【CB400Fの特徴】
CB400Fは2013年に発売された、CBR400Rや400Xとエンジン・フレームなどを共有するストリートファイターモデルです。名前から、1974年や1997年に登場したCB400Fourと勘違いされることも多いが、全くの別モデルとなっています。
CBR400Rはスポーツ走行、400Xはロングツーリング、CB400Fは街乗りを得意とするなど、住み分けがされていました。
■3モデルのいいとこ取りのスタイル
CB400Fは街乗りを得意とするバイクですが、スポーツ走行やロングツーリングが不得意なわけではありません。エンジン・フレームが共通なので、走行性能はもちろん同じ。
スポーツ走行もストリートファイターなだけあって、CBR400Rとは別の視点から楽しめます。
ロングツーリングも、400Xがクロスオーバースタイルなので乗車姿勢が楽などのメリットはあるものの、オプションのトップケースやパニアケースを取り付ければ、積載性能も解決。乗車姿勢は過度に前傾姿勢なわけではないので、慣れれば長距離の快適性も向上します。
■CB400Fの歴史
2013年の発売時には、ABSの搭載モデルと非搭載モデルの2種が発売されました。
CBR400Rと400Xは2016年のフルモデルチェンジを機に、平成28年排ガス規制をクリアし、継続生産となりましたが、CB400Fのみは2016年限りで生産終了がアナウンスされました。
どのシーンでのある程度の走行性能を持ち、どこでもこなしてしまう器用貧乏なスタイルが、逆にユーザーが離れる原因となってしまいました。
【CB400Fの装備】
視認性の良いフル液晶メーターを採用しました。シンプルなレイアウトで、様々な情報を集約しています。
盗難防止機構は、HISSを装備しており、最新のシステムを採用しています。
【CB400Fのパワーユニット】
CBR400R、400Xと共通の水冷4ストローク2気筒エンジンは、常用回転域はトルクフル、高回転でも力強い出力を発揮します。
コンピューター制御により、各作動部が最適化し、低速域から高速域までスムーズな出力特性となりました。
【CB400Fのシャシー】
フレーム高剛性で軽量なダイヤモンドフレームを採用。安定感のある走りに貢献しています。リアサスペンションは、ホンダ独自のプロリンクを採用。快適性と高い路面追従性を発揮します。