【FXDL ダイナ/ローライダーの特徴】
FXDL ダイナ/ローライダーは、1970年代にハーレーダビッドソン創業者の孫であるデザイナーが発案したスポーツライドができるツインカム、ダイナシリーズの人気モデルです。
ローライダーの初登場は1977年で、ベストセラーモデルとなりました。
2段階のポジション変更ができるダブルシートやプルバックハンドルなどを装備しており、シンプルな見た目に隠れた快適性を持つ、完成度の高いバイクです。
2018年のダイナファミリーとソフテイルファミリーの統合後は、ソフテイルファミリーのFXLRローライダーとして、販売されています。
■FXDLS/FXLRSローライダー Sの登場
2017年に完全新設計のエンジン「ミルウォーキーエイト」が誕生し、翌2018年にはダイナファミリーがソフテイルファミリーと統合し、新設計のモノショック型カーボンスチールフレームとミルウォーキーエイトを搭載したファミリーとなりました。
2016・17年にダイナファミリーのSシリーズとして登場したローライダーSは、統合後の2018・19年を冬眠して過ごし、2020年にソフテイルファミリーSシリーズのFXLRSローライダーSとして再登場しました。
大人気だったダイナファミリーの消滅や電動バイク、アドベンチャーバイク、ストリートファイターバイクを2019年に続々と発表したこともあり、ハーレーファンおよびダイナファミリーファンは不安を覚えていました。
そんな状況の中登場したFXLRSローライダーSは、ファンの不安を払拭するようなスタイルで、ミルウォーキーエイトエンジンを搭載し、倒立フォークや最新のソフテイルフレームを採用したことで一躍大人気となりました。
重厚感のあるソフテイルらしい走り方にプラスして、ローライダーの高い運動能力が融合しており、世界各エリアで最も人気の高いバイクとなりました。
■FXLRST ローライダーST
ローライダーSが爆発的大ヒットとなったあと2022年に登場したのが、1986年に登場したサイドバックやフロントフェアリングを装備したFXRTを彷彿とさせるFXLRSTローライダーSTです。
クラシックスタイルの外観に加えて、最新テクノロジーが凝縮された中身、さらに標準装備のサイドバックで積載能力の高さも備えました。
ローライダーの運動性能とソフテイルの積載性能、さらにフェアリングのおかげでライダーの疲労軽減にも繋がっています。
バイク業界では、発表と同時に売れることが確定しているとまで言われるほど完成度も期待度も高いバイクです。
【FXLRST ローライダーSTの装備】
現行の最上級のFXLRSTローライダーSTでは、サイドバックを装着しており、正規再生が向上しています。
ハンドルライザートップにメーターディスプレイが搭載されており、コンパクトかつ視認性抜群となっています。燃料計やインジケーターも備えており、最新鋭のメーターです。
クルーズコントロールなどの電子制御なども備えており、快適な走行に貢献します。
【FXLRST ローライダーSTのパワーユニット】
1923ccの空冷ミルウォーキーエイトエンジンを搭載。最大トルクをわずか3500回転で生み出し、発進時のアクセルワークが不要なほどです。
走行中も圧倒的なトルクで、ストレスを感じず、長距離走行での疲労感も圧倒的に軽減しています。
【FXLRST ローライダーSTのシャシー】
ローライダーSと比べても長く最適となったリアサスペンションを隠すようなソフテイルフレーム。伝統的なフレームで、外観デザインに大きく貢献し、ハーレー伝統の印象を守っています。