【FZ-8Sの特徴】
FZ-8Sは2011年に海外市場で販売された、FZ1フェザーの姉妹モデルです。フェザー8と呼ばれることもあります。
779cc水冷直4エンジンは、YZF-R1をベースとしていたFZ1のシリンダーボアをダウンしていました。ストロークは変わっていなかった為、必然的にロングストロークエンジンとなりました。
スポーツ性能と実用性の両立が求められており、ロングツーリングからスポーツ走行まで、幅広いシーンで活躍するバイクとなりました。
■FZ1譲りのフレームと新設計専用パーツ
アルミ製ダイヤモンドフレームはFZ1と同一のものとなっており、FZ1で評価された剛性バランスと高いハンドリング性能を引き継ぎました。
また、FZ-8S専用パーツも新設計されており、さらなる進化をした姉妹モデルです。
足回り装備が特に新設計となっており、フレームから生み出される高いハンドリング性能をさらに向上させて、ストリートでの走行に最適化しています。
また、FZ1の姉妹モデルとしてコストカットも図られている為、地域によってはFZ1よりFZ8の方が売れている所もあります。
■FZ-8Sの歴史
2011年に海外市場で販売されたFZ-8Sは、プレストコーポレーションにて逆輸入モデルも販売されていました。
発売当初からABS搭載モデルと非搭載モデルの2ラインナップとなっていました。
2015年モデルまでカラーチェンジを行いながら生産されましたが、この年のモデルを最後に生産終了となりました。
【FZ-8Sのパワーユニット】
YZF-R1の血統を受け継ぐエンジンとされている水冷4気筒エンジンは、779ccながらストリートでのロングツーリングやワインディングなどでのスポーツ走行まで、様々なシーンに最適化されています。
【FZ-8Sのシャシー】
新設計の専用足回りはプリロード調整のできる倒立フォークやリアサスペンションで快適な走行性と高いハンドリング性能を実現します。