【ドラッグスター400クラシックの特徴】
ドラッグスター400クラシックは、1998年2月に発売したドラッグスター400の派生モデルです。400の車体をベースにフロント16インチタイヤ装着、前後ディープフェンダーの採用、専用の大型ヘッドライトなどを装備したより重厚なモデルとなっていました。
また、左右のフットペダルは専用のフットボードに変更となっていました。
■洗礼され完成したデザイン
ドラッグスター400とクラシックの相違点は各部のメッキ処理パーツの採用もあります。
このように各部にこだわった専用パーツを採用している一方、カスタムしづらいといった声も聞こえていました。逆に言うと、ドラッグスターのデザイン・スタイリングは完成していて、弄る必要性が無いとも言えます。
実際に、SRやセローと同じく、ラインナップの中で大きくデザイン・スタイリングが変更されていないモデルの一つとなっています。
■大排気量モデルと同一パーツ
ドラッグスター400クラシックは、1300ccクラスクルーザーのロイヤルスターと同一パーツも採用されています。
ヘッドライトやフラッシャーランプ、テールランプ、タンクキャップなどが同一となっています。これらのパーツを採用することで、大排気量の血を引き、より重厚感を演出することが出来ています。
■ドラッグスター400クラシックの歴史
1998年の発売後は、2001年に初のマイナーチェンジを行いました。
排ガスを浄化するエア・インダクションを装備し、環境性能の向上に貢献しました。
2004年には騒音規制対策で、新設計のマフラーを採用。またイモビライザーシステムも搭載しました。
2005年にはメーターパネルのデザイン変更や各部メッキ処理を施す等のマイナーチェンジを行いました。
2006年にはドラッグスター誕生10周年記念モデルを発売。
2008年に排ガス規制対応の為に、一度生産終了となることがアナウンスされました。
2010年に排ガス規制に対応した新モデルを発売。
このマイナーチェンジで、フューエルインジェクション化をしました。
その後は、12、14、16年の偶数年にカラーチェンジを行い、2017年をもって生産終了となりました。
【ドラッグスター400クラシックの装備】
ドラッグスター400クラシックには、ロイヤルスターと同一装備や、専用装備を多くそろえています。
盗難防止機構のイモビライザーシステムも搭載し、大型のヘッドライトで夜間の視認性も向上するなど、安全性能にも貢献していました。
【ドラッグスター400クラシックのパワーユニット】
エンジンはドラッグスター400と共通となっています。空冷4ストロークV型2気筒エンジンは、Vツインクルーザーの特徴である鼓動感を強調していました。
排ガス規制への対応で、FI化するなど環境性能はもちろん、メンテナンス性も向上しています。
【ドラッグスター400クラシックのシャシー】
Vツイン特有の鼓動感を強調する為、新設計のダブルクレードルフレームを採用しました。
高い剛性を誇り、クルーザーとしての乗り心地も重視したフレームとなりました。
足回りも専用設計や、ドラッグスター400シリーズのみの採用部品等も多く採用されています。