなデザインとは裏腹に、最先端の装備が揃っています。
日本国内モデルでは、ETC2.0車載器やグリップヒーターが標準装備となっています。
グレードを上げるとリバースギアやクルーズコントロールなども装備することができます。
【R18のパワーユニット】
BMWの伝統でもあるボクサーエンジンを採用しており、BMW史上最大排気量も達成しています。
最大トルクが発生する回転数はわずか3000rpmとなっており、2000rpm代の回転数では150Nm以上の溢れるトルクを楽しむことができます。
【R18のシャシー】
フロントサスペンションにはあえて電子制御を採用せず、ゆったりとしたハンドリングと乗り心地となっています。
シート高も690mmとかなり低くなっているので、超重量級の車体の取り回しも簡単です。