【クロスカブ50の特徴】
クロスカブ50は、2018年にクロスカブ110のフルモデルチェンジ時の、50cc版として登場しました。
ベースは2017年のスーパーカブ50となっており、レッグガードを廃止しました。また、ヘッドライトガードの装着やブロック調のタイヤを装着するなど、「クロス」っぽさをアピールしていました。
オフロード系の50ccカブとしては、1968年のCT50ハンターカブ以来となりました。
■熊本県とのコラボレーションモデル
2019年からは、ホンダの二輪工場がある熊本県コラボレーションをし、PRキャラクターのくまモンを車体にデザインしたモデルが発売されました。このくまモンバージョンは2022年モデルでも生産され、くまモンの認知度から全国的に人気なバリエーションとなりました。
くまモンモデルとしては、モンキー50やジョルノが先行してコラボモデルを発売していました。
■50ccモデルとしての扱いやすさの向上
前後小径の14インチタイヤを装着し、シートも足つき性向上のため、新設計を行い、軽量化及び操作性を向上させました。
【クロスカブ50の装備】
メーターは速度計・燃料計・ODOメーターとインジケーターのみシンプル設計となっています。フロントフェンダー後端には、水や泥はね等を抑えるマッドガードを装着しています。
【クロスカブ50のパワーユニット】
PGM-Fiを搭載したエンジンを採用し、高い環境性能を実現しています。軽快かつ力強い特性の空冷単気筒エンジンで街中での快適性に貢献しています。
シフトチェンジは、走行中はリターン式、停車時はロータリー式となるチェンジ機構を採用しました。
【のシャシー】
正立フォークの採用で、軽量かつ操作性が良い、50ccならではの特徴となっています。蛇腹式フォークブーツの装着によって、インナーチューブの傷防止やオフロードスタイルとしてのデザイン性にも貢献しています。
タイヤは前後14インチを装着しており、ここでも操作性の向上に貢献しています。
フレームはカブシリーズやモンキーなどで代表的な、バックボーンフレームを採用。スーパーカブ50がベースとなっており、カブならではの操作性、軽量性に貢献しました。