【イントルーダー400/クラシックの特徴】
イントルーダー400は1994年に、イントルーダークラシック400は2001年に発売されたスズキの国産クルーザーです。
1990年代のクルーザーブームで登場したイントルーダー400は、ビラーゴやレブルといった同様のスタイルが存在したため、イマイチ人気が出ずにわずか2年でデスペラード400へとモデルチェンジしました。
2001年にドラッグスタークラシックのような、クラシッククルーザーとして登場したのがイントルーダークラシック400です。他社クラシックスタイルと同様にディープフェンダーの装着やクロームメッキパーツの装着などを行っていました。
■イントルーダー400とクラシックの違い
どちらもイントルーダーシリーズとなっていますが、系譜図を見ると直系の後継ではなく、一度デスペラードというバイクを挟んでいます。
イントルーダーシリーズとはいえ、全く別のバイクと解釈するほうが簡単とも言えます。
実際の違いとしては、外観がかなり違います。同じ部分は縦置きのラジエーターくらいです。
エンジンもフレームの別となっており、ほぼ共通部品もありません。
■クラシックのビッグなボディ
イントルーダークラシック400と同時期に発売したイントルーダークラシック800と車体を共有にしており、大型クラスの車体サイズとなっています。
実際にどれくらいの大きさなのかというと、ハヤブサより400mmほど長く、ゴールドウィングより少し短いくらいの大きさとなっています。
■イントルーダーの歴史
1994年にイントルーダー400が発売し、1996年にマイナーチェンジを行いました。
内容は、タイヤサイズの変更が主な変更でした。
このモデルを最後にイントルーダー400は生産終了となります。
2001年新登場のイントルーダークラシック400は、02.03.04年にカラーチェンジを行い、2005年にマイナーチェンジを行いました。フロントフォークやフットレストを変更しました。
2006年には前後キャストホイールを採用したキャストホイール仕様を発売しました。チューブレスタイヤを使用できるようになり、タイヤ選択の幅が広がりました。
2008年のマイナーチェンジでは、平成19年排ガス規制の対応と共にFI化となりました。
その後は09.10.11.14年にカラーチェンジを行い、2014年モデルを最後に2016年をもって生産終了となりました。
【イントルーダー400/クラシックの装備】
イントルーダークラシック400は、スポークホイールの標準モデルとキャストホイール仕様の2モデルがラインナップされていることに加え、駆動方式がシャフトドライブとなっていることで、足回りのメンテナンス性が高いバイクとなっています。
クルーザーモデルかつ、年式が少し前のモデルなので、電子制御等の快適装備の採用はありませんが、シンプルでクラシカルなスタイルなので、カスタムという面でも発想が広がります。
【イントルーダー400/クラシックのパワーユニット】
スズキクルーザーとしては通例となった、水冷の4ストローク45°V型2気筒エンジンを採用しています。5速ミッションとなっています。
性能のスペック部分は他社クルーザーモデルとほぼ変わりません。
【イントルーダー400/クラシックのシャシー】
新設計のダブルクレードルフレームを採用し、王道のクラシカルスタイルを実現させています。足回りの大きな変更で、ハンドリング性能も大きく向上しており、同クラスクルーザーに追いついた形となりました。