【GSX-S1000GTの特徴】
GSX-S1000GTは、2021年の10月に世界で発売され、2022年2月の日本国内で発売された、GSX-S1000Fの後継機種です。GSX-S1000Fとは立ち位置が少し異なっており、GSX-S1000をベースにGT(グランドツアラー)としての装備を搭載したモデルです。
エンジンはS1000同様にGSX-R1000をベースにグランドツアラー向けセッティングとなっています。そのため、R1000の豊富な低速トルクと抜群のパワーを発揮する特性は受け継いでおり、街乗りからツーリング、ワインディングからロングツーリングまですべての場面で高いパフォーマンスを発揮するモデルとなりました。
■グランドツアラーに相応しいパフォーマンス
GSX-R1000エンジンの搭載によって、高いスポーツ性を持ち、誰もがバイクの楽しさと高揚感のある加速を味わえます。
フローティングハンドルマウント(トップブリッジやハンドルブラケットをラバーマウントする)を採用し、ロングツーリングでの問題である手に伝わる振動を低減しています。
シート形状も人間工学に基づいて研究されており、ライダーのみならずタンデムライダーにも優しい設計となっています。
■豊富な純正アクセサリー
GSX-S1000GTでは、ツーリングを快適にするオプションアクセサリーが豊富に準備されています。グリップヒーターやサイドパニア、ハイスクリーン、タンクバッグなどが純正で用意されています。また、スポーツ性の部分でも、赤色塗装のブレンボ製ブレーキキャリパーやカーボンフェンダー、オルタネーター・クラッチ・スターターのカーボンカバー等、前提部品も含めると30種類以上の純正アクセサリーが整っています。
■GSX-S1000GTの歴史
2022年に国内発売されたGSX-S1000GTは、発売当初からユーロ5相当の平成32年はギガス規制をクリアした状態での発売となっています。
【GSX-S1000GTの装備】
SUZUKI mySPIN対応のフルカラーTFT液晶メーターを採用し、ソフト標準のアプリケーションやサードパーティ製アプリケーションをメーターに表示することが可能となっています。
また、クルーズコントロールや上下対応のクイックシフター、ETC2.0車載器の搭載など、GTとして最適な装備が搭載されています。
【GSX-S1000GTのパワーユニット】
R1000譲りのエンジンは、低回転域から高回転域までの全域で豊富なパワーを発揮します。
様々な電子制御や電子スロットル採用によるライドモードの選択で、各状況で最適な出力を発揮します。
【GSX-S1000GTのシャシー】
アルミ製ツインスパーフレームを採用し、高い接地性とハンドリング性に貢献しています。
また、KYB製フルアジャスタブル都立フォークを採用し、優れた安定性を発揮します。
ハンドルもアルミテーパーハンドルバーを採用し、幅広でアップライトな快適なライディングポジションとなっています。